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記録ID: 405516
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積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

御嶽山 濁河登山口から5時間のラッセルに負けました

2014年02月10日(月) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
5.7km
登り
768m
下り
767m

コースタイム

ルートは手書きです

06:54 濁河(小坂)登山口 −13℃
07:44 巨大倒木
07:58 仙人橋
08:48 ジョーズ岩 −12℃
09:32 湯の花峠
10:04 かえる岩(蛙岩)
10:23 のぞき岩
11:40 森林限界境界線 −15℃

11:50 下山開始
12:08 昼食(森林限界から150mほど下って)
13:11 ジョーズ岩
13:29 仙人橋
13:35 巨大倒木
13:55 登山口
天候 曇り のち 薄日のさす晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道41号線飛騨小坂からスズラン高原&濁河温泉方面へ
たいへん道が細くすれ違い困難なところばかりですので気を付けてください。

山行日の朝に濁河に到着するのは、この厳冬期のまして2日前の大雪の為、非常に厳しいと思い前日の夜自宅を出発し、登山口近くで車中泊しました。
2月8日から9日にかけての豪雪で、41号線を外れた途端に路面は真っ白になり、FF車スタッドレスタイヤにチェーン装着で登山口にたどり着けたました。
コース状況/
危険箇所等
2日前の豪雪により非常に雪が深くラッセル天国でした。

○国道〜登山口までの道路
毎日除雪されていますが、降雪に追い付いていない感じがしました、FF車のスタッドレスタイヤ装着では坂が登れませんのでチェーン装着は必須でした。
登山口駐車場へあと50mが登れず、仕方なく数百メートル下ってホテルの駐車場をお借りして駐車しました。

○登山口〜森林限界
登山口にあるトイレは冬季閉鎖中ですので使用できません。
岳橋も仙人橋も積雪の高さが欄干と同じ高さまであり、橋を渡るのがなかなかスリリングでした。
積雪期のルートはトレースが無い場合不明瞭どころでは有りません、自分の位置と進む方向が分からなければ入山する事は危険です。
ほんとうに登山者が少ないルートですので、トレースは期待してはいけません。

私は本山行でラッセルの辛さに負け、森林限界境界を踏んでタイムアウトとしました、頂上へ続く稜線は目の前に有りましたが、時間の制約に引き返しました。
無雪期の登山口を知っているので迷う事はないが、はじめて此処へ来てこの景色を見たら登山口から道迷い遭難の恐れが有りそう・・・そんなわけないか
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無雪期の登山口を知っているので迷う事はないが、はじめて此処へ来てこの景色を見たら登山口から道迷い遭難の恐れが有りそう・・・そんなわけないか
登山口脇の駐車場
除雪はされているのですが、マイナス13℃の雪は滑りすぎます
チェーン装着でも此処まで登ってこれなかった
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登山口脇の駐車場
除雪はされているのですが、マイナス13℃の雪は滑りすぎます
チェーン装着でも此処まで登ってこれなかった
100m歩くことにこのような道標が出てきます

積雪期のルートが不明瞭な時はありがたい
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100m歩くことにこのような道標が出てきます

積雪期のルートが不明瞭な時はありがたい
巨大倒木が道を塞いでいる

木の右手は山、左手は沢の流れに成っているので山側に登るしかない
約5mは登らないと迂回できない
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巨大倒木が道を塞いでいる

木の右手は山、左手は沢の流れに成っているので山側に登るしかない
約5mは登らないと迂回できない
仙人橋
欄干と同じ高さまで積雪あり、滑ったら川まで落ちる恐怖感はスリル満点でした
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仙人橋
欄干と同じ高さまで積雪あり、滑ったら川まで落ちる恐怖感はスリル満点でした
摩利支天が望める
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摩利支天が望める
ジョーズ岩
やっと湯の花峠

ここまで膝上ラッセルは当たり前、浅くてスネ半分
一人でラッセルには辛すぎる
ここからもラッセルは続く
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やっと湯の花峠

ここまで膝上ラッセルは当たり前、浅くてスネ半分
一人でラッセルには辛すぎる
ここからもラッセルは続く
帰りたい・・心はすでに折れている

看板はありますが、岩は雪に埋もれて掘り出す事も出来ませんでした
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帰りたい・・心はすでに折れている

看板はありますが、岩は雪に埋もれて掘り出す事も出来ませんでした
やっと2000m来た?
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やっと2000m来た?
のぞき岩
やっと森林限界に出た

乗鞍岳が良く見えた
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やっと森林限界に出た

乗鞍岳が良く見えた
乗鞍の左手に笠ヶ岳も見える
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乗鞍の左手に笠ヶ岳も見える
白山が見えたんですが・・・見えませんか?
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白山が見えたんですが・・・見えませんか?
摩利支天
今日登るはずだった冬ルート
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今日登るはずだった冬ルート
五の池小屋の屋根が・・・見えません
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五の池小屋の屋根が・・・見えません
仙人橋
また恐怖の平均台渡りがやってきた
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仙人橋
また恐怖の平均台渡りがやってきた
登山口の案内

やっと帰ってきた感がすごくありました
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登山口の案内

やっと帰ってきた感がすごくありました
帰りに見つけた注意標識

たしかに滑りまくりでした
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帰りに見つけた注意標識

たしかに滑りまくりでした
御嶽山全景
あいにく頂上は雲の中
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御嶽山全景
あいにく頂上は雲の中

感想

厳冬期、積雪期の濁河ルートからどうしても御嶽山に登ってみたい!
昨年ヤマレコの山行記録を見てからずっと頭の中に有ったイメージが今日いよいよ具現化され、希望が現実になった。

実際の山行は、2日前の大型の南岸低気圧がもたらしたドカ雪は御嶽山にもまんべんなく降った様で、ラッセルを堪能するには十分な日だった。
雪の深さはスネの半分は浅い方で膝までの深さが普通な感じ、時には股の深さまで、一人の力では限界を感じた。

ラッセルは山行計画の時間割をすべて白紙に戻してくれた、おかげで昨年夏に1時間で駆け抜けた登山道を5時間もラッセルに費やす事となり、飛騨頂上の五の池避難小屋の様子を見に行く計画は次回に持ち越しとなってしまった。

荒島岳、恵那山と楽に登らせて頂いていたが、そうそうやさしい山行ばかりでは無いときづかされた楽しい山行でした。

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