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Yamareco

記録ID: 3992933
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
東北

傾城峠 九戸スキー場旧ゲレンデを利用して

2022年02月12日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
04:29
距離
5.6km
登り
363m
下り
352m
歩くペース
ゆっくり
1.61.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:52
休憩
0:38
合計
4:30
距離 5.6km 登り 363m 下り 362m
8:34
148
ふるさとの館くのへパークゴルフ場
11:02
11:40
84
13:04
ふるさとの館くのへパークゴルフ場
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
九戸市営スキー場近くのパークゴルフ場(冬季休業中)に車を止めた。トイレあり。
コース状況/
危険箇所等
それほど危険な場所は無いが地図に登山道表記の無いコースなので道迷い注意。ピンクテープの類も期待できないものと思って差し支えない。
その他周辺情報 登山口に「ふるさとの湯っこ」という入浴施設がある。温泉ではないが汗を流すのに便利。http://www.vill.kunohe.iwate.jp/docs/217.html
パークゴルフ場の駐車場に車を停めた。
パークゴルフ場の駐車場に車を停めた。
まっさらな雪面にトレースを刻んでいく。なんだか気持ちがいい♪
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まっさらな雪面にトレースを刻んでいく。なんだか気持ちがいい♪
林が切れている場所を目指し進む。
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林が切れている場所を目指し進む。
ここは昔リフトが通っていた跡のようだ。
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ここは昔リフトが通っていた跡のようだ。
リフト跡を利用して目的の方向へまっすぐ登っていく。ただし、上部は現役のスキー場エリアになるため途中から右手へ入りゲレンデを回避しよう。
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リフト跡を利用して目的の方向へまっすぐ登っていく。ただし、上部は現役のスキー場エリアになるため途中から右手へ入りゲレンデを回避しよう。
どこからともなくスノーシューのトレースが現れた。新しいものではないが参考にさせてもらう。
どこからともなくスノーシューのトレースが現れた。新しいものではないが参考にさせてもらう。
沢筋を横断していく足取りには迷いがない。このあたりに精通している人のトレースなのだろうか。
沢筋を横断していく足取りには迷いがない。このあたりに精通している人のトレースなのだろうか。
小さなスノーブリッジができていた。強度を確認しようとストックで突いたら崩落してしまったけど。乗らなくて良かった。
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小さなスノーブリッジができていた。強度を確認しようとストックで突いたら崩落してしまったけど。乗らなくて良かった。
沢を越えると植林地へ。このあたりは旧ゲレンデっぽい。
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沢を越えると植林地へ。このあたりは旧ゲレンデっぽい。
再びゲレンデ跡に出る。
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再びゲレンデ跡に出る。
旧ゲレンデトップに到達。ここから先は道なき道を行くことになる。
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旧ゲレンデトップに到達。ここから先は道なき道を行くことになる。
さっそくツートンが転んでいた。雪の下の切り株に蹴っ躓いたようだ。足元注意である。
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さっそくツートンが転んでいた。雪の下の切り株に蹴っ躓いたようだ。足元注意である。
気を取り直して傾城峠を目指す。明るい疎林の中を西へ。
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気を取り直して傾城峠を目指す。明るい疎林の中を西へ。
なにやら開けた場所があった。…ガードレールがあるではないか。地形図に表記は無いが道が通っていた。除雪されていたらショックだが、冬期通行止めのようだ。歩いてしか来れない。
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なにやら開けた場所があった。…ガードレールがあるではないか。地形図に表記は無いが道が通っていた。除雪されていたらショックだが、冬期通行止めのようだ。歩いてしか来れない。
作業道でもあるのか、どことなく道っぽい空間が続く。
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作業道でもあるのか、どことなく道っぽい空間が続く。
また地図に無い道が現れた。さっきの道よりは規格が低そうだ。未舗装の林道といったところか。
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また地図に無い道が現れた。さっきの道よりは規格が低そうだ。未舗装の林道といったところか。
林道が尾根を削ってしまっている。仕方がないので暫し林道のお世話になる。
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林道が尾根を削ってしまっている。仕方がないので暫し林道のお世話になる。
途中から急激に尾根が角度を増して立ち上がる。林道は横に逃げていくが我々はこのまま直進だ。
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途中から急激に尾根が角度を増して立ち上がる。林道は横に逃げていくが我々はこのまま直進だ。
…と勇ましく急斜面に突入したのだが、この斜面がエグかった。
…と勇ましく急斜面に突入したのだが、この斜面がエグかった。
二人で交代しながらトレースを伸ばしていくが、急角度の斜面とボソボソの深雪に阻まれ遅々として進んでいかない。
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二人で交代しながらトレースを伸ばしていくが、急角度の斜面とボソボソの深雪に阻まれ遅々として進んでいかない。
死ぬ思いでラッセルを続け急斜面を突破した。ここがコース中最大の難所だった。
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死ぬ思いでラッセルを続け急斜面を突破した。ここがコース中最大の難所だった。
山頂!…と言いたいところだが、ここはまだ傾城峠から伸びる支尾根の突端に過ぎない。ところで、この木の間にピンクテープを張っているのは何のおまじないなんだろうか?
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山頂!…と言いたいところだが、ここはまだ傾城峠から伸びる支尾根の突端に過ぎない。ところで、この木の間にピンクテープを張っているのは何のおまじないなんだろうか?
急登から一転、ここから300mくらいは、ほとんど平坦な尾根道が続く。
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急登から一転、ここから300mくらいは、ほとんど平坦な尾根道が続く。
尾根道はやがて山頂に向けて登りつめていく。
尾根道はやがて山頂に向けて登りつめていく。
今度こそ、山頂か!?
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今度こそ、山頂か!?
っ…! まだだったぁ!
山頂直下には意外に複雑な地形が待ち構えていた。上部には小さいながら雪庇も確認できる。
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っ…! まだだったぁ!
山頂直下には意外に複雑な地形が待ち構えていた。上部には小さいながら雪庇も確認できる。
ガードが甘そうな場所を見つけて山頂にアタック!
ここでも先達のトレースに助けられた。
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ガードが甘そうな場所を見つけて山頂にアタック!
ここでも先達のトレースに助けられた。
山頂! もっと簡単に登れると思っていたのだが思いの外苦戦した。
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山頂! もっと簡単に登れると思っていたのだが思いの外苦戦した。
藪山プレートがひっそりと。
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藪山プレートがひっそりと。
南に伸びる尾根筋には夏道があるらしい。樹木にピンクテープが巻きつけてあるのが確認できた。
南に伸びる尾根筋には夏道があるらしい。樹木にピンクテープが巻きつけてあるのが確認できた。
山頂は灌木に囲まれているので眺望はイマイチだが、少し北側に行くと展望地がある。
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山頂は灌木に囲まれているので眺望はイマイチだが、少し北側に行くと展望地がある。
展望地からは一戸の二ッ森や奥中山高原スキー場が見える。
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展望地からは一戸の二ッ森や奥中山高原スキー場が見える。
その向こうには岩手山も。
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その向こうには岩手山も。
かろうじて姫神山も見える。
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かろうじて姫神山も見える。
一方、東側は木々の隙間から九戸の里がチラ見えする程度。スキー場の喧騒も、ここまでは届いてこない。
快晴無風の穏やかな天気の下、手づくりサンドイッチとコーヒーを昼食のお供に。
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一方、東側は木々の隙間から九戸の里がチラ見えする程度。スキー場の喧騒も、ここまでは届いてこない。
快晴無風の穏やかな天気の下、手づくりサンドイッチとコーヒーを昼食のお供に。
下山時は例の急斜面も楽しい場所に早変わり。
下山時は例の急斜面も楽しい場所に早変わり。
重力と深雪に身を任せ転がり落ち…降りる。
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重力と深雪に身を任せ転がり落ち…降りる。
あっという間にゲレンデ跡まで戻ってきた。登りの苦労はなんだったのかというほどのあっけなさ。
あっという間にゲレンデ跡まで戻ってきた。登りの苦労はなんだったのかというほどのあっけなさ。
ベニマシコが現れた!
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ベニマシコが現れた!
食事に夢中で我々は眼中に無し!
可愛い姿をたっぷり拝ませてもらった。
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食事に夢中で我々は眼中に無し!
可愛い姿をたっぷり拝ませてもらった。
ゲレンデ跡を抜けると目の前に眺望が広がった。このあたりが一番景色がいいかな(笑
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ゲレンデ跡を抜けると目の前に眺望が広がった。このあたりが一番景色がいいかな(笑
パークゴルフ場が見えてくればゴールは近い。お疲れさまでした。
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パークゴルフ場が見えてくればゴールは近い。お疲れさまでした。

感想

九戸の「傾城峠」に登ってきた。「峠」と名付けられているが一つのピークである。城が傾くなどという物語性を感じる山名だが、軽く探したくらいでは謂れは発見できなかった。何か知ってらっしゃる方がいたら、ぜひ教えて下さい。
傾城峠には南北に伸びる稜線に夏道が通じているようだが、今回はあえて麓から登ってみた。九戸スキー場の旧ゲレンデを使えば山の東側からアクセスできるのではと考えたのだ。
予想は当たり山頂まで到達することはできたが、営業中のゲレンデに出ないように迂回したり地形図からは予想し難い複雑な地形に難儀したりして想定より遥かに時間と体力を要した。本当は午前はサクッと傾城峠、午後はちゃちゃっと就志森などと考えていたのだが甘かった。里山と思って舐めてかかるべきではないなぁと反省。
たぶん夏は激ヤブになるので積雪期限定のコースだ。
途中一筋のトレースが現れては消え、消えては現れ我々を導いてくれた。安直に尾根筋を辿ろうとする我々に対して、そのトレースの主は巧みなコース取りで難しい場所を避けていたようである。(あまりにも想定していた方角と違う方向へ進むので怖くて後を付いていくことができなかった)
あまり手垢が着いていなくて、なおかつ危険箇所も無く、それでいてちょっとした冒険気分を楽しむことができる、なかなか良いコースだった。もうちょっと雪が締まってから行けば、もっと楽に登ることができるだろう。

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