六軒山
- GPS
- 08:47
- 距離
- 21.5km
- 登り
- 947m
- 下り
- 958m
コースタイム
- 山行
- 8:40
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 8:50
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(前日に電話で駐車許可承諾) 登山口は約400m南西の香沢(こうざわ)林道入口 |
コース状況/ 危険箇所等 |
香沢ダムまでアスファルトの舗装路、その奥は四駆なら入れるダート、更に奥は完全な廃林道で、途中に笹薮漕ぎ有り、踏み跡は明瞭 |
その他周辺情報 | 白根温泉に複数の温泉施設あり 薬師ノ湯=800円 内湯と男女別露天風呂、源泉掛け流し |
写真
感想
『山と高原地図』に出ている山は殆ど一度は登っているので、未踏の山を探す際は国土地理院の地形図を眺めます。
地形図で探して、ネットで検索すると、全く記録がない山は皆無です。
六軒山も残雪期の記録がありましたが、地形図では山頂まで実線(軽車道)の記号があります。
地形図の記号一覧
https://www.bing.com/images/search?q=%e5%9c%b0%e5%bd%a2%e5%9b%b3%e3%81%ae%e8%a8%98%e5%8f%b7%e4%b8%80%e8%a6%a7&id=75D6745A254644F02B1EC56D03B18CB78F9880E3&form=IQFRBA&first=1&disoverlay=1
記号があっても正確ではない場合が往々にしてありますが、六軒山の場合は合っていました。
大規模ながけ崩れや、林道の崩落で通行できない可能性が無きにしも非ずですが、危険を冒してまで行こうとは思わないので、その場合は潔く退却するつもりでした。
予想外だったのは林道とは言え、拓かれた時以外は車両が走行したとは思われないほど道全体が笹に覆われている所がある半面、笹も木も草も殆ど生えてない、ふかふかの地衣類(≒苔類)に覆われている、完全な廃林道でした。
沢沿いの道ですので、広範囲の展望は当然ながら得られず、上部はカラマツの広範な植林帯でした。
また、砂防堰堤も多く、この林道はどの山でもいえることですが、林業用と工事用で開かれたものと思われます。
地形図の実線は山頂三角点の南側で切れていますが、実際には山頂直下で右折し、六軒山最高点の北東側が林道終点でした。
林道から山頂までの高低差は数mほどでした。
最高点はあまり広くはなく、笹薮と灌木の疎林に はっきり分かれていました。
山頂標識は疎林の中の針葉樹にねじで固定されていました。
三角点標石は疎林帯にはなく、笹薮は雪の重みで倒れたやぶで、とても歩きにくく、時間をかけて探すのは諦めました。
山頂標識が見つけられたので満足です。
廃林道の笹薮は明け方の露で腰から下と両腕がびしょ濡れとなり、地面には泥濘が多く、靴下までびしょ濡れとなりました。
この山へ行くなら、上下防水ヤッケに長靴が良いと感じました。
台風の余波による強風が気掛かりでしたが、風は幸いにも弱く、もし強風ならびしょ濡れだったので低体温症が危惧されました。
復路、山頂直下の日当たりの良い岩に腰を下ろし、食事休憩しました。
この山は残雪期が適期ですが、残雪期は林道が雪崩で急斜面をトラバするかも知れず、その場合、滑落のリスクを伴います。
無雪期は展望は得られませんが、どのようなリスクも皆無だと思います。
北関東でこのような山を目指す人はまず いなく、前日に駐車の件で電話した白根温泉の方から「白根山か?」とか「皇海山か?」と言われ、六軒山はご存知ないようでした。
どのような山であれ、自然の中に身を置くことは素晴らしいことだと思います。
山頂からの展望に関しては、良い方が良いのは言わずもがなですが、ありのままの自然を愛するのが山好きのポリシーではあるまいかと、私自身は思います。
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