記録ID: 4327481
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ハイキング
富士・御坂
吉田胎内樹型
2022年05月24日(火) [日帰り]


- GPS
- --:--
- 距離
- 2.0km
- 登り
- 30m
- 下り
- 47m
コースタイム
天候 | はれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
ガイドさんの案内 分岐に標識のない場所もあり、 迷うと大変なことに… |
写真
感想
今から1000年以上も前の937(承平7)年の富士山の噴火の際に流出したとされる溶岩流の東端に形成された吉田胎内。いくつもの樹木が重なり合って複雑な樹型を作り、その形から女性の胎内に例えられ、安産祈願の対象ともなり、胎内信仰に繋がった。また内部に入り祈り、また出てくることによって、生まれ変われる、身が清められるなどと信じられてきた。吉田胎内は富士山を訪れた修行者たちから祈りの対象となり、富士講の講者や御師たちによって守られ、現在も一年に一度、吉田胎内祭が開かれ、一般公開され内部を見学することができる。また、周囲に点在する60以上の樹型を含めた吉田胎内樹型群として、国の天然記念物に指定されている。
溶岩が流れ下る際に樹木を取り込んで固化し、燃えつきた樹幹の跡が空洞として遺存した洞穴を溶岩樹型と言う。
そのうち、内部の形態が人間の内臓を刳り抜いた胎内に似たものが「御胎内」と呼ばれて信仰の対象となり、「胎内巡り」と称して洞内を巡る信仰行為が行われるようになった。
吉田胎内樹型及び船津胎内樹型は、吉田口登山道に近接して存在したことから、
多くの富士講信者によって重視され、一連の霊地として位置付けられた。
胎内巡りを行う富士講信者は、登拝の前日に「御胎内」を訪れ、
洞内を巡って身を清め、その後、御師住宅に戻って、翌日の登拝に備えた。
富士山の北麓に位置する吉田胎内樹型は、1892年に富士講信者によって発見され、巡礼の場となった溶岩樹型。
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