聖平〜上河内岳〜茶臼小屋

2014年08月23日(土) 〜 2014年08月25日(月)

コースタイム

1日目

• 山行: 6:10
• 休憩: 0:00
• 合計: 6:10

8:40 聖沢登山口
14:50 聖平小屋

2日目

• 山行: 7:40
• 休憩: 1:20
• 合計: 9:00

5:30 聖平小屋
7:00 7:10 小聖
8:20 9:30 聖平小屋
14:30 茶臼小屋

3日目

• 山行: 4:50
• 休憩: 0:00
• 合計: 4:50

5:30 茶臼小屋
10:20 茶臼岳登山口

ほぼコースタイム並みであるけたが。のぼりは後半ばて気味だったので適宜休憩しながら歩いた。
登山道は整備されていて歩きやすい。危険個所特になし。
稜線のやせ尾根の滑落、ガレ場の落石注意程度。

※聖平小屋　茶臼小屋　　について
8000円/泊（二食付き）　シュラフをもっていくと寝具代1000円値引き
ともに新しくきれい。トイレも掃除がゆきとどいていて○。（聖平小屋は水洗。）
寝具はシュラフ、マットなし。床は厚めの銀マット二重引きの上に集めのゴザ敷。眠るのに支障はないが、布団ではないので当然堅い。
小屋の方はとても親切で家族的なあたたかい雰囲気。
難をいうなら　酒とつまみの種類が少ないこと、これは山の中なので贅沢はいえない。トイレがテント場と共用なので外に歩いてでなければならないこと。雨の時は難儀だが、長靴、傘がかりられるので問題なし。

聖平小屋、茶臼小屋、横窪沢小屋　すべてに立派な冬季小屋があった。
小屋閉鎖後は冬季小屋の利用が可能。
厳冬期はさすがに厳しいが、小屋閉めの後、雪のない季節（10月〜11月や5月〜6月）などに上手く利用させてもらうと静かで快適な登山がたのしめそう。

小屋の維持費や小屋の方々が登山道を整備し安全に十分配慮してくださっていること、登山口までの無料送迎などトータル的なサービスを考慮するとこの山域での小屋代は決して高くなく利用価値十分。
これからも上手に利用させていただきたいと思った。

天候

23日：午前　小雨〜午後　くもり時々晴れ〜夕方　雷雨
24日：午前　濃霧〜午後　　霧　〜夕方　ちょっとだけ晴れ間
25日：午前　雨〜昼過ぎからくもり時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス

往路）
・東京⇒畑薙ダム　夏季臨時駐車場⇒白樺荘　　毎日アルペン号
・白樺荘⇒聖平登山口　井川観光協会送迎バス（無料　要予約　県営小屋宿泊者のみ利用可能）
復路）　
・畑薙大吊り橋前（茶臼岳登山口）⇒白樺荘　井川観光協会送迎バス（無料　要予約　県営小屋宿泊者のみ利用可能）
・白樺荘⇒東京　毎日アルペン号

コース状況／危険箇所等

危険個所なし
白樺荘　畑薙夏季臨時駐車場　登山口　に登山ポストあり。
※天候不良および体力温存のため聖、茶臼岳はスキップ

その他周辺情報

白樺荘：畑薙ダム　夏季臨時駐車場から車で約１５分。温泉、食堂、無料休憩所あり。リンスインシャンプー　ボディシャンプー　ドライヤーあり。　おそばがおいしかった。

写真

聖沢登山口

二つ目の吊橋　けっこうゆれる　

この先が沢のぼりの入渓点らしく沢装備の人がいた。
ここまでアプローチ約4時間。　おつかれさまです。

晴れ間がでてきた！
聖東尾根　冬季ルート　雪のときあんなところを歩くのね。すごいなあ。。

滝見台より滝を臨む

水量豊富です

小屋近くの沢　せせらぎの音がここちよい
聖は沢が美しい。

聖平小屋　ウェルカムフルーツポンチ！

天候のせいかテント含め人は少ない

夕飯　やまめの南蛮漬けと具だくさん豚汁　おいしかった♡

夕方　何山かはわからじ

翌朝　薊畑（あざみばたけ）付近　景色がかわった！庭園風

花がいっぱい

幻想的な風景がつづく

森林限界を超えると完全に修行　小聖の標識　あとは真っ白
この先はまた天気がよいときに、ということで引き返し

聖平小屋　おせわになりました。

上河内岳へむかう

小屋でつくってもらったおにぎり。
梅干と昆布　たくあん付き

展望はないが花はいっぱい
トリカブト軍団

ちんぐるまだ〜

今年はもうみれないと思っていました。。。よかった見れて♡

しかし　山頂上は360度真っ白^_^;

下りはちょっとガレ

不思議な岩になりきる

古代の縞模様

牧場っぽくなってきたとおもったら・・・

牛だ！（切り株です。）

ピクニック向きの風景がつづく

ちょっと早目に草紅葉

ここは広くてきもちよかった偽北海道となずけました。

お、景色が

青空も！

うすぼんやりだけど

南アルプスが姿をみせてくれた！

広すぎる稜線

富士山もかくれていた

茶臼小屋がみえてきた

かわいい小屋は

お花畑の中にありました。

こんな景色をみながら一杯、、いや二杯、いや。。。何杯飲んだっけ？？

夕飯はなんとお刺身！脂がのってて美味かった！

小屋内部　　空いていて快適

おべんとうはお稲荷さん　朝日見ながら食べる予定が。。。

雨でした。

雨でも森は美しい

ウソッコ小屋（無人）

沢も水量豊富で迫力満点

美しさを増します

ヤレヤレ峠に到着

ヨレヨレチェルシー　ぬれちゃった

最後の大吊橋　

ここを渡るのが今回一番こわかった。

白樺荘で温泉入ってバスをまつ

御片付けをし

飲み！

たべ！

またたべ！

おそばで〆

茶臼岳は雲の中、、、また会いにくるよ〜

感想

macorin

今年の目標 南アルプス南部にいく。
弱冠むりやりですが、無事に果たしてまいりました。

海の日連休に荒川三山にいく機会をのがし、秋の三連休に聖にいこうかともくろんでおりましたが、お盆が明けた後、うまいぐあいに有給がとれ3連休獲得。畑薙ダム行きのバスもめずらしく空いているし、ということで、よし、いってみよう！と計画を前倒ししていってきた。

急だったので、単独でとおもっていたけど、急きょリハビリ仲間のSさんが同行してくれることになり、リハビリ珍道中夏山編となった。
おたがい無理がきかない体なので、聖と茶臼のPHは最初から天候も体調もよければいく、ということにして、とにかく3日間山に入り、道の様子や山の雰囲気を体感し、登山道までのアプローチがどんなもんなのかを知ることができれればそれでよし、ということにした。

いざ山に入ってみると　写真の通り天気はあいにく。
メインディッシュの上河内岳からの大展望も、真っ白けっけ、ある意味わすれられない景色となってしまった。だけど、展望はなくとも　沢や花や草原など、愛でるものはたくさんあり、人も少なく、ゆっくりあるいて自然をたっぷりあじわえる楽しい山行だった。
久々の泊まりの縦走だったこともあり、わたし的には「南アルプスにいる」それだけでとってもうれしかった。

実際に山にはいってみて歩いてみないとわからないことがたくさんある。
初めて南アルプス南部に入ってみて、私この山域好きだな〜と実感した。
北アルプスのような華やかさはないけれど、山の大きさに抱かれながら、しずかにじんわり、自然の営みをひしひしと感じることができるとこ。
がっつり歩きながら、山のいろんな姿にであうことができる、そんな山域であるように感じた。
ぶっちゃけわたし好みのど真ん中のストライク！

はじめての南アルプス南部体験、試食はとーってもいいかんじ。
季節を変えて、ルートを変えてなんどでも行ってみたい、そんな山域でありました。
Sさん同行ありがとうございました。単独行もよいけれど、やはり三日間、この天気の中、この体でこの大きな山を一人で歩くのはさすがにちょっとこころぼそくなってしまったかもしれない。道連れがいるってありがたい。
今回のコース いずれ天気がよいときにまたいこーっと。