ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 42052
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

両神山(敗退)

2009年07月04日(土) 〜 2009年07月05日(日)
 - 拍手
GPS
21:39
距離
14.8km
登り
1,203m
下り
1,183m

コースタイム

7/4 坂本10:40→10:52登山口→12:22大岩→14:10八丁トンネル分岐→14:26八丁峠(ビバーク)
7/5 八丁峠5:00→5:15行蔵坊手前(リタイヤ地点)→5:30八丁峠→6:42大岩-(林道経由)→8:19坂本
天候 曇り→雨→曇り
過去天気図(気象庁) 2009年07月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
両神山の「裏ルート」八丁尾根を登ろうとしたのですが、体力不足により途中で断念しました。

天候不順、ルートロストでリタイヤしたことはあったのですが、純粋な体力不足で撤退を余儀なくされたのは今回は初めてなのでちょっぴりショック…やっぱりトレーニングをさぼるとロクなことにはなりませんね。明日から心を入れ替えます。

【コース状況】
・坂本から八丁峠のルートは、ところどころコースが不明瞭。かつ、沢沿い&軟らかく崩れやすい地質なので、少しでも違和感があったら冷静に周囲を観察しないと知らないうちに危険な状況にハマってしまいそう。とりあえず赤テープは途切れることが無いので、テープを頼りに。
両神山へのアクセスはなかなかディープ。まず西武秩父駅からバスで小鹿野町役場へ。

そこからさらにバスを乗り換え、坂本へというバス2段乗り換えになります。
2009年07月04日 09:30撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/4 9:30
両神山へのアクセスはなかなかディープ。まず西武秩父駅からバスで小鹿野町役場へ。

そこからさらにバスを乗り換え、坂本へというバス2段乗り換えになります。
坂本集落。この日は曇り空でしたが夏相応に気温も高く、風も適度にあり、山登りには悪くないコンディションでした。
2009年07月04日 10:15撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/4 10:15
坂本集落。この日は曇り空でしたが夏相応に気温も高く、風も適度にあり、山登りには悪くないコンディションでした。
坂本から車道(国道299号)を10分少し登ると、両神山登山口の目立つ看板とともに、登山口があります。
2009年07月04日 10:30撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/4 10:30
坂本から車道(国道299号)を10分少し登ると、両神山登山口の目立つ看板とともに、登山口があります。
登山口入ってすぐにある浄水施設。
2009年07月04日 10:32撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/4 10:32
登山口入ってすぐにある浄水施設。
最初はこんな感じの、広くてよく均された道。
2009年07月04日 10:34撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/4 10:34
最初はこんな感じの、広くてよく均された道。
この沢に出るところが最初の迷いポイント。すぐそばにある、土石流?で埋められた支沢で道が分断されているだけなんだけど、結構分かりにくくなっていた。
2009年07月04日 11:00撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/4 11:00
この沢に出るところが最初の迷いポイント。すぐそばにある、土石流?で埋められた支沢で道が分断されているだけなんだけど、結構分かりにくくなっていた。
ここも迷いポイント。正解は、沢には目もくれず岸辺をトラバースなんだけど、ここも大きな崩壊で道が分断されていてわかりんくい。
2009年07月04日 11:08撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/4 11:08
ここも迷いポイント。正解は、沢には目もくれず岸辺をトラバースなんだけど、ここも大きな崩壊で道が分断されていてわかりんくい。
よさげな滝。道は終始沢沿いなので、水には困りません。
2009年07月04日 11:15撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/4 11:15
よさげな滝。道は終始沢沿いなので、水には困りません。
おそらく林業用?のモノラックが。
2009年07月04日 11:17撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/4 11:17
おそらく林業用?のモノラックが。
こんな感じで、岩がごろごろな場所もある…一応赤テープがあったので、間違いではないと思う…この時点ではまだ。
2009年07月04日 11:18撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/4 11:18
こんな感じで、岩がごろごろな場所もある…一応赤テープがあったので、間違いではないと思う…この時点ではまだ。
たぶんこの赤テープのあたりで右岸(写真左側)にとりつくのが正解だったと思う。気づかず突進したおかげで…
2009年07月04日 11:24撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/4 11:24
たぶんこの赤テープのあたりで右岸(写真左側)にとりつくのが正解だったと思う。気づかず突進したおかげで…
この写真の沢床からここ(撮影位置)まで直登するはめに。無駄に体力を消耗…
2009年07月04日 11:31撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/4 11:31
この写真の沢床からここ(撮影位置)まで直登するはめに。無駄に体力を消耗…
大岩手前、林道をかすめます。いざというときのエスケープルート。というか翌日実際使うことになるんですが^^;
2009年07月04日 12:03撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/4 12:03
大岩手前、林道をかすめます。いざというときのエスケープルート。というか翌日実際使うことになるんですが^^;
大岩のほこら。おそらく、祠の背後にあるのが大岩。
2009年07月04日 12:06撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/4 12:06
大岩のほこら。おそらく、祠の背後にあるのが大岩。
大岩から1kmほど登ったところ、これが八丁峠まで実質最後の水場となります。
2009年07月04日 12:36撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/4 12:36
大岩から1kmほど登ったところ、これが八丁峠まで実質最後の水場となります。
ここでも迷った。必死で正規ルートに戻った記憶はあるのだけど、どう迷ってどう復帰したかはさっぱりわからんちん。
2009年07月04日 13:04撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/4 13:04
ここでも迷った。必死で正規ルートに戻った記憶はあるのだけど、どう迷ってどう復帰したかはさっぱりわからんちん。
大岩から八丁峠まで、登るにつれ傾斜はどんどんきつくなっていきます。2つ上の写真の水場から、この合流地点までの間はかなりの苦行。登っても登っても着かないんだもん…

2009年07月04日 13:49撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/4 13:49
大岩から八丁峠まで、登るにつれ傾斜はどんどんきつくなっていきます。2つ上の写真の水場から、この合流地点までの間はかなりの苦行。登っても登っても着かないんだもん…

次第にガスってきました。
2009年07月04日 13:56撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/4 13:56
次第にガスってきました。
コースタイム2時間40分を、3時間40分もかけて八丁峠に到着。これからが本番だというのにへとへとのボロボロでとても両神山まで辿りつけそうになかったので、今日はここでビバークすることに。
2009年07月04日 14:05撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/4 14:05
コースタイム2時間40分を、3時間40分もかけて八丁峠に到着。これからが本番だというのにへとへとのボロボロでとても両神山まで辿りつけそうになかったので、今日はここでビバークすることに。
「展望台」といいつつ木が生い茂って何の展望もありませんでした。一応テーブルがあったので、その上に寝させてもらいましたw

テントなんて持ってなかった(清滝小屋泊まりの予定だった)ので初めての野宿だったわけですが、月が明るかったせいか結構安心して眠れました。
2009年07月04日 14:07撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/4 14:07
「展望台」といいつつ木が生い茂って何の展望もありませんでした。一応テーブルがあったので、その上に寝させてもらいましたw

テントなんて持ってなかった(清滝小屋泊まりの予定だった)ので初めての野宿だったわけですが、月が明るかったせいか結構安心して眠れました。
翌朝。樹林の間から御来光が垣間見えました。
2009年07月05日 04:37撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/5 4:37
翌朝。樹林の間から御来光が垣間見えました。
上を見上げると青空が。晴れているもよう。

昨日の夜、「明日は撤退しようか、それとも前進しようか」と逡巡していたのですが、この青空を見て前進することに決定。
2009年07月05日 04:37撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/5 4:37
上を見上げると青空が。晴れているもよう。

昨日の夜、「明日は撤退しようか、それとも前進しようか」と逡巡していたのですが、この青空を見て前進することに決定。
ブレてますけど朝の八丁峠。
2009年07月05日 04:40撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/5 4:40
ブレてますけど朝の八丁峠。
ガイドブックによると、鉱石運搬架線の支柱跡だそうです。

山中で見るこういう遺構ってなんか好きです。
2009年07月05日 04:42撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/5 4:42
ガイドブックによると、鉱石運搬架線の支柱跡だそうです。

山中で見るこういう遺構ってなんか好きです。
この鎖場から、「八丁尾根」が始まることになります。
2009年07月05日 04:51撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/5 4:51
この鎖場から、「八丁尾根」が始まることになります。
上の鎖場を上りきったところから、南西側を見ての一枚。これが結局今回唯一の眺望となりました。
2009年07月05日 04:54撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/5 4:54
上の鎖場を上りきったところから、南西側を見ての一枚。これが結局今回唯一の眺望となりました。
同じ場所から、八丁峠方面を振り返って。早くも稜線下はガスってきてるようでした。
2009年07月05日 04:54撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/5 4:54
同じ場所から、八丁峠方面を振り返って。早くも稜線下はガスってきてるようでした。
2本目の鎖場…なんですが、やっぱり昨日の疲れがとれていないのか、この時点でもうヘトヘト状態に。

この先も何度となく鎖場が出てくるはずで、こんな状態じゃあ途中で動けなくなるかも…しばらく考えたものの、ここで撤退を決断。
2009年07月05日 04:56撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/5 4:56
2本目の鎖場…なんですが、やっぱり昨日の疲れがとれていないのか、この時点でもうヘトヘト状態に。

この先も何度となく鎖場が出てくるはずで、こんな状態じゃあ途中で動けなくなるかも…しばらく考えたものの、ここで撤退を決断。
撤退ルートは、八丁峠を通り、大岩まで引き返す(水が心許なかったので、八丁トンネルに下りるルートは車道まで最短ながら却下)。大岩から林道にエスケープし、坂本へ下る、というもの。
2009年07月05日 05:51撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/5 5:51
撤退ルートは、八丁峠を通り、大岩まで引き返す(水が心許なかったので、八丁トンネルに下りるルートは車道まで最短ながら却下)。大岩から林道にエスケープし、坂本へ下る、というもの。
大岩までの下りでは脚の踏ん張りが利かず2度も転倒。転倒なんて(雨で泥流化した登山道とかを除いて)山登りを始めたころにして以来だったので、絶望的に体力が落ちてるのを痛感。
2009年07月05日 06:25撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/5 6:25
大岩までの下りでは脚の踏ん張りが利かず2度も転倒。転倒なんて(雨で泥流化した登山道とかを除いて)山登りを始めたころにして以来だったので、絶望的に体力が落ちてるのを痛感。
林道に脱出し、3キロほどゆるく下ります。
2009年07月05日 06:28撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/5 6:28
林道に脱出し、3キロほどゆるく下ります。
登山道ははるか下に。車道は勾配を抑えるため山腹を大きく回りこんで下っていきます。その分距離は長いけど、足元に気を使わず歩けるので今はこっちのほうが嬉しい。
2009年07月05日 06:52撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/5 6:52
登山道ははるか下に。車道は勾配を抑えるため山腹を大きく回りこんで下っていきます。その分距離は長いけど、足元に気を使わず歩けるので今はこっちのほうが嬉しい。
国道299号に合流。ツーリングのバイクやドライブの車が多く行き交ってました。

ここから坂本までは、ぐねぐね折れ曲がった道を5km弱。登山道なら2.4kmなのでおよそ倍の距離になります。
2009年07月05日 07:01撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/5 7:01
国道299号に合流。ツーリングのバイクやドライブの車が多く行き交ってました。

ここから坂本までは、ぐねぐね折れ曲がった道を5km弱。登山道なら2.4kmなのでおよそ倍の距離になります。
路傍にはアジサイ並木(?)が。ものすごい数でしたよ。
2009年07月05日 07:08撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/5 7:08
路傍にはアジサイ並木(?)が。ものすごい数でしたよ。
微妙にピンがきてないですが一応アジサイのアップ。
2009年07月05日 07:10撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/5 7:10
微妙にピンがきてないですが一応アジサイのアップ。
坂本集落が見えてきた…ってこの高低差ww
2009年07月05日 07:20撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/5 7:20
坂本集落が見えてきた…ってこの高低差ww
詳しくはわかりませんが「二子山西岳」への登り口がありました。
2009年07月05日 07:28撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/5 7:28
詳しくはわかりませんが「二子山西岳」への登り口がありました。
昨日登り始めた登山口付近から。曇りながらも青空もときおり見えていました。
2009年07月05日 07:51撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/5 7:51
昨日登り始めた登山口付近から。曇りながらも青空もときおり見えていました。
坂本集落へ帰着。ちょうどバスが待っていたので飛び乗って、昼過ぎには帰宅しました。
2009年07月05日 07:56撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/5 7:56
坂本集落へ帰着。ちょうどバスが待っていたので飛び乗って、昼過ぎには帰宅しました。
撮影機器:

感想

最初に書いた通り体力不足による敗退ということで、ひとえに日頃の不摂生が祟ったなあという思いです。

しばらくは山は自重して、「体重を落とす」「筋力をつける」をある程度達成できたらもう一度挑戦したいと思います。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:5063人

コメント

両神山
takmakiさん、はじめまして

私も坂本まで逆から行きましたが、坂本から歩くのは大変そうですね・・・次回、良い天気になるといいですね!
2010/5/29 9:18
>araigengaさん
こんにちは、コメントありがとうございます。
そうですね、なにげに高低差ありますしねー。

>次回、良い天気になるといいですね!
ありがとうございます!araigentaさんもよい山行を!
2010/5/29 10:49
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら