八重山トレイルレース(ロング)・(能岳、土俵岳、丸山、二本杉)
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- GPS
- 06:19
- 距離
- 33.1km
- 登り
- 2,520m
- 下り
- 2,510m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所なし |
感想
今年はロングに参加してみた。
開会式の頃は小雨がパラついていたが、スタート時間にはほぼ曇りに変わっていた。
能岳を越えて日原給水までは調子がよかったのに、その先で急に胃が痛くなり登りに力が入らなくなる。去年は快調に抜けられた笹尾根が今回は長くてきつい。ショートのゴールで棄権しようかと逡巡しながらだましだまし走っていたが、おそるおそる丸山から下っているうちに何となく痛みが和らいできた。これなら続行できるかもと気を取り直し、ショートのゴールで一旦休憩して体調を確認、水分と固形物をちょっと摂っても痛みが出ないし、続けることに。
が、ここから二本杉までの登り返しはきつく、かつ印象に残った。というのも、ガスで遠望の利かない林のなか、何も言葉を発しない人影がいくつもヨロヨロと上を目指して登ってゆく。最初にその光景を目にしたときは「修行僧のようだな」と思ったものの、それにしては悲壮感がもっと漂っていて何かイメージが違う。何だろうと疲れて働かない頭で考えていたら、暫くしてわかった。落武者だ。敵方に追われて国境の峠を越えようとしている落武者の集団は、きっとこんな感じだったに違いないと妙に納得して笑ってしまい、幾らか気が紛れた。で、その落武者共も漸く二本杉にたどり着き、漸く少しばかり言葉を交わす。「下でお終いにしとけばよかったです」「我ながら何でロングにエントリしちゃったのか後悔してますよ」などなど。ま、みな自業自得ということで、力なく笑いあった後、それぞれ先を目指す。
ここから墓村(何と横溝正史っぽい名前!)までは一気の下りだったが、その先はこまめな登降が延々と続き、ゴールまで気持ちを切らさないことで精一杯、6時間20分弱で何とか完走できた。
*
久し振りに心身ともに疲れた・・・
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