フレシネ半島（オーストラリア・タスマニア州）
triglav
コースタイム
第2日目 晴れ：クックスビーチ〜ハザーズビーチ〜ワイングラスベイ〜登山口〜コールスベイ（5時間30分）
| 過去天気図（気象庁） | 2009年01月の天気図 |
|---|---|
| コース状況／ 危険箇所等 |
日本ではまずありえない、海岸ルートのトラックです。こんな綺麗な砂浜に人がほとんどいないのは驚き(車道が無いためと思われます)。危険なところは全くないので単独行でも安心です。 クックスビーチのキャンプ指定地は時期によっては混みますが、広いので大丈夫。雨水も手に入ります。トイレもあり。 |
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感想
フレシネはタスマニア東海岸の中央部に金魚のフンのようにくっついてる（例えが悪くて申し訳ない）小さな半島。半島全体が国立公園で、奥のほうまで行くにはトレッキングルートを歩くか船で行くしかない。半島東側にあるワイングラスベイは世界のビーチ10選のうちのひとつ。
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1/3(土) 野宿したキャンプ場横のブッシュの中で目を覚ます。周囲がドタバタうるさいので何事かと思ったらワラビーが飛び跳ねている。なんてこった。朝飯を作った直後、コッヘルをひっくり返して半分無駄にしてしまった。こっちもなんてこった。。。
この日はワイングラスベイ経由、マウントグラハム(579m)に登り、フレシネ山（620m）を巻いてクックスビーチへ降り、テントを張る。登ってみて分かったが、フレシネ半島は全て花崗岩から成っている。ビーチの砂が真っ白なのもこのためだろう。日本列島が沈没して甲斐駒ビーチとか燕ビーチとかが出来た感じ。
ワイングラスベイの砂浜を歩くのはまさに至福のときだった。とにかく何もないのがいい。人も少ない。砂浜のトレッキングもいいもんだ。やがて砂浜を離れるとマウントグラハムの登りになる。全家財道具を背負っての山越えはかなりきつい。でも眺めはよく、特に半島の突端は知床を見ているようだった。コースタイム7hのところを8hかかってクックスビーチに到着。このビーチも素晴らしく、個人的にはワイングラスベイよりも気に入った。この日はここに幕営。近くに小屋もあり、雨水タンクもあって水も手に入るので安心。周りにはテントが7〜8張りほど。さすがにこんな奥地には余り人も来ないようだ。
夕方、テントでメシを食っているとガサゴソ音がする。外を除いてみるとまたワラビー。すぐそばで向こうもメシを食っていた。更に周りを見るとワラビーだらけではないか。テントは完全に包囲されてしまった。
夕食後、砂浜を散歩した。誰もいない。波の音と鳥の声しか聞こえない。8時半ころ日は沈む。ただ黙ってそれを眺める。こんなにのんびりでいいのかなと思った。
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1/4(日) 完璧な快晴。できることならここでもう1泊したかったが、バスを予約してしまったので戻るしかない。今日は海岸沿いを歩いて戻る。クックスビーチから樹林帯を抜けるとハザーズビーチになる。ここの砂浜はきわめて長く、砂が赤みを帯びているのが特徴。真っ白なワイングラスベイやクックスビーチとまた違い、これはこれで美しい。
最後に展望台からもう一度ワイングラスベイを眺めてお別れ。登山口からはコールスベイのバスターミナルまで頑張って歩き、バス出発1時間前に無事到着した。
海岸トラック。こんなのが日本にあれば言うこと無しなんだが。。。西表島とかに行けばあるんかな？
ちなみにタスマニアは夏でも寒すぎるので泳いでる人はほとんどいない。
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