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Yamareco

記録ID: 4549250
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ハイキング
道東・知床

雌阿寒温泉から雌阿寒岳とオンネトー

2014年08月09日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
05:14
距離
10.4km
登り
872m
下り
860m

コースタイム

日帰り
山行
4:24
休憩
0:50
合計
5:14
8:30
8:30
15
8:45
8:52
63
雌阿寒温泉4合目
9:55
10:27
20
12:34
12:34
32
オンネトー展望台
過去天気図(気象庁) 2014年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 飛行機
雌阿寒温泉登山口から出発です。
2014年08月09日 07:52撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 7:52
雌阿寒温泉登山口から出発です。
さっそく森の中へ。
2014年08月09日 07:55撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 7:55
さっそく森の中へ。
緑に覆われた道が続きます。
2014年08月09日 07:58撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 7:58
緑に覆われた道が続きます。
しばらく登ると木が低くなり、明るくなってきました。
2014年08月09日 08:30撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 8:30
しばらく登ると木が低くなり、明るくなってきました。
三合目。このあたりからハイマツが現れます。
2014年08月09日 08:30撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 8:30
三合目。このあたりからハイマツが現れます。
森林限界を超えた明るい道になりました。
2014年08月09日 08:41撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 8:41
森林限界を超えた明るい道になりました。
ちょっと荒涼とした雰囲気ですね。
2014年08月09日 08:52撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 8:52
ちょっと荒涼とした雰囲気ですね。
眼下に見えるのはオンネトー?神秘な湖です。
2014年08月09日 09:07撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 9:07
眼下に見えるのはオンネトー?神秘な湖です。
山肌の緑が少なくなってきました。
2014年08月09日 09:27撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 9:27
山肌の緑が少なくなってきました。
九合目まで来ました。荒涼とした風景になりました。
2014年08月09日 09:44撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 9:44
九合目まで来ました。荒涼とした風景になりました。
火口をのぞき込みます。やはり火山の迫力を感じます。火口壁に沿って登って行きます。
2014年08月09日 09:45撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 9:45
火口をのぞき込みます。やはり火山の迫力を感じます。火口壁に沿って登って行きます。
ガスがかかていますが、蒸気も上がっていますね。
2014年08月09日 09:51撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 9:51
ガスがかかていますが、蒸気も上がっていますね。
山頂近くまで来ました。
2014年08月09日 09:54撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 9:54
山頂近くまで来ました。
山頂の標識です。
2014年08月09日 09:55撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 9:55
山頂の標識です。
山頂付近はこんな感じ。ガスがかかっているのが残念です。
2014年08月09日 10:27撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 10:27
山頂付近はこんな感じ。ガスがかかっているのが残念です。
山頂から下っていきます。正面は阿寒富士。ここでも火口周辺から勢いよく蒸気があがります。
2014年08月09日 10:32撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 10:32
山頂から下っていきます。正面は阿寒富士。ここでも火口周辺から勢いよく蒸気があがります。
ガスも段々取れて来て、青沼が綺麗に見えます。
2014年08月09日 10:36撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 10:36
ガスも段々取れて来て、青沼が綺麗に見えます。
阿寒富士がだいぶ姿を現わしてきました。
2014年08月09日 10:37撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 10:37
阿寒富士がだいぶ姿を現わしてきました。
勢いよく上がる蒸気です。
2014年08月09日 10:38撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 10:38
勢いよく上がる蒸気です。
阿寒富士は均整の取れた山ですね。
2014年08月09日 10:43撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 10:43
阿寒富士は均整の取れた山ですね。
今日は阿寒富士はパスして、オンネトーに向けて下っていきました。
2014年08月09日 11:05撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 11:05
今日は阿寒富士はパスして、オンネトーに向けて下っていきました。
再び樹林の中の道に入ります。
2014年08月09日 11:29撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 11:29
再び樹林の中の道に入ります。
長い樹林歩きのあと、登山口まで降りてきました。
2014年08月09日 12:11撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 12:11
長い樹林歩きのあと、登山口まで降りてきました。
あとは、オンネトーの湖岸に沿って駐車した登山口に向かいます。
2014年08月09日 12:27撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 12:27
あとは、オンネトーの湖岸に沿って駐車した登山口に向かいます。
対岸は雌阿寒岳や阿寒富士が見えています。
2014年08月09日 12:34撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 12:34
対岸は雌阿寒岳や阿寒富士が見えています。
角度によって水の色も変わります。神秘的な美しい湖です。
2014年08月09日 12:40撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 12:40
角度によって水の色も変わります。神秘的な美しい湖です。
撮影機器:

感想

深田久弥が登頂して日本百名山に取り上げたのは雄阿寒岳の方ですが、標高が高いのは雌阿寒岳の方。位置的にもかなり離れていて全く別の山なのですが、日本百名山では阿寒岳としか表記されない為、登る山が分かれるようです。道東の山2日目は、この2つの阿寒岳から、派手な活火山で標高の高い雌阿寒岳に登りました。

雄阿寒岳の麓である阿寒湖温泉の湖畔の宿で朝食をゆっくりととり、雌阿寒温泉の登山口へと向かいました。立派な駐車場やトイレがあり、国立公園としてよく整備されています。登山道に入るとアカエゾマツの原生林となり、笹の中の緩やかな道が始まりました。道はすぐに木の根を踏んでグイグイと登って行くようになり、二合目までは鬱蒼とした森の風景が続きます。三合目の手前まで来ると林が背の高いハイマツに変わります。こんなに高く成長したハイマツは初めてで、背丈以上に真直ぐ伸びていました。北海道では標高1000mでハイマツが現れるようです。

ハイマツも低くなり道も緩やかになると、ナギ状の部分を渡って四合目。眼下に広大な原野とそれを貫く一条の道路という展望が広がりました。今日は高曇りの様相で、まずまずの明るい風景が見られました。時折オンネトーも見え隠れしますが、原野の中の湖は大変神秘的です。やがて岩礫帯をひたすら登って行くようになり、いかにも夏山という風情です。道は一旦平坦になりますが、さらに頭上の火口壁を目指して最後の急登が始まります。しかし、登っている途中で雲が山頂を覆い始め、これは如何ともしがたく、火口壁まで登りついた頃には暗く靄がかかったようになってしまいました。

火口壁からは火口の中を覗くことができます。眼下には泥のような色の赤沼と、新しい噴火口の跡がポッカリ黒い穴として開いているのが不気味です。その上の壁にシューという大きな音を立てている噴気孔があり、蒸気を吹き上げています。まさに活きた火山です。山頂に向けて火口壁の縁に沿って登って行き、頂上の稜線に出た時には、すでにあたりはガスに覆われていました。そして頂上に着くと、あたりは真っ白で、遠望はききません。晴れ間を期待してしばらく腰を落ち着けました。

しかし、状況も変化無く、残念ですが出発することにしました。下りはオンネトーへの道を辿ることとして、ザラザラした斜面を少し下ったところで、やっと回りのガスが少しずつ薄くなってきました。正面の阿寒富士がだんだんと姿を現し、火口の中もクリアに見えるようになってきます。噴気孔は激しく蒸気を噴き上げ、青沼も見えてきました。まさに天の配剤でここまで来た労力に報いてくれたようです。

阿寒富士は木の生えていない、スリバチを伏せたような形の山で、その斜面に頂上までジグザグに道がつけられていました。あまりにも均整がとれていて、木も岩もない開けっ広げな斜面で、どうも今ひとつ登高意欲が湧いてきません。八合目で阿寒富士分岐を見送り、さらにザラザラの斜面を下っていきます。このあたりは噴気孔からのガスが流れてくるようです。七合目でも阿寒富士分岐があり、さらに下るとオンネトーが眼下に見えてきました。それも束の間で樹林帯へと下って行きました。

樹林帯の様相は登りと同じで、最初は背の高いハイマツ、そしてアカエゾマツへと変わります。長い原生林の下りを緩急繰り返しながらどんどん下ります。突然背後のガサッという音に驚かされましたが、トレランの人でした。鈴でもつけといて欲しいものです。一合目まで下ると階段の道になり、最後に小さな沢を渡って広い道に出てオンネトー野営場へと下山しました。

下山後は、雌阿寒温泉までの登りになります。オンネトー茶屋から車道を辿ってオンネトーを右に見ながらの散歩道です。途中で、湯の滝方面で熊に出くわしたという人がいました。このあたりは熊が多いようです。オンネトーの水の色は青や緑に場所によって変わり、神秘的に美しく、展望台からは湖面の向こうに雌阿寒岳と阿寒富士が並びます。いい風景です。オンネトーが終われば車道も広がり雌阿寒温泉までの登りになります。途中右に赤い錦沼を見てさらに登りつめたところが朝出発した駐車場でした。まずまずの天気に恵まれ、いろんな風景に出会えた楽しい一日でした。

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