記録ID: 45647
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トレイルラン
槍・穂高・乗鞍
笠ヶ岳・槍ヶ岳(100名山)
2009年09月05日(土) [日帰り]
コースタイム
3:50新穂高温泉(登山者用駐車場)→4:35笠新道入口→6:50杓子平→7:30稜線→8:15〜30笠ヶ岳頂上→11:10〜30双六小屋→11:50樅沢山→13:15千丈沢乗越→13:55槍ヶ岳山荘→槍ヶ岳頂上往復→15:00槍ヶ岳山荘→16:20槍平小屋→17:30林道終点→18:15新穂高温泉
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2009年09月の天気図 |
コース状況/ 危険箇所等 |
前に計画していた槍穂高日帰り縦走が悪天候で失敗(穂高日帰りに)してしまったため、距離的にはもっと長い笠槍日帰りを計画。日没から逆算して、朝4時前の出発は必須と考え、朝3時に新穂高到着後(登山者用駐車場がわからなくて右往左往してしまった)、結局一睡もせずにヘッドライトで出発。これからのロングトレイルを考えると不安になる。林道を40分ほど歩き、急登で名高い笠新道に取り付く。最近山行回数と平日のランニングの練習量が増えているせいか、何となく太ももの筋肉の疲れが芯から取れていない。高度差100メートル8分の自分の登り標準ペースからは大幅に遅れてしまう。しかし標高1900メートルあたりから展望がよくなり、背後に穂高の勇姿が望める。このあたり急登ではないのだが、登山道が石が多く、曲がりくねっていて思いのほか時間がかかる。結局スタートから3時間でやっと杓子平につく。目の前に笠と抜戸の展望が突然開け息を呑む。そこから気持ちのよいカールを稜線に向けて登るが、こちらも稜線近くは思いのほかきつい。稜線にでると多少のアップダウンはあるものの、気持ちのよいトレイルで小走りで進む。山荘の手前から大きな岩がゴロゴロしてくるが、岩伝いに登り程なく頂上へ。槍の穂先はガスっていたが、他は見事な展望で、ここで数百年前に播隆が槍ヶ岳登頂を決意したこと、そして自分がこれから(日帰りで)その頂上を目指すのだと思うと感慨深いものがあった。双六小屋への稜線は、思いのほかアップダウンが多く体力を消耗する。特に2回大きな登り返しがあった。やっとの思いで双六小屋につく。もう食料も少なくなってきたので、小屋でカレーライス(800円)を注文する。鷲羽岳を望みながらのカレーは最高においしかった。そこから西鎌尾根を槍に向かうが、北鎌尾根のギザギザがはっきり見えてドキドキする。近そうで結構距離がある。2重山稜があったりと、気持ちのよい道なのだが、もうかなり足は疲れてきている。ようやく、槍ヶ岳からの山稜の基部(千丈沢乗越)につき、そこから槍の肩に向かって急登に取り付く。高度と疲れで自分では相当ゆっくりのペースのつもりだったが、途中何人かを追い越した。やや唐突に槍の肩に飛び出した。それまでは比較的静かな山道だったので、突然大勢の人がいてびっくりした。そこから槍の穂先を往復する。はじめてくる槍の頂上は思いの外広かった。下りは結構渋滞があった。槍ヶ岳山荘でビールを飲む。後は下るだけだ。問題は日没までの3時間半ほどで下山できるかだが、ヘッドライトとハンドライト、両方あるので、日が沈んでも何とかなるだろう。槍平まで岩が多く、神経をつかう下りだ。槍平からは傾斜は緩むが、走れる場所はほとんどなく、岩が多く、距離は長い。ようやく林道にでて、疲れた足に鞭打って7割走り、3割歩きで日没に間に合うように飛ばす。穂高平小屋からは一部近道(山道)を使った。思ったより早くまだ明るい新穂高についた(14時間前に出発した時は真っ暗だったが)。何とか無事で下山できたことを感謝しつつ、帰路についた。新穂高の公共温泉(200円寸志)につかり、感慨と達成感(と強烈な眠気)にふけった。 |
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7時過ぎに杓子平ですれ違いしました方ですよね
鉄人パワーですね
お疲れ様でした
ありがとうございます。朝杓子平で「走ってるんですか」と声をかけていただいた方ですよね!山でお会いした方とヤマレコでまたお会いできるなんてびっくりですね。週末はあちらこちら出没してますので、またお会いするかもですね。またよろしくお願いします!
はじめまして。
同じくトレランやってます。
年が近くなんで、山行記録を読ませていただくと
「ウォーっ!俺も走んなきゃ!」と
思わずにいられません。
お互い怪我と熊には気をつけましょう。
自分の次回トレラン予定は
9月20日大山。
これはSEA TO SUMMIT皆生大山という
大会イベントの一環で、ついでに走ってこようと
いうものです。
大抵黄色のバイクジャージで走ってます。
どうぞヨロシク
僕は、回数は多いですが、半分登山なので、スピードは遅いです。
折立→薬師を2時間強で走られてるのを拝見し、驚嘆せずにはいられません。
お互い怪我には気をつけましょう。大山楽しんできてください。
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