鬼怒沼湿原を散策

2014年07月20日(日) [日帰り]

• GPS: 07:23
• 距離: 15.9km
• 登り: 1,077m
• 下り: 882m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:33
• 休憩: 0:36
• 合計: 7:09

距離 15.9km 登り 1,077m 下り 898m

7:26 女夫渕温泉
8:12 コザ池の滝
8:38 八丁の湯
8:50 加仁湯
9:09 9:11 日光澤温泉
9:22 9:25 丸沼分岐
9:48 9:56 オロオソロシの滝展望台
11:07 11:13 鬼怒沼
12:08 12:09 鬼怒沼巡視小屋
12:12 12:16 鬼怒沼三叉路
12:17 鬼怒沼巡視小屋
12:29 鬼怒沼
13:37 13:45 オロオソロシの滝展望台
13:59 14:00 丸沼分岐
14:10 14:13 日光澤温泉
14:25 加仁湯
14:35 八丁の湯

7：30女夫淵駐車場−8：40八丁の湯−9：10日光沢温泉−11：10鬼怒沼湿原（散策・昼食）−13：30下山開始−14：15日光沢温泉−14：35八丁の湯（入浴）−16：20女夫淵駐車場
（八丁の湯でGPSの電源を切ったため、ログはそこで終わっています）

天候

曇り、ときどき雨・晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

女夫淵の駐車場に車を駐めました。午前7時過ぎの段階で残り2台の盛況ぶりでしたが、路肩にうまく置けばあと何台か置けそうな感じでした。

コース状況／危険箇所等

女夫淵から八丁の湯までは2013年2月に起きた地震（震度5強）の影響で遊歩道が荒れています。沢沿いに仮設道が出来ていますが、増水でもするとちょっと怖そうな感じでした。
日光沢温泉からは本格的な山道となりますが、湿原直下は雨で登山道が川になっていました。

写真

7/20 7:23

女夫淵の駐車場に到着、残り2台の状態でした

駐車場前のゲートから登山開始です

7/20 20:44

渓谷美が堪能できます

7/20 20:44

と思ったら、いきなり鉄階段登場！

7/20 7:47

ヨツバヒヨドリでしょうか

7/20 20:44

エゾエンゴサクかな→タツナミソウの模様・・・

遊歩道は大量の石に埋もれています

7/20 7:55

昨年冬の地震前には、遊歩道はもっと高台の崖っぷちを通っていたようです

7/20 7:54

真横に川が流れる河川敷に仮設歩道がありましたが、増水とかしたらちょっと怖そうな感じ

7/20 7:59

ゆらゆらと揺れるキツリフネ

7/20 20:44

のんびり歩いて予定通り1時間10分で八丁の湯に到着です

7/20 8:51

少し上には加仁湯もあります

7/20 20:44

この辺も巨大な石が崩落したりして、河床の工事が進められていました

7/20 20:44

山の紫陽花、シンプルでいいですね

7/20 9:11

日光沢温泉に着く頃には本降りの雨、覗きこんでいたら優秀そうな番犬3匹に怒られました

7/20 20:45

紫陽花もいろいろな種類があるみたい

7/20 9:13

東北の奥地にある秘湯にやってきたような風情

7/20 20:45

本格的な登山道に入ると、苔むした巨石がありました

7/20 9:52

ギョリンソウの大群に驚いていると・・・

7/20 20:45

すぐ上にオロオソロシの滝を見下ろす展望台がありました

7/20 10:06

展望台から上にはギョリンソウが大量発生している場所がありました

7/20 11:08

雨で川のようになった登山道を苦労して上ると、ようやく湿原が広がりました

7/20 11:11

ガスっていますが雨は上がりました

7/20 11:11

ツルコケモモの花のようです

遠景アップでボケ気味ですが、サワランの蕾

7/20 20:46

お寺の庭にあるせせらぎのような小川

7/20 11:24

木道は遠くまで続いています

7/20 11:28

似たような白い花は多いですが、すっくとした立ち姿はモウセンゴケの花？

7/20 11:31

奥鬼怒山を映す鏡のような池

7/20 11:32

シクラメンのようなツルコケモモの花

7/20 11:32

タテヤマリンドウがあちこちで大量に咲いています

7/20 20:47

木道と池は絵になりますね

7/20 20:47

コバノトンボソウというラン科の植物

7/20 11:35

タテヤマリンドウに蜂がとまっています

7/20 20:47

キンコウカの蕾、こうやって開いてくれるとなんだか分かりますね

7/20 20:47

モウセンゴケがあちこちに生えています

7/20 11:40

リンドウのつぼみみたいな先から白い舌のような花弁が・・・湿原の花は奥が深いですね→ハルリンドウの果実のようです（＾＾

7/20 20:48

凛としたヒメオウギアヤメが一輪だけ咲いていました

7/20 12:08

雲の中から神々しく燧ヶ岳が現れ、感動！

7/20 12:09

カエルの卵がありました

7/20 12:09

ワタスゲが風に揺れています

7/20 20:49

チングルマの実も揺れています

7/20 20:49

やはり雲行きは怪しい感じ・・・

7/20 20:49

一輪だけハクサンチドリがありました

突き当たりの道標を右に少し曲がったあたりで引き返しました

7/20 20:49

ヒメシャクナゲ、おもしろい形をしていますね

7/20 12:32

ひとつひとつの池に名前が付いています

7/20 20:49

下山路の途中、苔むして緑深い感じが奥秩父のようでした

7/20 14:12

日光沢温泉の横にある温泉神社

7/20 14:12

近くのガクアジサイがきれいでした

7/20 20:50

日光沢温泉の給水所

7/20 14:14

ルピナスの向こう側に、朝方吠えられた柴犬が寝ています

7/20 14:15

宿の庭先にはシモツケ

7/20 14:15

朝はあんなに怒っていたのに、今は近づいても知らぬ顔で居眠りしています

7/20 14:16

庭先にグンナイフウロが固まって咲いていました

7/20 14:27

こちらは加仁湯の裏に咲いていたクリンソウ

7/20 14:28

トリアショウマ

7/20 14:28

加仁湯前にある足湯、硫黄で白く濁っています

7/20 20:50

トリアショウマ、緑バージョン？

7/20 20:50

旅館脇の林道に咲くイチヤクソウ

7/20 14:35

葉っぱの色はフジバカマみたいに見えるけど、ヨツバヒヨドリなのかなぁ・・・

7/20 14:37

八丁の湯前にはホタルブクロ

7/20 20:51

八丁の湯、滝見風呂

7/20 14:54

少し温度の高い露天風呂、こちらのほうが硫黄臭が強かったです

7/20 20:51

旅館の庭先にはヤナギラン

7/20 20:51

ヤマレコで見た八丁の湯のわんこ、我関せず風の佇まいです

7/20 17:45

下山後には日光まで出て、さんフィールドというお店で湯葉のお刺身を食べました

7/20 17:56

湯葉尽くし定食、これで1,800円はお値打ちです！

撮影機器：

DSC-RX100 SONY

感想

yamaonse

寒気流入で大荒れ予報の三連休、前から約束していた奥鬼怒ハイキングへ出掛けました。湿原歩きが目的ですが、ダメなら温泉だけでも行く価値あるし・・・と、後は運任せで出掛けてみます。現地は曇りから時々雨が強くなり、急に青空が覗く、というように目まぐるしく変わる天気でしたが、幸いにも心配していた雷雨には遭遇せずに済みました。

びっくりしたのは昨年2月の地震の影響で沢沿いの道がかなり崖崩れしていたこと。そして、車で行ける一番奥地の女夫淵温泉は、地震で源泉が出なくなり廃業してしまったのだとか。夏場のハイシーズンの日中に揺れたら、かなり人的な被害も出ていたと思います。山は地盤が固くて揺れにくいものですが、直下型は怖いですね。

そして鬼怒沼湿原、日光沢温泉からは前半戦が急登、後半戦は登山道が川、と、標高差以上に疲れました。それでも湿原に着くと天気はなぜかよくなり、かわいらしい花たちをたくさん愛でることが出来ました。尾瀬のような広大な湿原もいいですが、山の上にある湿原は環境が過酷なせいか、花たちも可憐で小さいのが多い気がしました。

下山後は温泉三昧、硫黄の匂いが漂う温泉でさっぱりと汗を流すことが出来ました。奥鬼怒温泉郷は交通の便もよくないし、秘湯感がたっぷりで、ずいぶんと遠くまで出掛けてきたような気分になれます。宿のわんこたちもかわいらしいし、機会があれば加仁湯、日光沢などの温泉巡りをしてみたいなぁ、と思いました。

コメント

ayamoekano

yamaonseさん、おはようございます！
奥鬼怒湿原...。
尾瀬のような湿原があるのですね！
色々な花が咲いて、まさに癒されハイクですね♪

温泉は八丁の湯に入られたのですか？
秘湯のようで最高の湯だったかと思います。
湯葉定も最高ですね♪

【追伸】自分のレコでのコメントで、「...se」ではなく「...ce」としてしまいました。　すみません。　いつもどちらか迷ってしまいます（笑）

yamaonse

Re: yamaonseさん、おはようございます！
コメントありがとうございます！
鬼怒沼湿原、尾瀬よりはずっとコンパクトですが、花に眺望（晴れていれば）の散策が楽しめます。会津駒とか平が岳、苗場山とか、この辺の山には湿原セットが多いですね。
八丁の湯も雰囲気よかったですよ。
そしてハンドルネームは山と温泉、という名前でホームページをしていた頃の名残です。
細かいことは気になさらず、気軽にコメントくださいませ（＾＾