北八甲田 梅津コース

コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2004年01月の天気図 |
---|
写真
感想
萱野茶屋で待ち合わせて、七曲Pへ。2〜3日続いた吹雪の後で木々は満艦飾の雪花が青空に映えて、その見事な自然美にしぜーんに各自から感嘆の声が上がる。風もなくそれでいて気温が低いのか、日の光が当たっても枝から落下してくることもなく枝から幹まですっかり雪を纏っている。
今日は、小さん、類さんとラッセルマンがいるので大助かりだ。フォレストコースにぶつけてコースを少し登って、梅津コース143番を確認してからコースを辿る。吹雪の後なので指導標に雪が付着して数字を読めないのもあったが、ほぼ順調にモッコ沢まで辿り着く。ここの時点では少し山手側を歩いていたので少しずつ下ってコースに合流するはずだったが、この付近はあいにく指導標もなく、しかも補助の明示テープも確認できなかったため大幅に高度を下げてしまい、ケーブル下に着いたが、鉄塔の近くだったのでもう少し下だろうと更に高度を下げてしまう。高度も950メートルから860メートルまでに下っていた。下には山麓駅近くから分かれている枝沢を確認した。これで下りすぎがはっきり確認できたので、又登り返してダイレクトコースへ出て更に登り返して57番に着く。ここは、ダイレクトコースの9番である。30分以上のアルバイトに“腹へった”ということで昼食タイムとする。スキーヤー、ボーダーが次々滑り降りてくるのを眺めながら。外人のボーダーが多い、スキーヤーは数えるほどしか見えない。風もなく陽の光で寒くなし、ツエルトを張らずに野天で昼食を採った。小さんのラーメン、類さんの焼く肉ですっかり元気を取り戻す。
この分では国見峠尾根で撤退かと思ったが、43番から峠に上ると毛無岱方面が遠望できたので、自然と足が伸びて寒水沢へ。更に9番から毛無岱の避難小屋へと、メンバーの足は、どんどん進む。やはり早めの昼食休憩が体力の回復に効果があったのだろう。体が欲するままに忠実に従ったのが良かったのだ。避難小屋前では、ザックを置き、しばし周囲を散策する余裕もあったぐらいだから。田茂萢岳にはスキーヤーやトレースが見て取れる。周囲の展望を欲しいままにした後、来たトレースを辿って下山する。降雪がないので、トレースはそのままだ。しかも下りとなれば自然に時間も登りほどは要しない。コースを見失ったところは、86番からすぐのところであった。明示テープもあったのだが、往路では樹の影になったものか、見えなかったものらしかった。次回はこの辺や、指導標のない区間には明示テープを更に付けておいたほうが良いだろう。
梅津又四郎遭難の地点とされるアオモリトドマツには、今回は立ち寄らずに下山することにした。下山もシールを付けたままで通してしまった。私のナイロンシールはすべりが悪く、雪が付いたので、シールワックスを塗ったら良くなった。萱野茶屋まで送ってもらい、八戸の遠いところから来た二人と別れる。ご苦労さん、ありがとうございました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する