裁縫をして巣を作る鳥セッカと夏の花々

2022年06月28日(火) [日帰り]

• GPS: 06:30
• 距離: 29.7km
• 登り: 331m
• 下り: 324m

天候

腫れ

アクセス

利用交通機関：

自転車

写真

今日は八王子浅川にセッカを求めてやって来ました　草を縫い合わせて巣を作るセッカ(出所：NHKダーウィンが来た)

浅川の河原に下りていくとタケニグサ(竹似草)　花は下から徐々に開花していくので未だ咲き始めです

河原にはキダチコマツナギ(木立駒繋ぎ)が沢山咲いていて時々セッカ(雪加)が立ち寄ります

セッカは河原の中の草むらの中に巣を作っているらしくその近くのこの木に留まることが多いです

雛の餌となる昆虫を嘴に銜えてあたりの様子を伺っています

今だ！　とばかりに飛び立ち草むらの中の巣を目掛けます　撮影が下手で動きの速い被写体の撮影が出来ません

草むらの中に突入するセッカの証拠写真　こんな光景を上手く撮りたいな〜

今度は別の場所で餌を銜えて様子を伺っています　何度も空中を飛び回っては昆虫を捕まえて来ます

おっと！　撮影しているのに気付いたかな？　かなり距離があるのですが何しろ警戒心が強いです

どうしようかな？　

一旦巣から遠ざかり次のチャンスを待とう

今度は枝被りになる様に身を隠し次の給餌に備えます　巣は見えませんがセッカを堪能出来ました

次は長池公園です　毎年ここを通る度に思わず撮影してしまうキョウチクトウ(夾竹桃)　

葉が竹に花が桃の花に似ているから夾竹桃と命名したらしいがそうは思えません

昨年全店が閉店となったベルベ(別瑠辺)の職人が集まり閉店前の味をそのままに再現したパン屋REBELLBE

神奈川県伊勢原市で今年1月に1号店が出来たが4月5日にオープンの2号店

タンドリーチキンサンド　昨年は税込み300円だったのに22%値上がりしている... でも前より更に美味しくなったかも

これは前にも有ったのかな... 癖になる美味しさ　又買いに来るョ

さて久し振りの永池公園です　ながいけの道を歩いていると目に入って来るクララ

トモエソウ(巴草)は園内の何か所かで咲いていました　遠くからはオトギリソウ(弟切草)かと思いましたが花が巴の形をしています

そうかチダケサシ(乳茸刺)の季節になったことをこの花を見るまですっかり忘れていました

ウツボグサ(靫草)　花の形が弓矢を入れる靫(うつぼ)に似ているからとか..　　

永池公園自然観の中庭　てるてる坊主もこの天気では必要ないかも知れません

KUKU　”生き物の箱”　森に住む多くの生き物が利用できる　多摩美術大学高橋慶一郎さん作

ミッキーマウスの木　東京薬科大学の温室では見たことがありますが温室外で見るのは初です

ノリウツギ(糊空木)　ガクアジサイやヤマアジサイによく似ているが和紙をすくときの糊を取ったからこの名が付いたとか

フサフジウツギ(房藤空木)　6月〜7月に枝先の円錐花序に小さな淡い紫色の花をいっぱいに咲かせます

ハタザオキキョウ(旗竿桔梗)　この花を初めて見たのは中央線沿線の高柄山へ10年前に登った時です

最後は東京薬科大学です　久し振りに見るメハジキ(目弾き)　コロナで植物園は学外の人間は入れなかtったので皆久し振り

トウキ(当帰)　貧血・冷え性に効くトウキですがこんなに雪が降った様な状態を見るのは初めてです

オウゴンユリ(黄金百合)　これも3年振りの再会です　オニユリの黄色版みたいです

カワミドリ(河碧)　この花は秋の花の様ですが東京薬科大学では3年前もこの時期に咲いていました

へリオトヘロープはムラサキ科キダチルリソウ属 の植物の総称　香りの良いハーブとして知られている

ノカンゾウ(野甘草)　良く似た八重咲のヤブカンゾウ(藪甘草)の方が開花時期が少し早い筈なのにもう咲いていました

キレンゲショウマ(黄蓮華升麻)　キンポウゲ科のレンゲショウマとユキノシタ科のキレンゲショウマは全く別物

これも3年振りですがかなり量が増えたみたいです　未だ蕾もある今が見ごろでしょうか

バイカアマチャ(梅花甘茶)　今日の一番狙いはこの花だったのですが恥ずかしがりで全容を見せてくれません

クサキョウチクトウ(草夾竹桃)　キョウチクトウの花に似ているのでこの名が付けられたらしいがこちらは木ではなく多年草

アーティチョ−ク　そんなに何度も食べたことはありませんが手前の蕾の状態を丸ごとゆでて鱗のようなガクをむきガクの根元に付いている実を食べるらしい

温室で初めて見たテイキンザクラ(提琴桜)　沖縄の公園や庭先でよくみかけるらしいが沖縄では見たことがありません

感想

ランツベルク

世の中には10数種類のサイホウチョウ(裁縫鳥)が存在するそうですが多摩川や八王子浅川で結構観察することのできるセッカ(雪加)も裁縫鳥です。

NHKの「ダーウィンが来た」と言う番組で動物カメラマンの平野伸明さんが世界初スクープに成功したその動画は大変印象的でした。スズメより小さなこの鳥がクチバシで草に穴を開け謎の糸を何度も通して草を縫い合わせる見事な技は何故こんなことが出来るのか驚きの世界でした。

今回はそんなスクープ映像どころかその巣も見ることは出来ませんでしたが天才裁縫鳥の姿を改めて観察したいと八王子浅川へ行って来ました。

ベテランカメラマンはセッカの飛翔(ひしょう)の様子を動的に綺麗な映像に残すことが出来ますが私はまだまだです。少なくとも3日は通わなければ良い写真は撮れないとか、私には無理無理。

昨日早々と梅雨明けした関東地方、セッカの撮影の後は長池公園・東京薬科大学へ夏の花を求めて周遊しました。

Landsberg


(おまけその1　一週間前のツミの給餌)
ツミは日本で一番小さなタカ科の猛禽類ですが最近は都市部の公園でも見れる様になりました。昨年はお隣の八王子市の冨士森公園で給餌の様子を観察出来たのですが今年は巣が高い木の上で良く見えません。それで初めて日野スポーツ公園という所へ訪問してその様子を動画にしました。結構被写体まで距離があるので見辛いかも知れません。




(おまけその2 6月7日のレコで紹介したアオゲラの給餌)
下手な動画ですがYouTubeで4,000回を超える視聴回数に我ながら驚きです。
残念ながらこの雛たちは巣立ちと同時にカラスにやられてしまったそうです。自然界の厳しさを痛感しました。