釜ノ沢(乙女の滝まで)
コースタイム
- 山行
- 5:45
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 6:30
天候 | 曇り一時晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 「ほったらかし温泉」 山の上の方にあるので、眺めがよくて、なかなかいい温泉でした(800円)。 カーナビでセットしたらたどり着かず、「カーナビは間違っています!」という看板が出てきてびっくり。 何とかフルーツ園という公園の中を通って山道を登って行くのが正解。 |
写真
感想
cherroさんと釡ノ沢へ。
今回は(今回も?)、沢シロートっぷりを遺憾なく発揮した沢登りというか沢歩きになってしまいました(^^;。
そもそも計画に無理がありました。
日帰りで両門の滝まで行って戻って来る予定でしたが、一泊の人の倍の距離を歩かなければならず、一般登山道ならともかく沢を下るのだから、そんなに遅くなるわけにもいかない。出発も遅いですね。
色々とトラブルもあって、12時の時点で乙女の滝までしか辿り着かず、早々に引き返すことに。
朝駐車場を出発し、林道を西沢渓谷方面に向かい吊り橋を渡ると、すぐ右に鶏冠山方面への看板がありました。
河原に下りて鶏冠谷出合に到着すると、先行するcherroさんが迷わず鶏冠谷の方に行こうとするので、そっちじゃないですよーと呼び戻す^^。
今回は遡行図を見ていたのですが、ホラ貝のゴルジュを巻いて入渓するまで、すぐそこに沢があるのに長々と巻き道を歩くということを理解しておらず、そのまま沢床を歩いて行ってしまいました。
そして、ホラ貝のゴルジュより手前で突破できない滝に遭遇。
巻き道があるはずだから仕方なく戻ろうと思ったのですが、cherroさんにここなら登れるんじゃないですか?と言われて、ついウッカリ近くの急斜面をフリーで登ってみたら、これがゲキ悪。
踏みあとのある巻き道までは、かなり戻らなければならないはずなので、ここから登れば楽と思ったのが大間違いで、結果的に遥かに時間がかかってしまいました。
急斜面を登りはじめてすぐ、見た目以上に悪いと気づいたものの、要所要所にスタンスがあったため登り続けてしまったのがまた失敗。
ホールドに使おうとしたデカイ岩が剥がれ落ちたり、足下はグズグズの腐葉土でいつ崩れるか分からなくて危なすぎ。
目当てにしていた立ち木に辿り着いてセルフビレイをとり、ようやくホッとしました(^^;。
cherroさんにロープを出そうと急いで準備していると、待っててくださいと言ってあったのに何故か登って来ている(確か以前にも似たようなことがあったような、なかったような…)。
慌てて環付カラビナをつけたロープを放り投げる。
その上も悪そうでしたが、確保してもらって、とりあえず登ってみる。
プロテクションがとれれば登れそうでしたが、絶対に墜ちないというほど簡単でもなさそう。
しかし、まともなプロテクションは取れそうにないので、諦めてクライムダウン。懸垂下降で沢床まで下りました。
急がば回れ。いい経験になりました(^^;。
そもそも、こんなグズグズの急斜面をフリーソロで登れそうと思ったのが大間違い。
そして悪いと感じたのに、早めにクライムダウンしなかったのも間違い。
そんなこんなで巻き道まで戻って、ホラ貝のゴルジュを見物し、その先で改めて入渓。
というか、ここまではアプローチのようなものだったのですね(^^;。
そこから長いゴーロ歩き。沢登りに来たのに山道を長々と歩き、その後は河原歩き?
見たかった上流のナメまでたどり着かず、ゴーロ歩きで終わってしまうとはねえ…。
ちなみに、フェルトソールに花崗岩が砕けた細かい砂がつくと、めちゃくちゃ滑りますね。沢によって、靴を使い分けた方がいいと思いました。
そしてようやく乙女の滝に到着し、もうここまでにしましょうと意見が一致してランチ。
cherroさんが用意してくれた美味しいパスタをいただきました。
乙女の滝で汲んで来た水で茹でたので、乙女汁を補充できてよかったですね!
帰りは面白そうなところを探して、遊びながら下る。
端っこのスラブで遊んでいたら、足が滑ってリアルドボンしてしまいました(^^;。
フェルトソールは花崗岩には向かないなあ。
その先で怖いトラバースを過ぎ、最後に水の中にジャンプして下りたところで待っていたら、何故かcherroさんが深いところに飛び下りて首まで水に浸かっています。
これはシャッターチャンス!と思ってカメラを取り出そうとしたら、何やらアップアップしている様子?
持つところがない!とか何とか言って流されそうになっているので、仕方なく?写真を諦めて、手を差し出しました。足がつかなかったみたいですねー^^。
手を出してくれなくても泳ぐつもりでした、キリッ!と言っていたわりには、掴んだ手に必死さを感じましたが…^^。
しばらく下って行ったら、いつの間にかホラ貝のゴルジュを抜けた先と思われるところに行きつきました。
遊びながら下っていたため、知らぬ間に巻き道に上がるポイントを通り過ぎてしまったようです。
ということで戻ったら、さっき飛び下りたところが登れない(^^;。
その場所以外はもっと登れないので、石を積むしかないか?と思っていたら、端の方から何とか登れました。
普通は巻き道を通るので歩かないパートを登り下りしてしまったようです。
その後はずっと巻き道で下る。
山歩きと河原歩きしかしなかったような気もしますが、いい経験になったし、エメラルドグリーンの水が美しかったので、よしとしましょう^^。
これに懲りずに、またよろしくお願いします!
※全然関係ないのですが、滝つながりということで、滝の聖地~レユニオン島~という番組を観た感想を少し。
キャオニングガイドが滝下りの案内をするのですが、これが途轍もないスケール。
山頂から密林を抜け、懸垂下降を繰り返し、最後は300mの滝を懸垂下降。
そこから脱出するには、その滝の裏を通らなければならないそうです。
今ではルートも分かっているから、技術さえあればどうってことないのでしょうが、初めてルートを開拓した人は一体どういう気持ちで滝を下りていったのだろうと思うと、考えさせられるものがありました。
先がどうなっているか分からないのに、300mの滝を下りるとは…。
行き詰まったら、登り返すつもりだったのかな? 300mも?
未知のルートと、すでに開拓されたルートの違いはあまりにも大きい…。
釜ノ沢は昔の山道だそうなので、昔の人が不安を覚えながらも、少しずつ踏み跡をつけて開拓していったのかなあと想像を巡らせると、感慨深いものがあります。
ちゃんと巻かないといけないんですねー。勉強になりました。でも巻かない方が楽しかったりすることもあったりなかったり‥。
あ。次回はちゃんと巻きましょうー。
少なくとも入渓点については、事前によく調べてから行くようにしましょう!
cherroさんも、同行者が頼りないと、色々勉強になっていいですねー。
いつのまに釜ノ沢へ
抜けがけですね〜
途中までだったようですけど、失敗もまた楽しいイベント。
リアルドボンや溺れかけたりとなんと充実した沢登りじゃないですか!
今度は私も連れてってくださいよ
もちろん乙女汁パスタも希望
それにしても釜ノ沢は雰囲気いいですね。
下流でチョロチョロして帰って来ただけなのです。
上の方はどうなっているかのか分かりませんが、エメラルドグリーンの水が美しかったですよ。
ぜひご一緒しましょう!
登攀的な要素は少ないようですが、スケールが大きいので、問題は体力ですねー。
日帰りはすごくタイヘンだと思いますよ。
ホラ貝のゴルジュ、見事な色ですねー
読者の期待にこたえて(?)、ドボンあり道迷いあり今回も楽しそう
僕も連れて行ってくださいよ、旦那さん!
ホラ貝のゴルジュにチャレンジしてください!
登攀の対象になっているみたいですよ。
滝つぼに飲み込まれて、溺れないよう注意が必要みたいですけど。
釜ノ沢は気持ちのいい沢ですよ。
みんなで、泊まりがけで行きましょう!
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