槍ヶ岳 上高地〜てっぺん〜新穂高
コースタイム
平湯 10時着
10時40分上高地着
11時40分明神池着休憩と昼食
12時20分明神池出発13時10分徳沢着
13時20分徳沢出発14時10分横尾着
14時20分横尾発16時20分槍沢テント場着
2010年8月5日6時25分槍沢テント場発 7時9分槍沢とりつき
9時44分最後の水場
10時23分岩窟
12時12分槍の肩 テント場
2010年8月6日6時20分槍の肩
6時43分槍 山頂
7時20分槍の肩
8時頃飛騨沢から下山
9時30分飛騨沢樹林帯に突入
12時40分滝谷入り口
15時30分新穂高温泉へ下山
天候 | 晴れ?やったかな |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
上高地から横尾まではだらだら歩きでなんだか疲れるゾーン 上高地から明神までの左岸は人が多くて右岸を歩いてしまうゾーン 槍の肩からてっぺんまでが気をつかうゾーン 飛騨沢は登山者少ないが、そのために獣の気配に気を使うゾーン 飛騨沢は上高地側ほど小屋がないので下山中飽きてくるゾーン |
写真
感想
(記憶とメモにたよって記録しています)
夏の遠征、さあいずこへ。
いろんなところから見えているにくいあいつ。テントをかついでえっさほっさ。
日程的に縦走なしで上り下り、槍ヶ岳のみ、けど同じ登山道を帰ってくるのもな〜、中岳から天狗原経由で降りてこようっと。
期待に胸を膨らませ、上高地到着が午後になれば横尾までとしながら、できることなら槍沢まで行っておきたかったので早朝に自宅を出発し高山から平湯のあかんだな駐車場へ。そこからバスに乗り換え10時40分上高地に到着。普通の人なら余裕で槍沢に行けるでしょうが、そこは亀足鈍足なため、横尾14時30分までで最終決断とし出発。上高地の売店で本日の夕食となる弁当を購入。これが重いこと重いこと。早くも横尾どころか徳沢で終了の予感を漂わせながら第一ポイントの明神へ。
そろそろ昼食でもとろうかという理由をつけて休憩。カレーを注文し、ちょっとまったりしそうな気持ちをふりしぼり、しんぼう、がまん、しんぼう、がまんとつぶやきながらもくもくと足を動かしなんとか第二ポイントの徳沢へ。この辺りまでは上高地の華やいだ雰囲気を漂わせながら、いよいよ登山エリアへと突入!!いざいざいざ!!!
ここから横尾までは実測50分くらいやったなと時計を見ると予定時間には間に合いそうやけど、あのときはこんなに荷物多くなかったよな。ぎりぎり?
しんぼう、がまん、しんぼう、がまん、常念岳が見えだして、ああそろそろ横尾、ここでおしまいにしようかな、いやいや、しんぼう、がまん、しんぼう、がまん、見覚えのあるキャンプ場、ああ見覚えのある山荘、横尾に着いた〜。
橋を渡れば涸沢、穂高へと。今日は渡らずに直進。時間は14時20分、ぎりぎりやん。けど、ここまで来たらあともうちょっと、しんぼう、がまん、しんぼう、がまん。
もくもくと肩の痛みに耐え、なんとかかんとか槍沢ロッジ到着するも、テント場はまだここから約30分先。とりあえずここで受付を済まし、ひ〜いッ、ひ〜いッ。テント場のババ平到着。ぼ〜っとする暇もなくとりあえずテントを張って、上高地で購入した重い重い弁当を流し込み、お隣さんと交換しあったアルコールもほんの少しだけ口を付け、そうそうに睡眠。
翌日起きれば良い天気。めざせあのトンガリへ。しかしスタートの時点ではめざすトンガリはまだ見えず、見えるのは人の列のみ。気持ちは勢いよく、しかし体がああああ。しんぼう、がまん、しんぼう、がまん。とちゅう、どれだけの人にごぼう抜かれたことでしょう。
天気が良くなれば標高が高くても暑いものは暑い。水、水。たぶん2リットルくらいは消費したような。水場ごとに水を供給。水場があってよかった。ようやく槍も見えだし、しかしまだまだその距離はあるようで。ジグザグにつけられた登山道の角ごとで一服を重ねつつなんとか肩に到着。
槍ヶ岳山荘の空室ありのお知らせを横目で見ながらテント場へ、早い時間に到着できたので槍ビューの一等地を確保。山頂踏む気もなくビールで祝杯をあげる。
テントを広げながら、3000メートルオーバーのため頭がくらくらし空気の薄さを実感する。いつも3000メートルオーバーに泊まるときは一旦2400〜2700メートルくらいのところで高度順応してから登るけど、考えれば、一発で登ってきてしまったことに気づくも時すでにおそし。軽い高山病。食欲不振、頭痛がする。幸い周りはお花畑、時間も早いしのんびり、まったり体を休めましょう。
次の日、起床、顔はムクんでるけど、頭痛も癒え、食欲ももどり、高度順応できたので安心して山頂アタック。
この日は雲海もすごく、むこうの方には富士山がみえ、朝日が見事に昇ってくれた。
いよいよ山頂へ。今回一番緊張するゾーンへ突入。ただ、足がかりや手がかりがしっかりしてるので焦らずしっかりと昇れば大丈夫。と知識では分かっているんですが、なんせ高所恐怖症、それなりに高度感満載でびびります。
いよいよ三日がかりで山頂に到着、そこは噂どおりのわずかなスペース、へたれな私はへっぴり腰で写真をとります。三日もかけたのにわずか5分ほどで下山にかかります。登りは上を見ながら登りますが、下りは当然下を見ながら降りるわけで、高所恐怖症の私にはこれがきつい。ずるっといったらああなってこうなって•••ああ〜。しんぼう、がまん、しんぼう、がまん。なんとか肩に生還。
では帰りますか。当初の予定では天狗原経由だったのですが、何となく飛騨側が気になり、あかんだな駐車場に車を置いているので新穂高からもバス出てたからええか。予定変更。飛騨沢を下山することにしましょう。
お花畑をくだり、森林限界をもどり、周りの景観が樹ばかりになるとだんだんと飽きてきました。途中に三日目の私たちが、日帰りで槍に登頂中のトレランマンに追い抜かれそれ以外にほとんど人と合うこともなく、獣が出そうな雰囲気。鈴もかんじんな時はぴたっと鳴り止むし、ラジオも樹林帯で電波を拾わんようになり、仕方がないから、歌いながら降りる始末で、なんとか新穂高に到着。途中で抜きつ抜かれつしたおっちゃんと「長かった〜。」と声をあわせて、無事を喜ぶ。
平湯に戻り温泉で垢をしっかりおとして帰宅しました。
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