上北・野辺地 烏帽子岳(上北烏帽子)
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2005年01月の天気図 |
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感想
除雪終点集合のため、冷え込んだ早朝の青森を出発。車の窓がびっしりと凍り付いていて10分ほどロスする。高さんとは、サンデー駐車場で落ち合い、除雪終点に向かう。
14日は気温も上がり、降雪も無かったためか犬の散歩に来ていた人のスノーシューはさほどぬかっていない。山さんはスノーシューなので、無理なら途中で休んでいてもらうつもりだ。天候は今日も夕方までは雪の心配はないとの予報である。久しぶりの青空を見ながら出発する。9日から14日までの6日間、雪下ろしと片づけで体はいい加減に疲れているはずだが、なぜかスキーはすいすいと進む。労働が運動になっていたのだろうか。
山さんはスキーよりも早い、我々の前をスタスタと歩をすすめて行く。林道が山に入り次第雪が少しずつ深くなってきた。高さんが、「いつもより雪の量が多い」という。最初の堰堤からは青い空に朝日で白く輝く烏帽子岳の峻険な頂を見る。崖の部分にはヒマラヤ襞さえも見える。カメラに収める。ここまで2時間ほどかかった。30分歩いては休みを採り採りしながら。夜泣き石、自動車道分岐を過ぎ、キャンプ場からは小沢を渡り夏道の尾根にルートを採る。上部は細くなるがジグザグにこの尾根を登りさえすれば、山頂下の町界尾根に着くのだからと距離も短いので一気に登る。時間的にも山さんはここまでだろうと思い、少し風を避けてツエルトを張って待つ。
中で昼食をとり一休みすると元気を回復、山頂を目指す余裕が出てきた。高さんは山頂小屋で一泊するのだが、二人は日帰りなので、空身での登山となる。
山頂から八甲田、戸来岳、東岳、小川原湖、下北半島と展望した後、高さんと別れて二人は下山する。自宅からいつも見える烏帽子の鋭鋒、毎年冬に泊ることを行事にしている彼の心情も分かるような気もする。家族思いの彼のこと愛息に山頂から一報するのだろう。
駐車場に着いたら連絡することにして山さんが電話番号をメモする。天気も下り坂なので、高さんは明朝早めに下山するとのことだった。連日の降雪であったのに、ラッセルが深くなくてどうにか日帰りで山頂往復できたのは、由としなければ。それにしても、真冬にスノーシューで通した山さんもすごい。
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