青空と雷?? 遠かった谷川岳


コースタイム
21日 AM5:00東京到着〜上野〜AM9:30水上到着
一の倉沢トレッキング〜宿泊ロッジへ
22日 AM7:30西黒尾根登山口〜PM12:00肩の小屋〜PM12:30
谷川岳山頂〜肩の小屋(泊)
23日 AM6:30肩の小屋出発〜AM8:00ロープウェイ乗り場
PM9:00水上駅〜越後湯沢〜富山〜大阪
天候 | 午前中は晴れ 午後から雨と雷 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
西黒尾根は鎖場など雨が降ると注意です |
写真
オーストラリア人のオーナーと韓国人の奥様がやっています
普段は冬はスキーとスノーボード
夏はキャニオリングとラフティングをやっています
とにかく、ナショナルティックな宿です
(外人さん多し)
感想
今回は仲良しのM女子と「谷川の岩の見学に行こう」という事でおばさん二人の
節約しながらのまったりプランの山旅となりました
本当は縦走の予定でしたが、谷川岳ってほとんど幕営禁止だし非難小屋も小さくて
申し込みが必要で、仕方なく初日に肩の小屋に泊まってと思っていたら何と一杯で
予約が取れず!!
しゃ〜ない! もうこれは半分観光気分でいきましょう
という事でふもとで1泊して登る事
今回、経費節約の為(?)高速バスと普通電車の山旅
朝早く大阪から東京へついてまずは上野へ
普通列車に揺られながら上越線に乗り換えます
普段、山に行くときはほとんど車なんで、このゆったり感がかなり眠くなりましたね
ようやく水上駅に着いたのが朝の9:30
それからバスに乗って取りあえずロープウェイ駅へ
ここからは今回の目的?の一の倉沢へ
整備された林道を登っていくと見えてきました‟大岩壁”
M女子と二人大興奮です!!
「うわ〜凄すぎますやん!」
「こりゃ力が無かったらやばいわ」
「M女子、登ったんとちゃいますのん?」
「う〜ん、かなり昔やけど・・・あの時は若かったわ」
「これ取り付きまでもやばいですよね」
「取り付きもルートになってるんやろ」
「6級って・・」
「いや〜あと30年若かったらな」
なんて興奮しまくりでずっと眺めておりましたね
正直、一の倉沢を見たのは初めてなんですが、今まで見た登攀対象の岩場とは
圧倒的に違いましたね
穂高や劔、明星など見ましたけど、やっぱり谷川岳は別格でした
そんな興奮状態で初日は何もすることが無いので、仕方なく泊まる予定のロッジへ
しかし、ここが面白かった!
止まったロッジの名前は「天神ロッジ」
オーストラリア人のキーリンさんが韓国人の奥様とやっています
他にキャニオリングのインストラクターの外人さん二人
とにかく日本じゃないみたいな雰囲気の宿
会話は日本語は通じますが、ほとんどが英語
キーリンさんの娘さんの花ちゃんは英語と韓国語と日本語の3か国語を
話します
ほんとにかわいい女の子でした
で、キーリンさん 日本に来て12年とか
「どうしてここでロッジを?」と質問すると、「水上は水が綺麗
雪はパウダーで最高!」との事
「オーストラリアは自然がたくさんありますが、季節が無い
ココは春、夏、秋、冬 全部素晴らしい」
なんか来ていてうれしくなりましたね
もともとプロボーダーなんでしょうか?とにかく、冬はボードのガイドをしている
ようですね
そうして、いろんな意味でおもしろかったロッジを後にして翌朝ようやく
「登山」を開始!
コースは西黒尾根
なんでも「急登です」とエアリアルには書いてあります
まぁ、おばさん二人
急ぐ事もありませんので、ゆっくり登る事にしました
蒸し暑い樹林帯から、岩場の連続
「これ六甲のロックガーデンみたいですね」
「そうかもしれん」
などと言いながら鎖場を登っていきます
「ここの岩質、雨やったらやばいですわ」
「かなり滑るやろね」
しかし面白い!!
そうこうしてようやく肩の小屋に到着
このころには周りはガスで何にも見えず
「証拠写真とりにいかなあかんな」
「確かに、谷川に登った事ちゃんと残しとかなあきませんね」
という事でガスの中山頂へ
トマの耳からオキの耳へ
ところがここでそれまでガスで真っ白だったのが、私たちが着いた時には
ガスが消えて青空が顔を出してくれました
「やっぱり普段のおこないやな」
なんてM女子と言いながら記念撮影
そのご来た道を戻ると何故か知った顔が・・
なんと「天神ロッジ」のキャニオリングのガイドさん二人
川だけでなく山も登っているんですね
そうしてようやく肩の小屋へ
この日は宿泊は私たち2人と素泊まりの男性が一人
夜は小屋番さんの色々な話を聞きながら、山小屋の大変さを痛感しました
でも、久しぶりに山小屋らしい小屋にとまれて本当に嬉しかったです
そうそう、今回この小屋で道の解らなくなった若い女性二人組と遭遇しました
彼女たちが来た時は周りはガスで真っ白
かなり遅い時間でしたね(山的に)
なんでも道が分からなくなって、あちこち歩いてようやく小屋に来たとか
それもたまたま偶然に小屋にたどり着いたようです
見れば小さなザックに(トレラン並)いまどきの山ガールの出で立ち
ロープウェイは5時までなので、どうするのか?
まだ頑張っていけば間に合う時間だったんですが(この時3時半くらい)
装備もあるのかどうなのか・・
小屋番さんが丁寧に説明して、彼女たちは降りていきました
で、その後凄い風と雨
夕方からは雷のオンパレード
ホントに山は長くやっていますが、こんなに雷が凄いのは初めてでしたね
途中、小屋の傍に雷が落ちて火花が散っていましたよ
いや〜恐るべし「谷川岳」
しかし、あの二人の山ガールさん達
小屋にたどり着かないとやばい所でした
そういう意味でも小屋のあり難さを感じましたね
翌朝は5:30に朝食をとり小屋を後に
その後いい感じで天神尾根からロープウェイ駅まで行き、ようやく登山終了
それにしても谷川って色々な岩質があって興味をそそられました
下山途中にもまるで沢の滑滝のようなつるつるの岩や、どう見ても
溶岩でしょう?という岩などあって変化に富んでいました
ほんとうに面白い山でしたね
そして、下山後はまたまた延々としたローカルな旅
何故か?富山までこの後普通列車で行き富山から高速バスです
しかし、この路線
鉄道マニアの巣でしたよ
とにかく周りはマニアばっかり!!
いや〜面白い体験でした
そして富山では富山のごちそうを堪能して、ようやく大阪へ
まぁ、たまにはこういうのも楽しいですね
山を登りながら、まったりとした旅をしてきた3日間でした
次は劔です
また、頑張らないと
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