鳴谷山を登っていたら熊に怒られました。
コースタイム
- 山行
- 5:48
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:48
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大嵐山・鳴谷山への林道は通行止めです。 |
写真
感想
白山を眺めようと鳴谷山へ。
鳴谷山への林道は通行止め、ということは知っていたので、手取ダムのほとりに車をとめて山チャリで登山口に向かいました。
最近肩があがらない私にとって、自転車を担いで道路わきの藪に入ったり土砂の上を登ったりすることは大変な試練でした。
長い冬を超え、全く踏まれていない登山道は想像どおり荒れていて、雪が残っていることもあり不明瞭なところが多くありました。
元の自然の姿に戻ろうとしていて、人が歩いてこそ道ができるということを改めて思いました。
倒木を乗り越え、乗れないところは藪漕ぎ、いつもの鳴谷山よりかなり難易度が高かったです。
砂御前山との分岐点がある尾根道は笹がかぶるものの足元さえ気を付ければ歩きやすかったです。
立派なサンカンスギを超え山頂まであと2キロ、1時間ほどで到着できるところで熊の唸り声が聞こえてきました。
まるでハーレーのエンジン音のようなお腹に響く重低音の「ヴー」。
進行方向から聞こえて、笹に隠れて姿は見えないけれど明らかに僕を威嚇しています。
立ち止まり耳を澄ませ早く逃げないかなと笹の動きを観察するのですが、笹は動かず唸り声だけが続きます。
ここまでいくつも難関を乗り越えてきたのに手に負えないラスボスが現れたような気分。
さっさと帰れと怒られている気がして、まだ距離があるうちに引き返すことにしました。
今まで何回か登った鳴谷山の中でもとびきり印象深い山行となりました。
撤退したのも初めてですし。
今回、鳴谷山が気になっている方もいらっしゃるかと思い記事にしました。
私の感想としては安全に歩けるようになるまで他のお山を愉しまれた方が良いと思っています。
あまり人が来ない山域は熊の存在感も大きくなっています。
現在林道が土砂崩落による通行止めで、近くて遠い存在の鳴谷山。
またいつかのんびり歩いてみたいです。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する