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記録ID: 418608
全員に公開
講習/トレーニング
谷川・武尊

谷川岳

2014年03月08日(土) 〜 2014年03月09日(日)
 - 拍手
GPS
12:11
距離
6.3km
登り
290m
下り
327m

コースタイム

8日 10:20天神平-12:30雪訓場所
9日 13:30雪訓場所-14:10天神平
天候 8日:雪
9日:快晴
過去天気図(気象庁) 2014年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
スタッフは自家用車で、講習生は上毛高原駅からバスで、それぞれロープウェイの駅まで来ました。
コース状況/
危険箇所等
少し日にちが経ったのであくまでも参考程度ですが、8日〜9日は雪が多かったです。ゲレンデ脇に雪崩の跡と思しきところもありました。
天神平で準備中
2014年03月08日 10:29撮影 by  DSC-TX30, SONY
3/8 10:29
天神平で準備中
2014年03月08日 10:29撮影 by  DSC-TX30, SONY
3/8 10:29
2014年03月08日 10:29撮影 by  DSC-TX30, SONY
3/8 10:29
ようやく雪訓スポットに到着です。
雪洞は南西斜面(向かって左側)に掘りました。
この日は雪洞掘りで終わりました。
2014年03月08日 12:26撮影 by  DSC-TX30, SONY
3/8 12:26
ようやく雪訓スポットに到着です。
雪洞は南西斜面(向かって左側)に掘りました。
この日は雪洞掘りで終わりました。
2日目はいい天気。
2014年03月09日 07:53撮影 by  DSC-TX30, SONY
3/9 7:53
2日目はいい天気。
2014年03月09日 07:54撮影 by  DSC-TX30, SONY
3/9 7:54
2014年03月09日 07:54撮影 by  DSC-TX30, SONY
3/9 7:54
ちょっとムリそうなので山頂は次回のお楽しみに。
2014年03月09日 07:54撮影 by  DSC-TX30, SONY
3/9 7:54
ちょっとムリそうなので山頂は次回のお楽しみに。
そばで雪洞を掘っていたパーティーががんばってます。
2014年03月09日 08:01撮影 by  DSC-TX30, SONY
3/9 8:01
そばで雪洞を掘っていたパーティーががんばってます。
2014年03月09日 08:02撮影 by  DSC-TX30, SONY
3/9 8:02
懸垂下降の練習中。
2014年03月09日 10:43撮影 by  DSC-TX30, SONY
3/9 10:43
懸垂下降の練習中。
捜索の練習中。
以下だいたい同じです。
2014年03月09日 10:59撮影 by  DSC-TX30, SONY
3/9 10:59
捜索の練習中。
以下だいたい同じです。
2014年03月09日 10:59撮影 by  DSC-TX30, SONY
3/9 10:59
2014年03月09日 11:10撮影 by  DSC-TX30, SONY
3/9 11:10
2014年03月09日 11:17撮影 by  DSC-TX30, SONY
3/9 11:17
2014年03月09日 11:28撮影 by  DSC-TX30, SONY
3/9 11:28
2014年03月09日 11:29撮影 by  DSC-TX30, SONY
3/9 11:29
2014年03月09日 11:30撮影 by  DSC-TX30, SONY
3/9 11:30
2014年03月09日 12:16撮影 by  DSC-TX30, SONY
3/9 12:16
2014年03月09日 12:17撮影 by  DSC-TX30, SONY
3/9 12:17
2014年03月09日 12:20撮影 by  DSC-TX30, SONY
3/9 12:20
2014年03月09日 12:21撮影 by  DSC-TX30, SONY
3/9 12:21
アタックしたパーティーはそろそろ山頂に着いたでしょうか。
2014年03月09日 12:32撮影 by  DSC-TX30, SONY
3/9 12:32
アタックしたパーティーはそろそろ山頂に着いたでしょうか。
全身が雪にまみれてしまえば怖いものはありません。
2014年03月09日 13:26撮影 by  DSC-TX30, SONY
3/9 13:26
全身が雪にまみれてしまえば怖いものはありません。

感想

1 はじめに
日本山岳会YOUTH CLUB主催の本年度の雪山入門教室の第3回は谷川岳でした
(第1回は金峰山、第2回は八ヶ岳の硫黄岳(第2回はnamemaniaは不参加でした。))。
谷川岳(今回はトマの耳)登頂を狙いつつ、雪洞掘りを含めた雪上訓練を行うことが、
今回の雪山入門教室の目的でした。
なお、講習生は17名、スタッフはプロガイド2人を含めて10名でした
(ただし、スタッフのうち1名は神奈川大学山岳部のスタッフでもあり、
主としてすぐそばで合宿をしていた神奈川大学の学生を指導していました。)。


2 概要
(1)当初の計画
当初の計画は以下のとおりでした。

ア 8日
スタッフが8時ころロープウェーで天神平に上がって雪訓に適した場所を押さえ、10時ころ講習生と合流して雪洞を掘り、13時ころから16時ころまで雪訓

イ 9日
5時起床6時発でトマの耳に登頂して10時ころ雪洞に帰着し、15時ころまで雪訓をしてから下山

(2)実際の行動
ア 8日
悪天候のためロープウェーがなかなか動かず、ロープウェーの土合口駅で足止めを食らいました。
天神平ではスノーボードの大会があったようで、ゲレンデの外を歩くよう特に指示があったようです。
が、天神平駅から少し行ったところで、雪崩の痕と思しきところが(なお、ゲレンデのすぐ脇です。)。
弱層テスト等をして、通行可能と判断できたので足早に通過しました。

出だしからそのような塩梅だったため、雪訓場所への到着は12時半くらいになりました。
それから雪洞掘りです。だいたい様になったのが15時半ころ。
雪訓をやる時間はなく、講習生はそのまま雪洞で過ごしたようです。

namemaniaはもっぱら自らの雪洞内で過ごしたため、他の雪洞の状況は分かりませんが、
namemaniaの雪洞は、まったりしつつ水を作ったり晩ご飯の準備を行ったりし、
19時ころから晩ご飯にしました。
みな(含namemania(!))雪洞掘りが初めてであるのみならず、
namemania以外は冬山のテント泊の経験もなかったようです。
思いつく限りはテント泊の流儀を話したつもりですが、
1回で覚えられるはずもないので、どんどん経験を積んでほしいところです。
皆さん雪洞掘りで疲れたようで、晩ご飯後すぐに消灯でした。
一人で起きていても仕方がないので、namemaniaもさっさと寝ました。

イ 9日
8日の晩に雪が降り続いたため、ラッセルを強いられる可能性があったこと
(朝一で出た別パーティーがどうやら昼ころに漸くトマの耳にたどり着けたようです。)、
雪崩の危険がないとはいえないこと、および、大人数だったので
機敏な行動ができないとのプロガイドの判断から、
山頂アタックは中止して13時30分ころまで雪訓を行いました。

前回の硫黄岳で雪訓を実施していたので、硫黄岳参加者と不参加者とに分けて雪訓を実施しました。
namemaniaは硫黄岳参加者組に付いていましたが、この組は弱層テスト、
懸垂下降、フィックス通過ならびにビーコンおよびプローブを使っての探索訓練を行いました。
硫黄岳不参加者組は滑落停止の練習もしていたようです。
雪訓終了後は、ゲレンデの脇を通って天神平の駅へ行き、ロープウェーで下山して解散しました。


3 感想
トマの耳アタックができなかったのは残念ですが、天候が原因なので仕方がないところではないでしょう。
山は逃げないので、講習生の皆さんには、ぜひ実力を付けて、いずれアタックしていただければと思っています。
雪訓に対する感想は以下のとおりです。

(1)雪洞
隣の雪洞は翌朝には天井が少し下がってきていたようですが、
namemaniaの雪洞はそういうことがなく、
CL自身が雪洞デビューだった割にはよかったのではないかと思っています。

(2)弱層テスト
幸か不幸か雪訓の時間は豊富だったため、プロガイドの説明を聞くだけでなく
実際に各人でテストを行うことができました。全員を見たわけではありませんが、
見ている限りでは、皆さん弱層の確認をできていました。

(3)懸垂下降
緩斜面での懸垂下降の練習だったので、ATCやエイト環がなかなか動かず、
動かすことで必死になってしまった講習生もいましたが、これは仕方がないでしょう。
ATCやエイト環でもしっかり止められるということを体験できたといい方向に考えておくことにしましょう。

(4)フィックス通過
namemaniaはフィックス通過の箇所をすぐそばからは見ていなかったのですが、
ちょっと手間取りつつもできていたように思えます。

(5)探索
トレースの脇で訓練をしていたため、他の登山者のビーコンに反応することもありましたが、
おおむねきちんとできていたように思われます。
ビーコンの反応のみに気を取られてしまう場面もありましたが
(遺留品代わりに手袋をデポしたとき、全く目をやらずにビーコンの反応のみを追いかける等)、
さすがに今の段階からそちらに気を配ることは酷かも知れません。

(6)全体的に
偉そうに能書きを垂れるレベルでは凡そないのですが、
皆さんとても真剣に練習をしていました。
是非これからも研鑽を積んで安全な雪山山行を楽しんでもらえればと思っております。

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