国見岳(2回目)※九州中央山地※


- GPS
- --:--
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 1,063m
- 下り
- 1,061m
コースタイム
- 山行
- 6:42
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 8:06
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
○東内谷を右岸から左岸に渡ったところに広い駐車スペースがある。 ○内大臣川が名前を変えた?広河原の右岸沿いの未舗装路を進むと荒れたところがさらに多くなる。私は普通車なので、ノロノロ走行で進んだが、うねっているところでうっかり何度か車の腹を強打してしまった。 ○落橋地点の少し手前に路肩が広くて駐車できるスペースがあり、3,4台とめられそうだが、この日はキャンパーの車とテントでいっぱいでとめられず、少し手前の路肩にわずかなスペースを見つけて車をとめた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○山と渓谷社の「分県登山ガイド」には山腹道を通る広河原ルートが載っているが、現地の道標では崩落危険のため通行止めとなっている。 ○クサリ場やロープのかかったところなど危険なところはないが、植林帯以外は踏み跡がはっきりしないところがほとんど。 <落橋地点〜自然林界> ほとんどが植林帯でルートははっきりしている。 <自然林界〜稜線まで> 尾根道は広く、落葉などで踏み跡がはっきりしない。間隔の広い赤布や目立たない?テープを拾って進むことになる。 <稜線〜山頂> 1578mのコブ?から幅の広い稜線歩きとなる。赤布、テープ、道標などの間隔が広い。倒木、落葉、苔などで踏み跡がはっきりしないところがほとんど。 1578mのコブ?は広くて特に分かりにくい。東側の縁近くに樹に掛かった赤い道標がひとつあるが、それを見つけられないとほかに目印がないので国見岳が見える方向に進むと道標が出てくる。天気が悪いな時ど遠望がないときは注意が必要と思われる。 また、西側がゆるやかな傾斜になっており、数本の尾根が派生している。赤布が着いている尾根もあり、私は復路でこの赤布のある尾根に迷いこんでしまった。 山頂直下のシャクナゲの密集地もルートがわかりにくい。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
|
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感想
2022年11月06日(日)【国見岳】※九州中央山地※
先週歩いた石堂山ではほんの少ししか紅葉を見ることができなかった。もっと大きな落葉広葉樹の森の紅葉が見たいと思い、紅葉の最盛期は過ぎてるかもしれないが、九州中央山地の国見岳を歩くことにした。
なお、国見岳には2009年9月13日に樅木コースから登ったことがあり、今回は13年振り2回目となる。
<山行記録>
登山口となる熊本県側の山都街内大臣広河原へ6時半に到着できるように、午前3時に宮崎市内を出発した。しかし、アプローチに関わる事前の確認が甘く、緑川左岸から内大臣川の右岸側に内大臣林道に合流する林道があるとの思い込みから、天主山の登山口に至る鴨猪川あたりの林道に2回も迷いこんでしまった。結局、緑川にかかる内大臣橋まで大回りして、ようやく内大臣川の左岸から登山口に通じる内大臣林道に入ることができた。
というわけで結局アプローチの道迷いで1時間半もロスしてしまい、落橋地点の少し手前の駐車地点に到着したのは7時半頃になってしまった。私は足が速くないし、陽も短い時期なので、出直そうかとも思ったが、せっかく来たのだからと思い直して、快晴の空の下、8時前に駐車地点から歩き始めた。
落橋地点を飛び石伝いに内大臣川を徒渉して、対岸の小さな木製の標識から山道にはいった。直ぐに沢を渡って、植林地の急斜面を登ると林道上のカーブの広いところにある広河原登山口についた。
落橋する以前はここまで車で上がってこれたのであろう。再び杉の植林帯を急坂を登っていくと、傾斜が緩くなり左手(東側)に自然林が多くなると、自然林界と呼ばれていたと思われるところに着いた。目の前には緩やかな広い尾根に素敵な落葉広葉樹の森が広がっていた。紅葉はだいぶ落ちてしまって少し残っているだけだが、それがまた心地よい雰囲気を醸し出していた。
再び傾斜が増して急坂の上りになると、山腹をトラバースしていく旧広河原ルートとの分岐が現れたが、ルート図を示す看板を見ると崩壊のため通行止めになっていた。しかたなく、急坂を稜線まで直登する新ルートに入ったが、踏み跡はますます薄く、落葉も積もってさらにわかりにくくなり、赤布や目立たない?テープが頼りで、何度か踏み跡を見失った。それでも登りなので上へ上へと向かえば稜線に出るのでそれほど不安はなかった。
急坂を上り切るとなだらかな広い稜線に出た。あいかわらず踏み跡は判然としないが、針葉樹と落葉広葉樹の疎林はとても心地良かった。1578mのコブ?の手前に平家山への目立たない分岐があった。1578mのコブあたりは稜線が広くて、樹にかかった道標以外は踏み跡もまったく見つけられなかったが、目指す国見岳方向は見えているので心配はなかった。
ここで今日始めて平家山から来て国見岳へ向かうという登山者と短く言葉を交わした。国見岳の方へ続く広い稜線を適当に下っていくと樹にかかった道標があった。ルートは間違っていないがとにかく踏み跡が薄くて時々倒木や地衣類、落葉などで踏み跡を見失った。迷い易い帰りのことを考えて何度も振り返っては地形を頭に叩き込んだ。
気持ちの良いゆるやかな稜線を進んでいると、旧広河原ルートとの分岐を示す道標があったが、旧広河原ルートの踏み跡は落葉と草に覆われているのかどこにあるのか分からなかった。
徐々に登りとなりになり、シャクナゲの密集地の短い急坂を抜けると、眺めの良い稜線に飛び出した。右手(西側)の遠方には大きな山塊が見えたが、山頂から見るまで私はまだそれが雲仙だとは分からかなった。
川辺川源流点への道標を見送り、山頂直下のシャクナゲの密集地を抜けて、小さな岩場を登ると360度の大展望の山頂に着いた。時刻はちょうど12時で登りに4時間ほどかかったことになる。山頂の社は9月の台風14号の暴風で倒壊したらしく、コンクリートの土台がむき出しになっていた。
天気は快晴。風が少し吹いていた。九州の主要な山岳はだいたい見えていた。西に雲仙、北には阿蘇、北東に祖母・傾、南には霧島の韓国岳と高千穂峰、市房山や先週歩いた石堂山などがずらりと並んでいた。
国見岳周辺の山々は東側の向坂山・白岩山〜霧立越〜扇山の稜線はすぐに分かったが、あとはまだよく分からなかった。これだけ多くの九州の山々を眺めることができたのは始めてだったので感慨深いものがあった。
写真や動画を撮っているうちにあっという間に1時間が過ぎていった。踏み跡がはっきりしないルートなので、遅い時間に迷うと焦りも出るので、早めに下ろうと思い、お湯を沸かしてのカップ麺は諦めて、コールスローと焼き豚とおにぎりだけお昼は済ませた。ちょうど樅木林道の方から3人パーティーが登ってきたので、写真を撮ってもらってから13時に下山を始めた。
眺めの良い稜線はあっとい間に終わってしまい、シャクナゲの短い急坂を下るとなだらかな長い稜線歩きになった。午後の陽に溢れた森はとても心地良かった。
1578mのコブ?で、ルートは稜線に沿って右に曲がるのだが、まだ1578mのコブ?に着いていないと思い込んでいたので、赤布もあるし正面に見えるコブが1578mのコブ?だと思い違いをして、本来進むべき主稜線の1つ西側の尾根を下り始めてしまった。
踏み跡らしきものまったくなく、傾斜も少し急過ぎると思ったが、赤布が続いているので、そのまま尾根道を下り始めたが、ヤマレコのアラームが予定ルートから外れていると知らせてきた。東側を見ると、目線より高いところにあるはずのない稜線があるので、ルートを間違ったと判断、尾根道を上り返して短時間で正しいルートに復帰することができた。
平家山への分岐を過ぎて、稜線から急な広い尾根道を滑らないようにゆっくり下った。自然林界と呼ばれているところで一休みして終わりかけの紅葉を楽しんでから植林帯を下った。
16時少し前に落橋地点を渡渉して内大臣林道に上がったが、キャンパーの4WD車はいなくなっていた。
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