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記録ID: 4803302
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ハイキング
東北

みちのく潮風トレイル石巻雄勝エリア2 名振漁港〜道の駅雄勝

2022年10月16日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
09:53
距離
34.2km
登り
1,617m
下り
1,617m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:03
休憩
0:52
合計
9:55
距離 34.2km 登り 1,634m 下り 1,634m
6:36
105
道の駅雄勝
10:11
10:18
48
11:06
11:18
99
12:57
13:29
112
15:21
15:22
69
16:31
道の駅雄勝
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
道の駅雄勝に車を置き大須崎を回って半島を一周。
コース状況/
危険箇所等
危険な場所は特にない。
その他周辺情報 飲食店があるのは起終点の道の駅のみ。自販機類はそれなりに点在している。大須崎近くの大須の集落には個人商店が一軒店を開けていた。もしかしたら飲食物の購入ができるかもしれない。ハイク後の入浴は女川の温泉か上品の郷の温泉などがある。
道の駅雄勝をスタート!
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道の駅雄勝をスタート!
旧雄勝病院跡地に建つ慰霊碑に手を合わせる。ここも入院患者全員と病院関係者のほとんどが亡くなったという悲劇の地だ。
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旧雄勝病院跡地に建つ慰霊碑に手を合わせる。ここも入院患者全員と病院関係者のほとんどが亡くなったという悲劇の地だ。
昨日越えてきた峠に再び挑む。行ったり来たり…何をしているんだろうなどと疑問に思ってはいけない。そういうものなのだ(笑
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昨日越えてきた峠に再び挑む。行ったり来たり…何をしているんだろうなどと疑問に思ってはいけない。そういうものなのだ(笑
道路脇にアナグマが居た。自然がいっぱい。
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道路脇にアナグマが居た。自然がいっぱい。
高台から名振漁港が見えてきた。
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高台から名振漁港が見えてきた。
一時間強で名振漁港の入り口に到着。ここから潮風トレイルのコースに復帰する。
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一時間強で名振漁港の入り口に到着。ここから潮風トレイルのコースに復帰する。
軽く山越えをすると今度は船越の漁港だ。
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軽く山越えをすると今度は船越の漁港だ。
三日目ともなると疲れが出てくる。まだハイク開始から2時間だが、早くもザックを下ろしての休憩となった。
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三日目ともなると疲れが出てくる。まだハイク開始から2時間だが、早くもザックを下ろしての休憩となった。
車道歩きで比高150mの荒峠を越えると、コースは荒浜海水浴場に向かって下っていく。
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車道歩きで比高150mの荒峠を越えると、コースは荒浜海水浴場に向かって下っていく。
荒の集落を通過して海辺に出ると、そこが荒浜海水浴場。綺麗なトイレがある。
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荒の集落を通過して海辺に出ると、そこが荒浜海水浴場。綺麗なトイレがある。
白い砂浜が美しい荒浜海水浴場。今年はコロナの影響で海開きは無かったようだ。早く平穏な日々に戻ってほしいものだ。
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白い砂浜が美しい荒浜海水浴場。今年はコロナの影響で海開きは無かったようだ。早く平穏な日々に戻ってほしいものだ。
浜に下りたからには、当然登り返さなければならない。今日のコースはこんな場面が多い。岩手県内の区間はこんなところだらけだった。ちょっと懐かしい気さえする(笑
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浜に下りたからには、当然登り返さなければならない。今日のコースはこんな場面が多い。岩手県内の区間はこんなところだらけだった。ちょっと懐かしい気さえする(笑
山道を越えて大須の海岸へ。今度は岩場なので岩の色を反映して海も青黒い。岬一つ隔ててこれだけ海の表情が変わるのだ。おもしろいもんだ。
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山道を越えて大須の海岸へ。今度は岩場なので岩の色を反映して海も青黒い。岬一つ隔ててこれだけ海の表情が変わるのだ。おもしろいもんだ。
大須の集落は古い建物が残っている。海から近い場所だが、ここは津波にやられなかったのだろうか。
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大須の集落は古い建物が残っている。海から近い場所だが、ここは津波にやられなかったのだろうか。
集落の中に大須崎灯台へ向かう道がある。路地みたいな場所なので見落とさないように注意だ。
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集落の中に大須崎灯台へ向かう道がある。路地みたいな場所なので見落とさないように注意だ。
意外なことに大須崎灯台の周辺はとても綺麗に整備されていた。公園として整備し観光地化したらしい。たしかにレトロな外観の白亜の灯台は一見の価値がある。
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意外なことに大須崎灯台の周辺はとても綺麗に整備されていた。公園として整備し観光地化したらしい。たしかにレトロな外観の白亜の灯台は一見の価値がある。
灯台がある高台からは牡鹿半島や金華山まで見渡すことができる。
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灯台がある高台からは牡鹿半島や金華山まで見渡すことができる。
また足元の大須崎漁港はハート型に見えるとうことで写真に収めようという人がたくさん訪れていた。映えとか恋人の…とか、人を引きつける要素は多い。
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また足元の大須崎漁港はハート型に見えるとうことで写真に収めようという人がたくさん訪れていた。映えとか恋人の…とか、人を引きつける要素は多い。
大須崎から一山…いや、二山ほど越えると羽坂の集落だ。ここも古い建物が比較的多く残っている。以前はあちこちにこういう町並みが広がっていたのだろう。震災前の三陸の姿を今に留める貴重な風景かもしれない。
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大須崎から一山…いや、二山ほど越えると羽坂の集落だ。ここも古い建物が比較的多く残っている。以前はあちこちにこういう町並みが広がっていたのだろう。震災前の三陸の姿を今に留める貴重な風景かもしれない。
漁港には船も人影もなかった。これほど動くものの気配の無い漁港は珍しい。釣り人の一人や二人、必ず居るものだが…。
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漁港には船も人影もなかった。これほど動くものの気配の無い漁港は珍しい。釣り人の一人や二人、必ず居るものだが…。
羽坂の集落の中を進むと建物の壁に潮風トレイルのステッカーが貼ってある。ここから路地に入っていくようだ。
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羽坂の集落の中を進むと建物の壁に潮風トレイルのステッカーが貼ってある。ここから路地に入っていくようだ。
民家の庭先に入っていくようで気が引けるが歴としたコースだ。まぁ、こういうのにも慣れた。潮風トレイルではよくあることなのだから。
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民家の庭先に入っていくようで気が引けるが歴としたコースだ。まぁ、こういうのにも慣れた。潮風トレイルではよくあることなのだから。
久々の土の道。長い舗装路で疲れ切った足腰にはありがたい。蜘蛛の巣が引っかかりまくるのが若干アレだが。
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久々の土の道。長い舗装路で疲れ切った足腰にはありがたい。蜘蛛の巣が引っかかりまくるのが若干アレだが。
徒歩道から車両通行可能な林道に出る。鳥居があるところを見ると、どうやらここが白銀崎にある白銀神社の入り口らしい。
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徒歩道から車両通行可能な林道に出る。鳥居があるところを見ると、どうやらここが白銀崎にある白銀神社の入り口らしい。
いよいよ牡鹿半島・金華山が近くなってきた。神社は岬の突端にあるため寄り道となるが…ここまで来たからには見ていこう。
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いよいよ牡鹿半島・金華山が近くなってきた。神社は岬の突端にあるため寄り道となるが…ここまで来たからには見ていこう。
白銀神社は本殿の前に前の宮が作られた立派なものだった。
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白銀神社は本殿の前に前の宮が作られた立派なものだった。
本殿には南国を思わせるカラフルな装飾が施されている。東北にあっては珍しいのではないだろうか。
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本殿には南国を思わせるカラフルな装飾が施されている。東北にあっては珍しいのではないだろうか。
神社の奥には灯台もある。こちらは大須崎のものと違って量産型の簡易なものだった。
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神社の奥には灯台もある。こちらは大須崎のものと違って量産型の簡易なものだった。
白銀神社から先の道は混迷を深める。まずは林道から外れ再び頼りない徒歩道へ進む。
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白銀神社から先の道は混迷を深める。まずは林道から外れ再び頼りない徒歩道へ進む。
ところが突然道が消失。間違えたかと思い一旦戻ったのだが他に道もない。
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ところが突然道が消失。間違えたかと思い一旦戻ったのだが他に道もない。
結局、藪を突破して先へ進んだ。藪大嫌いのツートンの表情が…。
ツ「ひどい道だっぺ…」
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結局、藪を突破して先へ進んだ。藪大嫌いのツートンの表情が…。
ツ「ひどい道だっぺ…」
藪を突破したら再び道が出現した。しかし目印のテープ一つ着いているわけでもなくゴミが散乱している。完全に不安を払拭できたわけではない。
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藪を突破したら再び道が出現した。しかし目印のテープ一つ着いているわけでもなくゴミが散乱している。完全に不安を払拭できたわけではない。
桑浜の漁港に出て、ようやく道が正しいことを確認できた。これでもう迷うようなポイントはないはずだ。
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桑浜の漁港に出て、ようやく道が正しいことを確認できた。これでもう迷うようなポイントはないはずだ。
漁から帰ってきたのか、網を仕掛けに行ったのか。数隻の漁船が港を出入りしていた。
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漁から帰ってきたのか、網を仕掛けに行ったのか。数隻の漁船が港を出入りしていた。
桑浜を過ぎ丁名岬を回るとようやく雄勝湾が見えてきた。
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桑浜を過ぎ丁名岬を回るとようやく雄勝湾が見えてきた。
ここまでくれば、あとは延々と海辺の道を歩くだけである。堤防が立ち並び海がまったく見えないのがちょっとアレだが…。
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ここまでくれば、あとは延々と海辺の道を歩くだけである。堤防が立ち並び海がまったく見えないのがちょっとアレだが…。
無事に道の駅に戻ってきてゴールとなる。
お疲れさまでした。
ツ「本当に疲れたッペ!」
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無事に道の駅に戻ってきてゴールとなる。
お疲れさまでした。
ツ「本当に疲れたッペ!」

感想

3日連続のみちのく潮風トレイルはいよいよ大須崎を回る雄勝地区最奥の区間に入った。地図でぱっと見ると、前日、前々日に比べて移動する距離が少ないように感じる。最終日で疲れも溜まってきたし、さらっと歩いて美味しいものでも食べて帰ろう…そう思っていたのだが、のちのちこれが大きな間違いであったことに気がつくのである。
最初に、前日のトレイルから外れた場所を目指し山越えをする。この山越えは最初から覚悟していたのだが、海岸沿いのルートにもこの山越えに匹敵するような峠越えがいくつかあり、またそれより小さいアップダウンも無数に存在していた。浜に降りては山に引き戻され…そんな道のりが延々と続くのだ。なんか既視感があるなと思ったら岩手県内のトレイルがずっとこんな感じだったことを思い出した。宮城県に入って以来比較的なだらかな道が続いたので忘れていたよ…。
結局、歩き終わってみれば距離・累積高低差ともに過去一番のキツイルートであった。累積標高差1600超えって…。登山並み…いや、並の登山以上じゃないの?
最後はヘロヘロになって道の駅まで帰りつけるか心配になったのだが、立浜付近で一人のハイカーに出会ったことで最後まで歩き通すことができた。その人は三重から来た青年で八戸から南下してきたという。我々のように区切りながら歩くセクションハイカーではなく、一気に歩き通してしまうスルーハイカーだった。
セクションとスルーの違いはあれど、あそこが厳しかったとか景色が良かったとか潮風トレイルあるあるネタで盛り上がった。話をしながら歩いた最後の八キロはあっという間だった。二人だけならきっと無言になって、ひたすら終りが来るのを祈りながら歩いていたに違いない。良き出会いだった。ありがたい。
だいたい、800km・延べ30日以上歩いてきて潮風トレイルを歩いている人に会ったのはほぼ初めてと言っていいからなぁ(笑
我々の他に歩いている人が居るのか、いつも疑問だったから、同好の士が居ることが実感できたことも嬉しかった。今回の旅の一番の思い出になった。

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