名湯からピラミダルな山々を廻る―八甲田山


- GPS
- --:--
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 690m
- 下り
- 698m
コースタイム
天候 | 曇時々晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
高尾06:54(京王高尾線) 北野07:04/07:09(京王線) 分倍河原07:22/07:25(JR南武線) 府中本町07:28/07:34(JR武蔵野線・東北線むさしの号) 大宮08:15/08:44(東北新幹線はやぶさ5号) 新青森11:19 レンタカー 酸ヶ湯温泉泊 |
写真
感想
6月に八幡平に行ったのだが、雨で歩けなかったのでまた今年中に再訪しようと思っていた。
ただせっかく東北に行くのだからもう1山くらい行きたいなと思い目を付けたのが八甲田山だった。
調べてみたら、八甲田山だったら麓の有名な酸ヶ湯温泉からそのまま歩きだせるようだ。
7月に秋田駒ヶ岳に行った時に東北新幹線はやぶさに乗り、320km/hというその速さに魅せられたので今回もはやぶさに乗る。
この週末も東北地方は上空の寒気の影響で天気は不安定とのこと。
最初の天気予報では、金曜日はまあまあ、土曜日は雨、日曜日は晴だったので、初日に八甲田山を歩こうと思っていたのだが、八甲田山まで行ってみると完全に雨。
なので、山歩きは翌日に持ち越した。
酸ヶ湯温泉に泊まる。
乳頭温泉鶴の湯のような木造の味わいのある温泉だった。
大きいホテルよりもこういう温泉宿が落ち着く。
そして、翌朝目覚めるといい天気だった。
が、海のほうからだんだん雲も増えてきた。やはり不安定らしい。
山は部分的に色づき始めているのだが、葉が緑のまま茶色になってるものもある。
今年の夏は日照時間も短かったので色づきは悪いのだろう。
しかもここ数日で急に寒くなったので色づかないまま霜でやられてしまったのではないだろうか。
地獄湯ノ沢まで上がると見晴らしもよくなり、火山を登っている感が強くなる。
振り返ると硫黄岳などの形のいい山も見えていて楽しくなる。
仙人岱から先の湿原は初夏の雪田植物の花盛りにまたぜひ歩きたい場所だ。
八甲田山は青森の市街地からも近いし、酸ヶ湯温泉に泊まって歩けるので今後も温泉旅行+山歩きをしたい時の選択肢のひとつになるなと思った。
去年燕温泉に泊まり妙高山を歩いたり、万座温泉に泊まり草津白根山を歩いたりして、温泉宿に泊まってから山歩きをする楽しさに気付いたのだが、この八甲田山も同じような歩き方ができる。
今回は天気も怪しかったので、地獄湯ノ沢から仙人岱を経て最高峰の八甲田大岳に至り、上毛無岱、下毛無岱を経て戻るというループのコースをとったが、高田大岳の方や井戸岳の方などを回るなどいろいろ歩けそうだ。
八甲田大岳からは意外に近く青森の市街地が見え、その向こうには津軽海峡。
低い雲が垂れこめていたが、下北半島の優美な曲線も見えていた。
そして振り返ると、高田大岳と雛岳のピラミッドが並んでいて、今度はあそこを含めて歩きたいなと思った。
上毛無岱と下毛無岱の湿原を経る道もよかった。
ただ、秋の湿原はなんだか寂しい。
初夏のあの青々とした湿原を歩きたい。
そういえば今年は山頂の湿原を見に苗場山に行こうと思っていたのに、夏場の天気が悪くて行けなかったのだ。
八甲田大岳、井戸岳、赤倉岳を振り返りつつ歩く。
津軽海峡の方から次々と低い雲が流れてきて、その雲に隠れたかと思うとまた顔を出す。
今日は思ったより天気は持ったようだ。
ピラミダルな山々が連なる八甲田山。
思っていたよりもものすごくいい場所だった。
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