明神東稜

コースタイム
5/7 バットレス基部 4:20 - 6:00 明神山頂 - 岳沢経由 - 9:00 上高地
天候 | 5/6 15:00 ごろ 5.0度前後 晴れ 5/7 6:00 ごろ 0 度前後 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2011年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
今回は気温が高く雪の状態が良くなかった。 雪壁になれていて、雪が締まっていればワンデイで抜けられる。 |
ファイル |
非公開
4994.xls
計画書
(更新時刻:2011/05/02 05:00) |
写真
感想
この時期の明神東稜は雪との格闘であることを実感。
距離的には明神橋からすぐそこに尾根が見え、順調にこなせればワンデイで上
高地へ抜けることも可能。
ただ、雪の処理に手間取れば難しい。
今回は初日にバットレス基部で幕営。2 日目に明神から岳沢へ下った。
■ 1 日目
朝 7:00 頃上高地を出発。明神池では往年のクライマーに話しかけられる。
古いピッケルを見せ三大北壁へ行ったとか、吉野弘から滑落停止技術を習った
など興味深い話を色々うかがう。名前は聞かなかったがおそらく名のある人
なのだろう。
明神池から信州大学の研究施設(養魚場)を抜け取り付く。取り付き付近は
薮だが谷に入る辺りで雪となる。気温が高いため、歩きにくい。
ひょうたん池には 5 張りほどテント泊跡があった。
バットレス基部までは雪がぐずぐずとなり非常に悪い。ひょうたん池付近では
今日中に上高地へ下ることも考えたが、この状態では危険。2 ピッチほどロー
プを出してもらう。雪壁になれていればいらないかもしれない。
バットレス基部で幕営。
■ 2 日目
雪の状態が良い朝のうちに抜けることにし、2:30 起床、4:00 出発となる。
バットレス最初のピッチが核心。細い草付きにピックを刺して体を上げていく。
4 級くらい。その上は出す必要もなかったが念のためさらに 1 ピッチ伸ばす。
その先ですぐに稜線に出る。
なかなかシビレたピッチだった。
あとは岳沢を経由して上高地。雪が締まっていて歩き易い。
バットレス基部で幕営したのは正解と思う。
今回は核心部分をリードしたのは成果だったが、雪上歩行には課題があり、メ
ンバーから遅れてしまうことがしばしばあったのは反省材料。来年に生かそう。
■ メモ
雪が腐っている場合、足場は簡単に崩れてしまう。両方のアックスにも重心を
分散させると安定して登ることができる。
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