城山 西南カンテ ならぬ 西南ルンゼ?


- GPS
- 06:53
- 距離
- 2.3km
- 登り
- 384m
- 下り
- 489m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
●昨年末に会同期と登ろうとして、強風のため3P終了点で途中撤退した城山西南カンテ(この日の相方は今回で3回目)。昨年の時は、1P目の南壁基部からスラブを登り、2P目の樹林帯の斜上バンドを左にトラバースした。1P目はトポには5.6とあるが、どこを登るのかよくわからず、左寄りにある5.8くらいのスラブを登った(と思う)のでとても怖かった記憶。2P目は、ショートを登っている方の終了点の上や、バトルランナーかダイレクトルートを登っているパーティーと交差したりしてお邪魔になったのと、藪トラバースがあまり面白くなかったので、今回は迷わず割愛。
●南壁基部から、南壁を右に見ながら巻く感じで薄い踏み跡を登り、3P目の見覚えのあるカンテに到着。朝方まで降っていたと思われる雨で全面が濡れていた。1W前に行った裏妙義の木戸壁右カンテルートも、前日の雨で滴るほどであったが問題なく登れたので、今回も大丈夫かなと思ってリードの準備する。しかし、やはり木戸壁とは違った。木戸壁に比べてガバホールドが格段に少ないうえに、岩を触った感じが、どこも何とも言えぬ「ぬめぬめ感」で手も足も滑りそう。。濡れてなければ行けそうな細かい所が、怖さ増し増しで登れない。
●昨年末は3P目の終了点までは登れたが、今回は危険を感じて途中でピッチを切らせていただいた。フォローで登ってきた相方も危険と判断したようだ。ふとまたここで「撤退?」の文字が頭をよぎった。。しかし相方は危険なカンテを登るのはやめて、左側にあるルンゼ状のルートを登り始めた。ここで諦めて撤退するか、誰も登っていないような藪ルンゼでも、アルパインチック(?)に泥臭く登るかは考え方人それぞれ。結果的には諦めないで良かったです。ということで、このピッチは西南カンテではなく、西南ルンゼとなったのでした。
●草ぼうぼうの藪ルンゼを、この辺りかなと言う所で右にトラバースすると、ちょうど3P目の終了点にたどり着いた。3P目終了点は、リング2つとハンガー2つが並んでいるところよりも、もう少し右側にあるハンガー2つを使った方が、次のピッチのルートが真上にわかりやすく見えるのでお勧め (昨年末は、リング2/ハンガー2の方で切ったので、次のピッチのルートがよくわからなかったのも撤退の理由だった)。
●4P目、相方リードでトラバース手前まで。5P目のトラバースリードは、上部の方で岩も乾いていたこともあり、高度感はあるが楽しめた。フィックスロープのある6P目の二間バンドを登り、最後の核心7P目をリード。中間部の細いブッシュが生えた岩へ左に乗越すところが、被りぎみで左足ホールドがなく、何回かテンションやA0して這い上がった。同じ会のbtbtさんのレポにVくらい?と書いてあったが、妥当と思う。
●トポ本には、「初心者向けルート」「入門者にはうってつけ」という風に書いてありますが、惑わされない方がいいと思います。核心ピッチが登れるように、また何回か来たいと思います。今回も経験値がアップしたように感じます。ありがとうございました。
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