袈裟丸山(職場山歩きツアー〜下山は思わぬへ電使用…)
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 960m
- 下り
- 1,311m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
賽ノ河原から塔ノ沢への下降路、特に沢沿いのルートは風水害等で荒れており、薄暗がりでは道迷いのリスク大(我々もへ電頼りに何とか下山しました)。 |
その他周辺情報 | 水沢駅温泉センターせせらぎの湯にて日帰り入浴可(我々ルートロス組は当然ながらお風呂ナシ!) |
写真
装備
備考 | 日の短いこの時期、出発時間は極力早くすべきこと、分かりにくい下山路を辿る際はヘッドランプが必須(持参しなかったメンバーあり)という当然すぎる掟を再認識。 |
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感想
この日のツアーは、メンバーの総数+力量のバラつきを考慮すると、元々のコースタイムの読みに無理があったと言わざるを得ません。その上、チャーターしたマイクロバス(2台)の集合場所間違いで所沢出発が08:20とかなり遅れ、北関東道からの下道走行にも思った以上に時間がかかって、折場登山口出発は既に11:30と昼メシ時を大幅にオーバー。ハイキング気分で賽ノ河原での昼食を終え、前袈裟手前の小丸山ピークを踏んだ頃、時計は既に14:00を回っていました。この段階で高齢メンバーを含む主力部隊は、前袈裟登頂を諦め、賢明にも塔ノ沢ルートでの下山開始を決定(早く温泉に入り、ビールで乾杯したい、という生理的欲求が強かったのも事実のようですが)。
残る「精鋭」部隊の隊長、山岳会メンバーの屈強の女性隊員、そして一応踏んだピークの数やマイナートラブルの経験数だけは多い小生の3名は、無謀にも前袈裟往復を決意。相当の勢いで前袈裟山頂を踏んだまでは良かったものの、その後の復路では登りの無理が祟ってか結構休憩が多く、ペースはあまり上がらない…。かろうじて記念写真撮影に足る明るさの残った寝釈迦前後からは、台風や豪雨の影響かルートも荒れ気味となって、しばし進むべき道の選定に苦労する状況に。そうこうするうち、谷間の下山路周辺はすっかり日が暮れ落ちて、へ電2本の明かりを頼りに、時としてルートを見失いながら、何とか赤テープ等を辿って沢沿いを下っていきます。真っ暗な中を、ようやく塔ノ沢登山口で待機するチャーターバスの灯りが見えた時には、少々大げさですが、命拾った思いがしました。
もう1台のバスが待つせせらぎの湯で主力組と合流すると、当然のことながら「ずいぶん下山が遅かったのでハラハラした」「もうちょっと帰りが遅れたら、捜索隊を出そうかと思った!」などと口々に心配と労いの声を浴びながら、無事の再会を喜び合いました。湯上がりのビールでそこそこ出来上がっている主力メンバーの顔を見るにつけ、それでもお風呂には入りたかったなあ、としみじみ自分たちの向こう見ずな行動を後悔することしきりだったものの、せめてもの埋め合わせで、帰路のバス車中は反省会ならぬ大宴会でそこそこ盛り上がりました。
この職場の山歩きサークルのツアーでは、この前袈裟ツアーの苦い教訓を踏まえ、これ以降朝の集合・出発時間の繰り上げ、秋〜冬の時期は歩程5時間以上のコースは原則回避、といった運営改革がなされたことは、当然の帰結、身から出た錆でありました…。
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