大文字:如来沢散策
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- GPS
- 05:06
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 558m
- 下り
- 837m
コースタイム
- 山行
- 4:33
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 5:09
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
天の原のすぐ東に池があって建物もあるらしいので是非行ってみたいと思っていたので、今回比叡平から行くことを思いついた。それというのも『sayu18、kumakumo』さんらの如来沢やその周辺散策の記録を見たからだ。参考にさせて戴き、ありがとうございました。
比叡平から大文字周辺に行くのは初めてだ。大津京駅から比叡平行のバスは我々以外は2人であった。比叡平バス停付近は住宅街であるがシーンとしていて人が住んでいる気配を感じないが、犬の散歩をしていた老人だけだった。大きな区画の住宅が多いが、茫々とススキが塀から延びだした家は誰も住んでいないようだ。昔は高級住宅地であったが、今や昔の面影だ。
池の谷地蔵方面に進むと、すぐ前には如意ケ岳が見え、右には大文字も見えた。西へ分岐する舗装道路を進むと徐々に下りとなって、右斜面上から鹿の警戒音が聞こえる。ゲートのある分岐を行きすぎたので、戻ってゲートのある急な登りの舗装路を進むと、前方に何故かバスが見えた。どうもあれが廃バスのようだ。もう数十年立つと思われるバスだ。ここまで運ぶのも大変だったろうに。すぐ上の段にももう1台バスがある。
暫く舗装路を下ると建物があって、左のドラム缶から煙が立ち上っている。上にトタン風の金属板が置かれているので、心配はないようだ。ここは工事用事務所のようで、工事に使う木の薄板を乾燥の為かなのか並べて置いてあった。すぐ左のフェンス内は太陽電池がずらりと並べられている。そこにワコールホールデイングの看板があるが昔は運動場だったようだ。
更に南に進むと左に舗装路があるが、如来沢は右方向に沢を下るようなので林道を進むが、周囲には塀があって中は見えにくいが、雑多な物がうず高く積まれているようだ。林道は荒れだして歩くのもままならないほどになり、崩壊個所が多数で、沢床に降りて渡渉を繰り返しながらだ。昔は車も通ったのだろうに。
GPSで如来沢の出合に到着したことを確認した。如来沢に入り、左岸に薄い踏み跡があるが、沢床は狭く両岸は迫っているので流れのすぐ脇を進む。暫く進むと倒木があってやや面倒くさいものの、やり過ごしていると前方上部に岩と流れが見えた。どうもあれが紫連滝のようだ。滝下まで沢を辿っていると左岸に巻き道が見えた。長い段々滝のようなので滝を見ながら狭い巻道を辿る。滝の最後は狭くなっていて、落ち口と滝の下部までが良く見えた。
紫連滝の上は開けていて流れが嫋やかな雰囲気の良い場所だ。だが、倒木の酷い場所があって、かなりの難儀の後にやっと抜けるほどだった。そこからは何の問題もなく進むが、心和の滝は認識せずに通過してしまったようだ。確か流れに岩があったので、それだろうか?いつの間にか流れが乏しくなってきて、伏流したようだ。左岸側の稜線が近づいてきているので、何時でも沢を離れて稜線に出ようかと思っていると段差があって泥壁のような場所に行き詰まった。何とか這い上がって進むと、ここは源流で水は一滴もなくなって、前方も木々が低く見える。左岸に進むと踏み跡があるので稜線に出るともっと明瞭な踏み跡だ。稜線を西方向に進んでいると下に建物の屋根が見えた。どうも先ほど通過したドラム缶のあった所のようだ。斜面を下るとつい先ほど通った道でワコールの前だった。
午前中に通過した道を進むと舗装道路に出たので、GPSで天の原を確認して進むとペット霊園があった。入り口には関係者以外進入禁止とあるが、此処を通らないと天の原に行けないので進入した。犬猫の小さな墓碑が多数あるのには驚いたが、ペットは家族と一緒なのだから、さもありなんと思った。そこから直ぐに池があって、此処が是非行きたいと思っていた池かと思うと少しがっかりの雰囲気だった。池は時間の問題で干上がりそうな雰囲気だ。深い樹林を進むと西からの踏み跡と合流すると、つい先週通った道で、すぐに天の原に到着した。比叡平から直接来るなら1時間もかからないだろうと思う。
このあと、何処を歩こうか思案した結果、稜線に出て雨社から藤尾に出る谷を下降することにした。大文字より東の稜線に出ようとしていたが、いつの間にか山頂広場に出てしまった。時間は13:40だが誰もいない静かな山頂であった。空も青空が広がって京都の町や大阪方面も眺望が効くほどだ。
雨社から藤尾の谷に下り始めると道は随分と荒れていて倒木もある。その内に水の流れが深くなってきて巻道風に右岸側を進む。川床がドンドン深唸って大変な状況になっている。更に倒木も彼方此方に沢山だ。酷い場所の写真は通過が目一杯で、その状況は写せなかったが、嫌になってくるほどだ。倒木の下を潜るのが最もシンドイ動きで、ザックも泥にまみれるほどだ。長い酷い道を下って来て、やっと道らしい道を進むと藤尾神社に到着した。
藤尾神社から小関越えまで行くか?それとも三井寺裏に出るかは思案するまでもなく、三井寺裏だ。湖西道路の下を通過してループ状に進む道には頑丈なゲートがあるが、左に人が通過できる隙間がある。しばらく進み、GPSで三井寺裏の四辻への分岐らしき広場から浅い沢に下降して三井寺裏四辻への道を探すが、それらしき踏み跡や切り開きがない。杉や藪で道などなさそうな雰囲気だが、ここがコースのはずと藪に突っ込むが、倒木があって何本かを越えるが埒が明かないので、左の斜面から尾根に逃げることにした。急斜面は藪もないので、直ぐに終わり尾根に出ると三井寺裏四辻付近が見える。すぐに小関越えから如意ケ岳への稜線に出て三井寺裏四辻へは一投足だった。
三井寺から円満院前に出て開運そばで、そばと酒を楽しんだ。
”八”
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