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Yamareco

記録ID: 399028
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
栗駒・早池峰

早池峰山

2014年01月19日(日) [日帰り]
 - 拍手
chem その他2人

コースタイム

6:15峰南荘前駐車場-7:07清廉の滝-8:00うすゆき山荘8:25
-8:55河原の坊-10:10頭垢離10:25-11:28御座走り-11:56打石
-13:10山頂13:20-15:10頭垢離15:25-16:00河原の坊
-16:15うすゆき山荘16:30-16:55駐車場
天候 晴れのち雪のち曇り
過去天気図(気象庁) 2014年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
岳の峰南荘前に駐車場10〜15台(除雪状況による)
清廉の滝
2014年01月19日 07:07撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
1/19 7:07
清廉の滝
うすゆき山荘
宿泊組と合流
2014年01月19日 08:01撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
2
1/19 8:01
うすゆき山荘
宿泊組と合流
山荘前から
2014年01月19日 08:10撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
5
1/19 8:10
山荘前から
河原の坊
2014年01月19日 08:53撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
1/19 8:53
河原の坊
河原の坊から山頂方面
2014年01月19日 08:56撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
7
1/19 8:56
河原の坊から山頂方面
2014年01月19日 09:12撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
8
1/19 9:12
薬師岳
2014年01月19日 09:30撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
3
1/19 9:30
薬師岳
2014年01月19日 09:47撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
5
1/19 9:47
頭垢離
沢の先には雪崩の跡
2014年01月19日 10:10撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
7
1/19 10:10
頭垢離
沢の先には雪崩の跡
薬師岳
2014年01月19日 10:16撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
2
1/19 10:16
薬師岳
尾根上でもしばらく膝丈ラッセル
2014年01月19日 10:50撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
4
1/19 10:50
尾根上でもしばらく膝丈ラッセル
何度も振り返って薬師岳
2014年01月19日 11:01撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
1
1/19 11:01
何度も振り返って薬師岳
御座走り
2014年01月19日 11:28撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
2
1/19 11:28
御座走り
打石
2014年01月20日 21:36撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
4
1/20 21:36
打石
2014年01月19日 12:27撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
1/19 12:27
山頂
2014年01月19日 13:12撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
13
1/19 13:12
山頂
避難小屋2階入り口
1階は完全に雪の中
2014年01月19日 13:14撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
9
1/19 13:14
避難小屋2階入り口
1階は完全に雪の中

感想

会の山行で早池峰山に行ってきました。
私にとっては、アイゼン&ピッケルを使用する初めての冬山登山です。
会のメンバーのうち2名は前日うすゆき山荘に泊まりましたが、私と会長さんは仕事があったので、当日早朝出発することにしました。

家を出る頃は激しい雪が降り始めていましたが、大迫はそれほどでもなく、駐車場を出発してほどなく雪はやみ、明るくなるにつれ青空が見えるようになってきました。
長い長い道路歩きですが、前日のスキーのトレースがしっかり残っていて大変歩きやすかったです。
2時間弱でうすゆき山荘に到着。宿泊組と合流して河原の坊登山口を目指します。
登山口では山頂方面の素晴らしい景色に皆で歓声を上げしばらく眺めました。
入山後まもなく1名が足の故障で山荘に引き返しました。

樹林帯では霧氷が青空に映えとてもきれいでした。
沢に沿って進み、頭垢離まで来ると谷の前方に雪崩の跡が見えました。大きい雪崩ではもっと下の方、私たちが歩いてきたルートまで達することもあるそうで、ビーコン必携です。
尾根に向かって少し登り岩陰にスキーをデポしました。
雪が深く柔らかいのでかなり潜ります。ここでアイゼンを装着しましたが、雪が深い急な斜面でアイゼンをつけるのはなかなか大変でした。兼用靴は私だけで、登山靴よりは足が重く自由もきかないですが、靴ずれはしなかったので何とかなりました。

尾根に出てからも雪が深くしばらく膝丈ラッセルが続きました。
次第に雪が風で吹き飛ばされて岩が露出する場所も多くなってきて、アイゼンに慣れていない私にとっては大変歩きにくかったです。
御座走りまで来ると辺りはすっかりガスに覆われてきました。
急登が続き、足場も悪いのでなかなか前に進みません。
あと少しで山頂というところで、先に登頂していた盛岡の二人組が降りてきました。今日の雪は柔らかく崩れやすいので要注意だというようなことを話していました。

登山口から4時間以上かかってやっと山頂に着きました。
時間が遅くなったので、感激の余韻に浸る間もなくすぐに下山するとのことです。
ここで失敗。山荘に着いたら服を足して、サングラスをゴーグルに変えようと思っていたのが、すぐ出発と言われすっかり忘れてしまいました。

下りはとにかく慎重に一歩ずつでした。崩れやすい雪に足を取られ、疲れもあったためか何度も尻もちをついてなかなか進みません。急な危ない所は後ろ向きに降りるよう言われましたが、あまり急でないところも後ろ向きで下らなければなりませんでした。
足を滑らせると滑落してあの世行きという場所が何ヶ所もありましたが、下で見守る会長から何度もピッケルをもっとしっかり雪につきさせとか、アイゼンを雪面に蹴りつけろと檄を飛ばされながら必至で下りました。途中3人組に追い越されましたが、あっという間に見えなくなりました。

雪が激しくなってきて、次第にサングラスの中に入った雪が凍って視界不良になってきました。さらにゆっくり下ったので寒くなってきました。急斜面の連続だったので御座走りまで下ってやっとゴーグルに変え、フリースを着足すことができました。これでかなり精神的には楽になりました。

なだらかになってきても深雪に足をとられ何度も転び、お腹もすいてきたので、かなりへとへとになりながら、スキーデポ地点まで戻りました。山頂からここまで約2時間かかりました。
軽く行動食を食べ、さらにウイスキー入りミルクティー(これがかなりいける!)をいただいて元気を取り戻しました。

スキーの下山は楽々。登り返しがあるためシールはつけたままでしたが、フワフワのパウダースノーを木々の間を縫って滑るのは大変気持ちがいいです。嬉々として滑っていると、会長からはスキーだけはうまいもんなあ(スキー初心者に比べればという意味)と言われ、喜んでいいやら、情けないやら・・・かなり複雑な心境になりました。
途中メンバーの金具がずれるトラブルがあって少し時間がかかりましたが、16:00頃河原の坊に到着、シールをはがしました。
あとはうすゆき山荘に寄って、中で待っていた方々と一緒に駐車場に戻りました。

今回いろいろ反省はありますが、自分の実力以上の大変いい経験をさせていただきました。

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コメント

ゲスト
祝!早池峰登頂♪
厳冬期の早池峰山、よく日帰りで登ってきましたね。
なんか自分が厳冬期の早池峰山に登った時のことを思い出しました。
みんなプラブーツなのに自分だけ兼用靴履いて、会のみんなに連れて行ってもらった♪というのが、すっかり同じです。笑
兼用靴での登りは苦労しましたが、アイゼンを付けたら幾分楽になった記憶があります。
でも、これに懲りて、そのあとプラブーツを買い、現在も山スキーはプラブーツです。
会には素敵な先輩方がいるので、これから山行の幅が広がると思います。
頑張ってくださいね!
2014/1/23 22:40
Re: 祝!早池峰登頂♪
タラさん、ありがとうございます。
天気にもある程度恵まれ、皆に助けられながら何とか登りました。
タラさんも最初は兼用靴だったのですね。私の場合はやっとそろえた山スキー道具で簡単に買い替えるわけにはいかないですが、兼用靴は滑るのは楽ですね。あと、私の場合は兼用靴のせいで遅かったというわけでもないような気がします(基本的な体力が・・・)。
これからももっといろいろな経験を積ませてもらって、山を楽しんでいきたいと思います。
2014/1/23 23:07
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