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Yamareco

記録ID: 496737
全員に公開
ハイキング
東海

中山道 馬籠宿〜馬籠峠〜妻籠宿

2013年11月09日(土) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 長野県 岐阜県
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bool その他5人
GPS
--:--
距離
8.1km
登り
302m
下り
472m

コースタイム

日帰り
山行
3:10
休憩
1:20
合計
4:30
11:30
0
スタート地点
11:30
70
12:40
20
13:00
13:30
100
一石栃改番所跡
15:10
16:00
0
16:00
ゴール地点
馬籠峠から妻籠宿方面に15〜20分ほど下ったところに、一石栃(いちこくとち)改番所跡の広場があります。
馬籠峠の頂上はあまり広くありませんので、昼食や休憩には一石栃改番所跡が適しています。
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2013年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
S:JR中津川駅からバスorタクシーで「馬籠宿」下車。
G:「妻籠宿」からバスorタクシーでJR南木曽駅へ。
※今回は、妻籠宿駐車場に車を停めて、馬籠までタクシーで移動。

特急しなの号の一部は南木曽駅を通過します。事前に時刻表を確認してください。
コース状況/
危険箇所等
コース全般にわたって非常によく整備されており、危険箇所はありません。
休憩場所や無料で使えるトイレも数多く設置されています。

ただし熊の出没情報があるそうです。
熊に限らずイノシシなどの野生動物が生息していますので、熊鈴を着用しましょう。
熊鈴は、馬籠宿と妻籠宿の各観光案内所にて無料で貸し出しを行っています(要デポジット)。
その他周辺情報 馬籠宿、妻籠宿ともに有名な観光地で、土産物屋や飲食店が多数あります。
特に名産の木曽ヒノキを使用した木工製品や、
そば、栗菓子などが定番土産として知られています。

宿泊施設は、大型の観光ホテルは無く、和風旅館・民宿がほとんどです。
温泉施設はありません。
馬籠(まごめ)宿の入口です。標高620m。
明治から昭和初期にかけて活躍した文豪、島崎藤村の出身地として有名で、彼の代表作『夜明け前』の舞台でもあります。
馬籠(まごめ)宿の入口です。標高620m。
明治から昭和初期にかけて活躍した文豪、島崎藤村の出身地として有名で、彼の代表作『夜明け前』の舞台でもあります。
急な石畳の両側に、延々と古い商店が立ち並ぶ独特な光景です。
「よくこんな坂の途中に宿場町をつくったなぁ……」、と感心させられます。
急な石畳の両側に、延々と古い商店が立ち並ぶ独特な光景です。
「よくこんな坂の途中に宿場町をつくったなぁ……」、と感心させられます。
島崎藤村の生家である馬籠宿本陣跡は現在、藤村記念館として公開されています。
館内には「木曽路はすべて山の中である」という出だしで有名な『夜明け前』冒頭部の自筆原稿などが展示されています。
島崎藤村の生家である馬籠宿本陣跡は現在、藤村記念館として公開されています。
館内には「木曽路はすべて山の中である」という出だしで有名な『夜明け前』冒頭部の自筆原稿などが展示されています。
藤村記念館の向かいには「馬籠観光案内所」があります。
妻籠(つまご)宿までの手荷物回送や、熊鈴の貸し出しなどを取り扱っています。
藤村記念館の向かいには「馬籠観光案内所」があります。
妻籠(つまご)宿までの手荷物回送や、熊鈴の貸し出しなどを取り扱っています。
馬籠宿の終点、高札場の付近は広場になっていて、
天気が良ければ、ここから恵那山(2191m)を望むことができます。
馬籠宿の終点、高札場の付近は広場になっていて、
天気が良ければ、ここから恵那山(2191m)を望むことができます。
高札場から先は、いよいよ山道が始まります。
やや急な下り坂があったあと、今度は馬籠峠を越える長い上り坂が続きます。
高札場から先は、いよいよ山道が始まります。
やや急な下り坂があったあと、今度は馬籠峠を越える長い上り坂が続きます。
沿道の随所に設置された鐘は、熊よけのためのもの。
耳を済ませると、そこかしこで鐘の音が聞こえてきます。
沿道の随所に設置された鐘は、熊よけのためのもの。
耳を済ませると、そこかしこで鐘の音が聞こえてきます。
併走する県道7号線と離合を繰り返しながら、峠を上っていきます。
普段の交通量はあまり多くありませんが、
たまにスピードを出した車が通過していきますので、要注意です。
併走する県道7号線と離合を繰り返しながら、峠を上っていきます。
普段の交通量はあまり多くありませんが、
たまにスピードを出した車が通過していきますので、要注意です。
十返舎一九の碑。馬籠宿からは1.5kmの地点。
トイレと東屋が設置され、小休止できるようになっています。
馬籠から妻籠までの道中には、こうした休憩場所が数多く設置されています。

日本人観光客に混じって、外国人のハイカーともすれ違います。
そのためか、英文併記の看板を頻繁に見かけるコースです。
十返舎一九の碑。馬籠宿からは1.5kmの地点。
トイレと東屋が設置され、小休止できるようになっています。
馬籠から妻籠までの道中には、こうした休憩場所が数多く設置されています。

日本人観光客に混じって、外国人のハイカーともすれ違います。
そのためか、英文併記の看板を頻繁に見かけるコースです。
馬籠峠の手前にある神社。
折りしも紅葉真っ盛りでした。

峠の手前は沿道に民家や畑が並び、
断続的に旧街道と車道とが離合を繰り返します。
馬籠峠の手前にある神社。
折りしも紅葉真っ盛りでした。

峠の手前は沿道に民家や畑が並び、
断続的に旧街道と車道とが離合を繰り返します。
馬籠峠。標高801m。
かつては馬籠・妻籠とも木曽地方(のちの長野県)に属していましたが、
馬籠地区は2005年に岐阜県中津川市と越県合併したため、
現在は馬籠峠が岐阜・長野両県の県境となっています。
馬籠峠。標高801m。
かつては馬籠・妻籠とも木曽地方(のちの長野県)に属していましたが、
馬籠地区は2005年に岐阜県中津川市と越県合併したため、
現在は馬籠峠が岐阜・長野両県の県境となっています。
峠の頂上ですが、残念ながら見晴らしは良くありません。
周囲には峠の茶店が1軒あるだけで、休憩場所にも乏しいです。

妻籠方面に10分ほど下ると後述の番所跡があるので、
大休憩にはそちらがおすすめです。
峠の頂上ですが、残念ながら見晴らしは良くありません。
周囲には峠の茶店が1軒あるだけで、休憩場所にも乏しいです。

妻籠方面に10分ほど下ると後述の番所跡があるので、
大休憩にはそちらがおすすめです。
峠を越えると、かつての中山道の面影を残す、風情ある山道が続きます。
峠を越えると、かつての中山道の面影を残す、風情ある山道が続きます。
一石栃(いちこくとち)改番所の跡地。
かつては「木曽五木(ヒノキ・サワラ・アスナロ・コウヤマキ・ネズコ)」の違法伐採を取り締まる番所でした。
現在は番所建屋は無く、跡地は昼食に適した広場になっています。
一石栃(いちこくとち)改番所の跡地。
かつては「木曽五木(ヒノキ・サワラ・アスナロ・コウヤマキ・ネズコ)」の違法伐採を取り締まる番所でした。
現在は番所建屋は無く、跡地は昼食に適した広場になっています。
番所跡に隣接する、江戸中期の茶屋を利用した無料の休憩所です。
木曽街道の杖を持っていれば焼印を押してくれます。
近くにはトイレもあります。
番所跡に隣接する、江戸中期の茶屋を利用した無料の休憩所です。
木曽街道の杖を持っていれば焼印を押してくれます。
近くにはトイレもあります。
番所跡地を過ぎると、道の両側にヒノキの林が現れます。

幕末に、皇女和宮さま一行はこの中山道を越えて京から江戸に下ったといいますが、かなり過酷な旅だったことが想像できます。
番所跡地を過ぎると、道の両側にヒノキの林が現れます。

幕末に、皇女和宮さま一行はこの中山道を越えて京から江戸に下ったといいますが、かなり過酷な旅だったことが想像できます。
舗装された道路に合流。
この写真を撮影した場所の手前に、旧中山道への分岐を示す看板が立っていますが、
男滝(おだき)と女滝(めだき)を目指すなら、この車道をしばらく下っていきます。
(旧中山道には滝を通過した先で再び合流します)
舗装された道路に合流。
この写真を撮影した場所の手前に、旧中山道への分岐を示す看板が立っていますが、
男滝(おだき)と女滝(めだき)を目指すなら、この車道をしばらく下っていきます。
(旧中山道には滝を通過した先で再び合流します)
男滝と女滝。
吉川英治の『宮本武蔵』にも登場する、中山道でも有数の景勝地です。
すぐ近くまで寄ることができて、意外に水量があって圧倒されます。
水しぶきが涼しく、疲れた身体に心地良いです。
この写真は男滝のほうです。
男滝と女滝。
吉川英治の『宮本武蔵』にも登場する、中山道でも有数の景勝地です。
すぐ近くまで寄ることができて、意外に水量があって圧倒されます。
水しぶきが涼しく、疲れた身体に心地良いです。
この写真は男滝のほうです。
間の宿(あいのしゅく)だった、大妻籠(おおつまご)の町。
現在も数軒の民宿が営まれています。

ここまで来れば、ゴールはもうすぐですよ!
間の宿(あいのしゅく)だった、大妻籠(おおつまご)の町。
現在も数軒の民宿が営まれています。

ここまで来れば、ゴールはもうすぐですよ!
ゴールの妻籠宿。標高430m。
江戸時代の景観がほぼそのまま残っている、美しい街並みです。

重要文化財指定の脇本陣や、古い建物をそのまま活用した民宿、
木工製品や地場産品を扱う商店などが軒を連ねます。
ゴールの妻籠宿。標高430m。
江戸時代の景観がほぼそのまま残っている、美しい街並みです。

重要文化財指定の脇本陣や、古い建物をそのまま活用した民宿、
木工製品や地場産品を扱う商店などが軒を連ねます。
まるで映画のロケセットのような風景。
秋に訪れたなら、名産の栗きんとんは外せない定番お土産です。
まるで映画のロケセットのような風景。
秋に訪れたなら、名産の栗きんとんは外せない定番お土産です。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 飲料 レジャーシート 地図(地形図) 筆記用具 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル カメラ
共同装備
調味料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具
備考 ハイキングに適した装備であれば問題ありません。
休憩箇所は数多くありますが、飲み物を調達できる場所は限られています。
水分は宿場町を出発する前に用意しておきましょう。

里山ですので、熊鈴をお持ちでしたら装備することをおすすめします。

感想

旧中山道の宿場町、馬籠と妻籠との間を歩く人気のハイキングコースです。

旧五街道ともあって、よく整備されており、それほど険しくはありません。
しかし、普段あまり歩く習慣の無い人には少々キツく感じられるかもしれません。
いわゆる登山道ではありませんので、登山用の装備は不要です。
足腰に不安のある方は、ウォーキングシューズやストックがあれば歩きやすいと思います。

コース全般にわたって観光地化していますので、自販機やトイレも随所にあります。
江戸時代の旅人に思いを馳せて、四季折々の景観を眺めつつ、
ゆっくりと楽しみながら歩くと良いでしょう。

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