岡山県玉野市 胸上八幡宮〜胸上浜〜飯盛山 謎だらけの岩ルート
Machapuchare
その他1人 
体力度について
- GPS
- 03:46
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 189m
- 下り
- 188m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 3:05
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 3:47
歩行距離6.5km、歩行時間3時間、歩行数10,300歩、消費カロリー750Kcal
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
ヤブコギはありません。飯盛山（めしもりやま）＜写真49〜52＞の上り下り以外は舗装道路です。 飯盛山東の新池の畔に上がる急斜面から恐怖の滑り台＜写真46,47＞撮影地点を経て飯盛山頂上までは正規の登山道ではなく、運動靴では滑りやすい箇所がありますが、これ以外は運動靴で歩けます。飯盛山からの下山で利用した由加神社の参道は、たまにある階段が大量の落ち葉でほぼ見えませんが、気をつければ大丈夫でしょう。 県道74号線沿いの新池の畔に上がる急斜面から石積みロード出合い＜写真42＞までは、一部、急で滑りやすい箇所があります。 県道74号線に出ると、新池の畔に上がる踏み跡があったので、急で滑りやすい斜面を運動靴で登りました。斜面には低い枯れ草しかなく、端のほうなら木の枝を掴んで下りることも可能です。 東畔はきれいで普通に歩け、南側も茂みに突っ込むと、たまに木の枝をよけるくらいで、池の畔沿いに歩けました。標高70m小ピークに寄るため南斜面に取り付くと、ここも木の間は歩きやすく、標高45m辺りでヤブになりかけただけですみました。 平べったい巨岩＜写真40＞の右を巻いたらかなり崩れやすい斜面で、連れが落ちそうになりました。ここは滑るとなかなか止まれそうにないので、運動靴では危険です。幸い、すぐに痩せ尾根に乗れ、再び南下しました。 山城跡のような標高70m小ピークを経て木の間をどんどん進み、高さ2m足らずの石積み＜写真42＞を乗り越え、地形図の実線の道に下りました。 石積みロード出合い＜写真42＞から飯盛山（めしもりやま）頂上＜写真49〜52＞までは、一部、トゲに要注意です。 石積みロード出合い＜写真42＞からは、地形図では南北に道がありますが、どちらも歩けるのか微妙な感じに見えました。とりあえず北上すると普通に歩けましたが、なぜか両サイドに乱雑な石積みが続いていました。 途中で微妙に道から逸れた箇所でトゲに引っかかっただけですみ、前方が不明瞭になった箇所で西斜面に谷のような踏み跡のような部分が見えたので、木を掴みながら尾根に上がりました。 尾根の木の間はやはり細道のようにも見え、標高90m手前には切り通し＜写真45＞がありました。直進するときれいな道が飯盛山（めしもりやま）頂上の由加神社＜写真49〜52＞まで続いていたのかもしれませんが、右（北）を巻いて切り通しの上に上がりました。 たまに小さな石積みとまばらなササの間を抜け、南西に下っていると、恐怖の滑り台＜写真46,47＞撮影地点に出ました。足元は断崖絶壁ですが、見えるので滑落の恐れはないでしょう。 断崖絶壁地帯を確実に過ぎた辺りからトラバース開始、北西に進むとすぐに歩きやすくなり、次第に道らしくなってきました。最後は飯盛山頂上にある由加神社の狛犬と祠の間に出ました。 飯盛山（めしもりやま）頂上＜写真49〜52＞からの下山ルートは、土道の参道です。 土道はそのうちに落ち葉に覆われました。たまにある階段は大量の落ち葉でほぼ見えませんが、ここは運動靴でも大丈夫です。途中から落ち葉のないコンクリートの細道になり、舗装道路に合流して振り返ると、なんと、参道を探して唯一スルーした幅1mもない細道でした。 |
| その他周辺情報 | 少し遠いですが、胸上八幡宮の南西、備前田井駅の西に道の駅みやま公園があります。火曜定休（食堂の権太茶屋は水曜）です。名物の穴子などの購入や、みやま公園でのんびり散策ができます。 |
写真
01胸上八幡宮鳥居＆狛犬…この右手前に駐車しました。左と合わせて数台分のスペースですが、この後、近所の方？が2台停められたので、邪魔にならないのはせいぜい2台くらいでしょうか。天文元（1532）年の鳥居をくぐって参拝します。
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02胸上八幡宮参道恵比寿宮…石段の右に見えているのは恵比寿宮です。10月第2日曜日の秋の大祭は、地区を練り歩いた神輿がこの155段の石段を一気に駆け上がって終了です。撮影地点の右に細道があり、復路ではここから胸上八幡宮東北東化粧地蔵＜写真15＞付近にあるはずの大東古墳（実際はもっと南）を見に行くつもりだったのですが、うっかり下りきってしまいました。
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05胸上八幡宮拝殿＆稲荷宮…1470年頃に宇佐八幡宮から勧請したと伝えられる由緒ある神社ですが、通常は木造の拝殿が白っ！戦前、鉄筋コンクリート造になったそうです😱確かに、塩害にも強そうです。右奥に見えているのは稲荷宮です。
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06胸上八幡宮本殿…ご祭神は応神天皇、仲哀天皇、神功皇后などです。右奥に見えているのは飯（いい）神社です。香川県の讃岐富士こと飯野（いいの）山の南西麓にある飯神社から勧請したのでしょうか。これから登る予定の飯盛山（めしもりやま）＜写真49〜52＞と関係があるのかもしれません。
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07胸上八幡宮備前焼の狛犬越しに本殿…少し見上げる角度から撮りました。備前焼の狛犬の右前足が少し浮いています。背後の本殿は木造でした。なぜかほっとしました😊
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09胸上八幡宮本殿正面彫刻…左下は力神です。天岩戸(あめのいわと)を開けた力持ちの神様、天手力男命（あめのたぢからおのみこと）がモチーフになっています。動画も撮りました。
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10胸上八幡宮より山田港越しに井島＆出崎…境内の南西端からは南方面がよく見えます。手前に山田港、左奧に井島、その右には出崎の半島が右端まで延びています。
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12胸上八幡宮より波張崎越しに豊島＆男木島＆女木島＆井島…境内の南東端より南南東方面を望みました。左手前に突き出たのが波張崎（はばりざき）、その奧は豊島（てしま）で、中央の小さなトンガリの奧に平らな屋島が見えています。そのすぐ右手前が男木島（おぎじま）、右端が井島で、そのすぐ左奧に見える尖ったのが女木島（めぎじま）の一部です。
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13胸上八幡宮より波張崎越しに壇山＆五剣山＆「中山」峰…＜写真12＞の中央より少し左の部分です。手前に波張崎（はばりざき）、その奧は豊島（てしま）で、最高点周辺が壇山、右の尖ったのが三角点「中山」峰、そのすぐ左奧にわずかに五剣山の一部が見えています。小豆島から井島までを動画にも撮りました。
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14ニホンズイセン…まだつぼみも少しありましたが、ほぼ満開でした。さらに北上すると、南に開いたくぼみに石積みのようなものがわずかに見えましたが、スルーしました。これが目的の大東古墳だと思っていましたが、帰宅後に確認すると、岡山県の埋蔵文化財地図の位置が間違っており、実際はこの道沿いではなく、もっと南でした😅
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15胸上八幡宮東北東化粧地蔵…玉野市の東児・八浜地区には、年に一度、子供たちが地蔵に彩色を施すという風習があります。京都から広まったとされ、青森や若狭湾を中心とした近畿地方などにも見られます。この周辺は墓地で行き止まりになりそうだったので引き返し、飯盛山（めしもりやま）頂上にある由加神社＜写真49〜52＞の参道に向かいました。
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16六地蔵…これも化粧地蔵です。右のお地蔵様の台座には、「寛政六年 六地蔵」と彫られていました。1794年、なかなか歴史のある石仏です。ここから滑り止めとして丸い模様がつけられたコンクリート道に入りました。
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17満開のサザンカ…時期的にはそろそろ終わりのような気がするのですが、満開でした。動画には、警戒するメジロのキリキリという鳴き声が入っています。結局、この道は墓地で行き止まりだったので、参道ではないと判断、引き返しました。
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18天保六年化粧地蔵…右の天保6（1835）年のお地蔵様には要幻童子と彫られているようです。子供の戒名でしょうか。隣には俗名の文字が見えます。化粧地蔵は、災害や戦などで犠牲になった子供が多い地域に見られるともいわれています。ここは沿岸部なので、昔は海難や水害などが多かったのかもしれません。亡くなった子にせめてきれいな格好をさせてやりたいとの思いがこうした風習を生んだと考えられています。
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19山田港より波張崎＆井島＆出崎…由加神社の参道に入るつもりが、とうとう海に出てしまいました。左に波張崎（はばりざき）、中央に井島、右に出崎の半島が見えました。このまま先に海岸沿いを歩き、最後に飯盛山（めしもりやま）＜写真49〜52＞に登ることにしました。
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20子泣きじじい めっけ⁉…西に見えたのでズームしてみました。背中に哀愁が漂っています。ボサボサの羽毛が、子泣きじじいのまとった蓑（みの）に見えました😄微妙なO脚もナイス😊
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21歩くアオサギ…冬は長い飾り羽が出るので、ボサボサになります。寒いので首をすくめたまま背中を丸めてヨタヨタ歩き。帰宅後、連れが動画を見ながら「子泣きじじいが歩いてる！」と爆笑していました。元々、夜行性なので昼間は動きが緩慢で可愛いのですが、冬は特に笑えます😍
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22寝ているヒドリガモ…5m足らずまで近づいてもこのとおり。動画も撮りました。少し近づいて、飛んできたつがいが羽繕いする様子や、海藻を食べるシーンを動画に撮りました。さらに近づくと、手前の2羽だけが飛び立ち、3m向こうに着水😅
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23泳いで逃げるヒドリガモ…もう少し進むと、一斉に立ち上がりました。飛び立つのかと思いきや、泳いで逃げるんかーい😅動画を撮りましたが、すぐに泳ぐのをやめてプカプカ浮いていました。
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24歩いて逃げるヒドリガモ♂…この1羽だけは寝たままでしたが、2m足らずまで近づくとやっと立ち上がりました。ペッタペッタと歩いて逃げるんかーい😅あまりの至近距離なので、動画はどアップです。
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26胸上浜より坊子島…胸上浜に出ると、南南東に坊子島（ぼうずしま）が見えました。干潮時には陸続きとなり、歩いて渡れます。なお、Googleマップでは胸上浜となっていますが、地元では吉浦海岸と呼び、玉野市の広報紙やインスタグラムにも登場した名所のようです。
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27胸上浜越しに大入崎＆犬島諸島…幅はあまりありませんが、きれいな砂浜です。北東方面に長く延びた大入崎の右に犬島諸島が見えました。大入崎から豊島（てしま）までを動画に撮りました。
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28胸上浜より小豆島…南東方面には小豆島が大きく見えました。中央少し左寄りが四方指（しほうざし)、右端は皇踏山（おうとざん）です。ここからさらに南下しましたが、フェンスと立ち入り禁止の表示があったので引き返しました。
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30こちらを向いたイソシギ…浜より少し上の舗装道路にいた我々に気づいたようです。動画を撮っていると、なぜかチョコチョコと小走りで向かってきました。しかし、途中で回れ右。何か違ったみたいです😅
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34胸上浜に下りる階段…コンクリート道から浜に下りられますが、金属製の階段はてすりしか残っておらず、代わりに木切れが突っ込んでありました😓固定されていないので少し怖いです。
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38カンムリカイツブリ冬羽…カイツブリに体形が似ていますが、頭頂部と首の羽毛で区別できます。冬羽は夏羽よりも短いです。動画を撮っていると、潜っていきました。
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39白いサザンカ…再び舗装道路に入りました。花弁が細いのが気になりました。花数は多く、どれもこんな感じだったので、花弁が細い品種なのかもしれません。この後、ちょっと立ち寄るつもりだった新池のほとりから飯盛山（めしもりやま）＜写真49〜52＞を目指しました。
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40平べったい巨岩…細い踏み跡らしきものを探しながら歩いていると、これが見えたので側まで行ってみました。基部の幅は30cm程しかありませんが、高さがあり、実はかなり横長です。この右を巻いたらかなり崩れやすい斜面で、連れが落ちそうになり大騒ぎしました。
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41矢穴のある岩…標高70m小ピーク手前で突然現れた謎の岩。左奧の上面に矢穴があり、明らかに人の手で割られたと思えます。持ち去られた破片はどこで何に使われたのでしょうか。また、この周辺だけが岩だらけでした。展望の効かない小ピークから下りる途中、高さの割に妙に急な斜面と幅の狭い平坦地のセットを連続2回越えました。これって、山城に多い地形・・・
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42石積みロード出合い…高さ2m足らずの石積みを乗り越え、地形図の実線の道に下りて振り返って見ました。地形図では南北に道がありますが、どちらも歩けるのか微妙な感じに見えました。とりあえず北上すると普通に歩けましたが、なぜか両サイドに乱雑な石積みが続いていました。バリケードなのか、不要な石を積み上げたのか、これも謎です。
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43亀裂岩…竈門炭治郎（かまどたんじろう）が修行で一刀両断した岩ではありません😓これは明らかに自然に割れたようです。矢穴があれば、亀裂の矢岩（きれつのやいわ）と名付けたかったのですが😅
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44石積み…石積みロードから谷のような踏み跡のような部分に取り付き、尾根に上がると、こんなん出ました。もちろん、ここだけです。小ピークのように思えましたが、後で地形図を確認すると、単なる尾根の途中😅これを乗り越えましたが、連れは左を巻き、細道っぽかったと言っていました。
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45切り通し南側…木の間の細道のようにも見える箇所を選んで歩いていると、今度は立派な切り通し出現。これは、山城の道か、飯盛山（めしもりやま）の由加神社＜写真49〜52＞の参道か。謎は深まります。直進するときれいな道が神社まで続いていたのかもしれませんが、右（北）を巻いて切り通しの上に上がりました。
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46恐怖の滑り台越しに出崎＆蛭子島＆直島…たまに小さな石積みとまばらなササの間を抜け、不意に出た展望地😍なんと、南南西方面に海が見えました。手前が出崎、奧は直島、左端の小さいのが蛭子島（ひるこじま）です。ちょっと待った、手前にまたしても何やら不思議な岩が。この天然の滑り台の先に地獄＜写真47＞が待っています😱
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47恐怖の滑り台断崖絶壁…そう、恐怖の滑り台の下は断崖絶壁、落ちたらお陀仏😱実は、足元もこんな感じで、決死の覚悟で？動画を撮りました😁帰宅後にGoogleマップの航空写真を確認すると、この周辺だけ陥没したようになっており、四方はこのような断崖絶壁でした。「なんでぇ〜」と連れ絶叫。
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48断崖絶壁越しに大入崎＆小豆島…断崖絶壁から引き返し、飯盛山（めしもりやま）＜写真49〜52＞に向かうはずが、なぜかまたここへ。恐怖の滑り台＜写真46,47＞の上辺りでしょうか。東南東方面に大入崎越しに小豆島が見えました。最高点が四方指（しほうざし)、中央奥が段山、その右は皇踏山（おうとざん）、右の別の島のように見える中心部が大深山です。
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49飯盛山頂上由加神社狛犬越しに祠＆磐座…ちょっとトラバースすると歩きやすくなり、次第に道らしくなってくると、狛犬と祠の間に出ました。ちゃんと参拝したいので狛犬側に回り込みました。後でここから歩きながら動画を撮りました。
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50由加神社祠内部…金属の扉のある祠の内部です。手前に神社の基礎部分が残っているので、昔は社殿があったようです。岡山県の埋蔵文化財地図では、この北西、ゴルフ場のど真ん中が由加山という祭祀遺跡になっており、山頂部に巨岩崇拝の跡があり、アゲハチョウの軒丸瓦が出土しているとあります。江戸時代より瑜伽（ゆが）神社を祀っており、地形から城跡の可能性もあるとのことです。この遺跡説明は地図の位置が間違っており、飯盛山山頂周辺のことではないかと思います。この地図、古墳の位置が微妙に違うことはよくありますし😅
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51由加神社陰陽石…これが祠＜写真50＞背後の巨岩崇拝の中心部と思われます。下が女性を表す陰石、斜めに刺さっているのが男性を表す陽石です。似た形の石を探してきて組み合わせたのでしょう。ここは化粧地蔵＜写真15,16,18＞の風習が根付いた地区なので、これに熱心に子宝祈願していたのかもしれません。陰陽石は切実な願いがこめられたもので、決していかがわしくはありません。大抵の女性は引くのかもしれませんが、連れは真面目な顔で見ていました。
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52由加神社磐座…陰陽石＜写真51＞の右側です。磐座（いわくら）らしき巨岩の上に載った石のうち、中央手前は陽石です。このように陽石だけのことが多く、陰石と組み合わせたもの＜写真51＞は珍しいです。ここから大量の落ち葉で階段がほぼ見えない参道を下りました。
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54八重咲きのストック…アブラナ科でこの時期から花が咲いた苗が出回るストックは、最近はこのような八重咲きも種類が増えています。背後の黄色いのはキンギョソウです。
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装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下（厚手）
防寒具
手袋（防水加工）
軍手
雨具
日よけ帽子とフード
雨用帽子
サブザック
ザックカバー
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
タオルハンカチ
カメラ
飲料水（スポドリ＆茶）
水筒（保温）
非常食（栄養補助食品）
スマホ（地図アプリ使用）
eTrex22x（GPSナビゲーター）
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感想
【玉野市の名（迷）スポット・胸上】
この日は気温が低かったので、温暖な玉野市で舗装道路と神社の参道を歩くつもりでした。今回、訪問したのは玉野市胸上（むねあげ）地区です。
玉野市にある自然の人気スポットは、みやま公園や王子が岳などの南西部、金甲山（きんこうざん）や貝殻山などの岡山市との境界周辺の北東部に集中します。日頃より天邪鬼（あまのじゃく）で冒険心が強い我々は、休日でも訪問する人が少ないと思われる飯盛山（めしもりやま）とその南一帯に広がる胸上地区を訪問することにしました。ログを見ていただければ察しがつくと思いますが、地形図上に道がないところも多く、迷いに迷って参道入口をスルーし、“名（迷）スポット”に辿り着くことができました😓
【胸上八幡宮は意外と魅惑的なスポット】
出発点は胸上八幡宮です。“胸上（むねあげ）”は変わった地名ですが、当地を訪れた神功皇后（胸上八幡宮のご祭神）が、胸が晴れるようないい景色だと褒め称えたのが由来だと言われています。
鳥居＜写真01＞をくぐり、155段ある長い急な石段を上りました。1470年頃に宇佐八幡宮から勧請された由緒ある神社です。古く立派な社殿を期待していたら、拝殿＜写真05＞はなんと鉄筋コンクリート製でした😱戦前に作り替えられたそうですが、コンクリート製の拝殿は初めて見ました。
この神社の魅力は本殿の多彩で見事な彫刻＜写真08,09＞と、境内から望む瀬戸内海の風景＜写真10,12,13＞の美しさです。いきなり、出だしから胸上の魅惑的なスポットを楽しむことができました。
【人が来ない冬の海岸（波張崎）で野鳥がリラックス】
胸上八幡宮を出た後は、飯盛山（めしもりやま）に向かう予定でした。頂上に由加神社＜写真49〜52＞があるので、参道をピストンして楽勝のはずが、我々“（道が）ないない探検隊”にありがちなパターンで、「道が、ない、ない、ないないない・・・」墓地で行き止まりになり引き返すこと2回、飯盛山への道を完全に見失ってしまいました。迷ったおかげで、その途中で化粧地蔵＜写真15,16,18＞なるこの地区ならではの変わった地蔵を見ることもできました。
海岸に出てしまったので、ひとまず、飯盛山へのアプローチを後回しにし、南に突き出た半島・波張崎（はばりざき）に向かいました。ここには縄文時代早期の押型文土器が出土した遺跡がありますが、工場の私有地であるため立ち入り禁止となっていました。しかし、前回の赤磐（あかいわ）市の二井（ふたい）大池で経験したとおり、人が来ないからこそ、リラックスする野鳥たちが見られると考え、波張崎の西側に面して広がる海岸を凝視しました。すると、集団睡眠モードのヒドリガモ群団や採食行動真っ最中のヒドリガモ、カルガモなどが視界に入りました。ふだん人が来ないせいか、予想通りあまり警戒心を持たれませんでした。特にヒドリガモの一部は我々がかなり近づいても、逃げるというより移動するだけでしたので、どアップの撮影＜写真24＞ができました。
波張崎の東側には胸上浜＜写真27＞が広がっていました。ここではイソシギ＜写真29,30＞やハクセキレイ＜写真31,32＞が餌を探しながら砂浜を歩く可愛いシーンが見られました。また、海岸特有の奇岩＜写真33,35＞や多種多様な貝殻がたくさん砂浜に打ち上げられているシーンも見られました。もちろん、海岸目線で見る豊島（てしま）や小豆島などの風景も十分に楽しむことができました。
【低山なのに魅惑的な飯盛山の東尾根ルート】
海岸を歩いた後に、いよいよ本命の飯盛山（めしもりやま）に向かいました。標高わずか100mの超低山で、胸上浜の西に位置します。
由加神社＜写真49〜52＞の参道からアプローチしようとすると、再び西にまわり、かなり遠回りとなるので、とりあえず予定変更で県道74号線に出ました。新池の畔に上がる踏み跡があったので、急で滑りやすい斜面を運動靴で登り、池をのぞくと、何もいませんでした。しかし、畔はきれいで普通に歩け、南側も細い踏み跡が畔に沿って続いているようでした。一か八かでその道を進もうかと提案すると、あの急斜面を下りたくなかった連れは即賛成。もっとも、斜面には低い枯れ草しかなく、端のほうなら木の枝を掴んで下りられるのですが。
さて、ここからは恒例の“（道が）ないない探検隊”と化しました😅茂みに突っ込むと、たまに木の枝をよけるくらいで、池の畔沿いに歩けました。これはもしや、めったにない“（道が）あるある探検隊”のパターン？
池の西畔まで進もうかとも思ったのですが、標高70m小ピークに寄りたくなったので、南斜面に取り付きました。意外にも、ここも木の間は歩きやすく、標高45m辺りでヤブになりかけただけですみました。
木の枝をよけることもほとんどなく、順調に進んでいると、不意に巨岩＜写真40＞登場。かなりの横幅だったのですが、近寄って別の角度から見るとペッタンコ😮この右を巻いたらかなり崩れやすい斜面で、連れが落ちそうになり大騒ぎしました。ここは滑るとなかなか止まれそうにないので、運動靴で来る所ではありませんでした😅幸い、すぐに痩せ尾根に乗れ、再び南下しました。
標高70m小ピーク手前で突然現れた謎の岩＜写真41＞には、なんと、矢穴がありました。いつの時代かわかりませんが、明らかに人の手で割られたと思えます。また、この周辺だけが岩だらけなのも気になりました。この時点で、山城跡を疑いました。
標高70m小ピークは展望は効かないものの平坦で、曲輪（くるわ）でもおかしくありません。ここから下りる途中、高さの割に妙に急な斜面と幅の狭い平坦地のセットが連続2回。これはやはり山城か・・・。
木の間をどんどん進み、高さ2m足らずの石積みを乗り越え、地形図の実線の道に下りました。地形図では南北に道がありますが、どちらも歩けるのか微妙な感じに見えました。とりあえず北上すると普通に歩けましたが、なぜか両サイドに乱雑な石積みが続いていました。バリケードなのか、不要な石を積み上げたのか、これも謎です。山城築城に使用したのか、大坂城や江戸城の石垣にと切り出した破片か、はたまた墓石利用か。北側にゴルフ場があるので、進入禁止で置いたか、造成の際に出た石をここによけた可能性もあります。石の中には、小さくきれいな断面の石もあり、新旧交ざっていそうな気もしました。
謎の石積みロードは、途中で微妙に逸れた箇所でトゲに引っかかっただけですみ、さて、どこから西に登ろうかと石積みを恨めしく見ながら歩いていると、前方が不明瞭になった箇所で西斜面に谷のような踏み跡のような部分が見えました。どこから取り付くの、ここでしょ！と木を掴みながら意外にも歩きやすい尾根に上がると、またしても天然か人工か不明な石積み＜写真44＞。小ピークのように思えましたが、後で地形図を確認すると、単なる尾根の途中😅これを乗り越えましたが、連れは左を巻き、細道っぽかったと言っていました。
尾根の木の間はやはり細道のようにも見え、標高90m手前では立派な切り通し＜写真45＞も。これは、山城の道か、飯盛山（めしもりやま）の由加神社＜写真49〜52＞の参道か。直進するときれいな道が神社まで続いていたのかもしれませんが、右（北）を巻いて切り通しの上に上がりました。
たまに小さな石積みとまばらなササの間を抜け、南西に下っていると、気づいたら突然、目の前の景観が一変しました。なんと、登っている最中には一度も見ることができなかった瀬戸内海や近くの島が広がっていたのです。喜々としてさらに近づくと、海の手前に恐怖の滑り台＜写真46＞と断崖絶壁😱ふと足元を見ると、同じような断崖絶壁😱注意深く少しだけ東へ移動、絶壁越しの素晴らしい景観＜写真47＞を望むことができる最高のロケーションで動画も撮りました。帰宅後にGoogleマップの航空写真を確認すると、この周辺だけ陥没したようになっており、四方はこのような断崖絶壁でした。採石中に崩落したのでしょうか。これも謎です。
断崖絶壁の「Danger Zone」を確実に過ぎた辺りからトラバース開始、北西に進むとすぐに歩きやすくなり、次第に道らしくなってきました。最後は飯盛山頂上にある由加神社の狛犬と祠の間に出ました。
下山は、ちゃんと土道の参道を下りました。たまにある階段は大量の落ち葉でほぼ見えませんが、ここは運動靴でも大丈夫です。途中からコンクリートの細道になり、舗装道路に合流して振り返ると、なんと、唯一スルーした幅1mもない細道でした😅
胸上八幡宮＜写真01〜13＞から西も訪問する予定でしたが、もう心は満ち足り、お腹は空っぽなので、そのままゴールしました。
もしも、当初の予定通り由加神社の参道を進んでいたら、絶対にあの断崖絶壁に辿り着くことはありませんでした。いったんは引き返したのに、恐怖の滑り台＜写真46,47＞の上辺りに再び戻っているので、瑜伽（ゆが）大権現様のお導きかもしれません😊山の王道？を歩んでいる方にはお薦めできないルートですが、下りに利用した参道を頂上まで進み、さらに少し東に進むと比較的楽に辿り着くことができます。いや、断崖絶壁をスルーして切り通し＜写真45＞まで行ってしまうかも。
とにかく、謎の岩や地形が多すぎて、標高100mの超低山なのに予想以上に魅惑的な飯盛山（めしもりやま）でした。実は、寒いのであまり高い場所には行きたくなかった連れが、楽してさっさと帰ろうと選んだのですが、すっかり気に入ったらしく、新たなミステリースポットを求めて別ルートで再訪したいと張り切っています。
こっそり拍手
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