北八甲田 仙人岱
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2004年12月の天気図 |
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感想
今日は忘年山行に参加できなかった今さんの忘年会とのこと。田酒を荷揚げして置きながら、それを仲間に飲ませてしまったので、今日は日帰りながら心置きなく小屋の一日を過ごすのだそうな。ザックの中が楽しみだ。酸ヶ湯に着くと、すぐに阿さんが独りで到着。正月に備えて最後の荷揚げとのこと。一足先に出発した我々は、大岳コース25番付近で阿さんに追いつかれる。前日のトレースは夏道の方向に向かっているので阿さんが冬コースに変更して、ラッセルをしてくれる。44番にピタリと着く。沢の中はまだ水の現われている所もあったが、沢岸はスキーで進むことが出来た。所々、岩がスキーをこすったりもした。フラッグを立てて下山に備えたりしたが、役に立ったかどうか。でもフラッグは大儀がらずに持参するべきだ。
沢の源頭で、きのう入山していた、天さんと中さんが下山して来た。ほかに3人泊った人があったとのこと。中さんは、再度私たちと登り直した。小柄だが体力抜群な人だ。小屋に入り、早速小さん、今さんは〇〇鍋の仕度。ビールも先週の残りを確保しておいたとのこと。手回しがいい。泉さん、前さん、中さんが大岳に向かう。前さんはフラッグを背負う。なぜか阿さんが今日は荷揚げだけに来たのだからと、おもむろに、荷揚げの酒の封を切る。ナカナカの銘酒らしく、私は初見参だった。試飲しているうちに、とうとう飲み干してしまった。また持って来ればいいからと。ほかに入山者は、このごろよく行き合うボーダー、スキーの若手三人。裏の斜面でスキーを楽しんでから入室してきた池さん。私は初めてだが、百石の中さん。毎年冬に会う、名前を始めて教えてもらった工さんと金京順(キムキョンスン)さんの二人。そして、大岳に登山した三人がやっと帰ってきた。登り1時間半、下り1時間。あまり遅いので様子を見に小屋から出ようとした時であった。先ずは無事で良かった。仙人岱とは言え1300米でここからの下りは天候の急変などで難儀する所だから心配した。最後に、灯油の荷揚げに来た石塚さんが入室してきた。工さん、金さんはミニスキーで、下山時に我々をスイスイと追い抜いて沢を下って行ってしまった。これまでスノーシューばかりだったのでびっくりした。石塚さんもフラッグを数本作ってきて、源頭付近に立てて置いてあった。(このフラッグは、晋が27〜28日入山したときには、埋まりそうになっていたとのこと、吹雪模様時の深いラッセルだったのでどうしようもなかったとのこと。仙人岱避難小屋から酸ヶ湯温泉まで下山に5時間もかかったとのことだ。一気に降り積もった雪のラッセルは想像以上だろう。)
我等が酸ヶ湯に着くと皆はもう帰ったあとで、我々5人と車1台が残され早くも酸ヶ湯は暮れかかっていた。
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