青森県青森市 八甲田山、棟方志功お気に入りの地、酸ヶ湯温泉に始まり酸ヶ湯温泉に終わり毛無岱は素晴らしいです


- GPS
- 06:10
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 716m
- 下り
- 712m
コースタイム
- 山行
- 4:20
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 5:50
天候 | 晴、山頂は霧 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
酸ヶ湯温泉旅館へは車で弘前市・青森市は最寄りの東北自動車道ICより1時間程度、市街地を出て酸ヶ湯温泉へのアクセス道路に入ると、途中コンビニやトイレなどは見当たりませんので注意が必要です。酸ヶ湯温泉旅館には売店・トイレ・お蕎麦屋さんが有ります。ビジターセンターにはトイレ(未確認)が有ります。駐車場は温泉旅館前の駐車場とビジターセンターの利用となります。 バスは青森駅・新青森駅からJRの定期乗合バスが出ています。 http://www.sukayu.jp/access/ 旅館宿泊の方は無料バスが有るので利用するのも良いかもしれません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
〔登山道〕 反時計回りのコースとなりますが、酸ヶ湯温泉旅館&登山口の歩き始めはうっそうとした森の中を進みます、所々硫黄の臭いがして危険地帯も在るようなので、登山道を外れない様に注意します。次第に沢筋を登る感じとなりますが、思った以上に泥濘はひどくなかったです。1時間弱歩く植生が薄くなり明るさが増してくると、谷筋のザレ場のトラバース地帯となります。整備はされていますので安全に歩けますが、不意のつまずきによる転落や滑落、落石に注意です。この辺は南八甲田山の眺めが良いですね。 谷筋を登り切るといよいよ仙人岱地区に入って来ます。登山者が踏み荒らして絶滅寸前の湿地帯となるので、コースの木道からは外れずに歩きます。仙人小屋が見えると休憩ポイントが出て来ます。ここからの大岳・小岳などの眺めはとても良いですね。草原地帯を歩きながら最後の大岳への急登を登って行きますがその時間は僅かですがきついですね。でもその分山頂に立つと嬉しさ倍増でした。 朝早い山頂は意外と人がいました、お昼には早いので食事を頂くなど長居をする方はいませんでしたが、次から次へと人が来る感じでそれなり気に賑わっていました。 ここでヤマレコ無線部の部活動を開始、告知した予定より1時間遅れでしたが、近隣の方々からコールを頂きました。残念ながらヤマレコメンバーからはコールは有りませんでした。^_^; 西から移動してきた高気圧の足が意外に早く中心が太平洋に抜けた為、後ろからついて来た雲が流入し、山頂に着いた時は曇りとなってしまいました。素晴らしい360°の眺望は半分程度楽しめた感じでしたが、山頂より下ると津軽平野が一望できました。 途中大岳避難小屋前で休憩をしましたが、避難小屋はデッキも有る立派なもので、部屋の中はロフト含む3段構造で立派なモノでした。これなら数日過ごしても良いかもしれません。 さてここから森林地帯の緩い下り坂を進んで行きます、何処に湿地帯は毛無岱が在るのか判りません。時々草原らしき場所を歩きますが湿原とは違います。途中大岳・井戸岳・赤倉岳・田茂萢岳や南八甲田が見えるビューポイントが休憩の場所となっています。 ここから5分ほどで長い階段が出て来ますので、不用意な踏み外しでの転倒に注意が必要です。ここから眺める毛無岱の湿原は素晴らしいです。 階段が終わると木道が続きます。雨などで濡れると滑り易いので注意が必要です。 毛無岱が終わると森林地帯を歩きます。酸ヶ湯温泉に近ずくと急斜面となり浮石やつまずきによる転倒に注意が必要です。登山口は酸ヶ湯温泉旅館の湯治部建物前に出て来ます。 お疲れ様でした。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック 1 ディーパック程度
登山靴 1 トレッキング、長靴
ストック 1セット 自己判断
帽子 1
ネックウォーマー 1 自己判断
タオル 1
雨具 1
ライト 1
折りたたみ傘 1 自己判断
カメラ 自己判断
携帯電話 1
エイドキット 1
飲料水 1 1L程度
非常食 1
ウインドブレーカー 1 羽織るモノ
カップ 1
ティッシュ 1
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共同装備 |
ツエルト 1
ストーブ、ポット 1 ジェットボイル
無線機 2 144/430MHz
山と高原地図 1
トイレットペーパー 1
携帯ライト 1 予備
タブレット 1 GPS代わり
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感想
名湯、酸ヶ湯温泉にて前日の疲れを癒した我々は、本日中に長野に帰る事を考えつつ八甲田山は大岳を目指して出発しました。実は我がリーダーの腕時計が行方不明となり捜索をしたりして予定より約1時間遅れての出発となった。したがって10時には再び酸ヶ湯温泉に戻ってくるのが目標。
しか〜し初めての地を言い訳にして風光明媚な場所ではその素晴らしさを堪能し、急ぐ事なく通常歩行にて快適な歩きを続けました。つまり眺めが良いと止まっては少し眺めてしまい、休憩もついつい長めとなり予定より遅れて山頂に到着し、時刻は9時頃となってしまいました。でも本当に仙人岱は小岳や大岳の眺めが良く、大岳を登る途中からは北八甲田山から南八甲田連邦まで眺める事が出来て飽きる事が有りませんでした。
天候は歩き始めとは違い曇り模様、標高1600mに時折雲の底部が掛かりガスワンダーにもなりました。陸奥湾らしき海も見えたのですが少し残念でした。太陽が隠れると風が冷たく1枚上着を着込みます。T氏がコーヒーを入れている間を利用して、ちょっと遅くなりましたがヤマレコ無線部の活動を行い多数の方からコールを頂きましたが、ここでも残念な事にヤマレコメンバーとの交信は出来ませんでした。
大岳から眺める八甲田山は火山地帯で有る事がよく判ります。標高は余り高くないのですが、森林限界が低くながめの良い楽しめる縦走が出来そうな感じを受けました。ホワイトシーズンのスノーハイクやバックカントリーも良さそうですね。天候が荒れるとヤバそうですが・・・。
山頂を下り大岳避難小屋へ来ると再び木道の草原と森林地帯を歩きます。休憩ポイントは避難小屋前や木道脇にスペースが造られいてるので、そこを利用しますが、確り風景の良い場所に造られていますね。(^_-)-☆
避難小屋はとて快適に過ごせそうです。ここを拠点に北八甲田の南北を徹底的に歩いても面白いかもしれません。ここを過ぎると森林ちょこっとで、主に草原の中を快適に歩く事が出来ました。時より振り向くと登って来た山が後ろに鎮座し嬉しくなります。地図に書かれたコメント見落としていたのですが、長い階段が有るのですね。実はここが今回の見せ場の一つ毛無岱を一望出来るビューポイント。人々がその風景を見るたびに声が上がります。気が付いたのですが、多分噴火して出て来た溶岩類が体積をする際に幾重にも重なり段々の大地をつくった様ですね。槍ヶ岳の槍沢にもグリーン帯として段々の大地が有りましたので、それを彷彿させます。
この毛無岱も大分緩やかな傾斜なので快適に木道を歩く事が出来ました。程なく森林地帯に入ると下りが急になり程なく酸ヶ湯温泉に到着となりました。思えば酸ヶ湯温泉も溶岩台地の段々の際に位置している場所なのですね。下の段と上の段の隙間から浸み込んだ雨水が年月を経て温泉として湧いて出ている様な感じを受けました。
到着時刻は・・・ヤバいです。もしかしたら本日中に長野へ到着しないかもしれない時刻となっていました。焦らず昼ごのお蕎麦を食べてから出発しました。予定は休憩を入れて10時間、約780Kmは時速100kmで7.8時間、2時間程走ると秋田駒ヶ岳・早池峰さんで利用したICを通り過ぎ、程なく岩手山・八幡平で使用したICを通り過ぎます。5時間を過ぎると吾妻山・安達太良山を利用したIC、そして6時間で磐梯山で利用したIC、しすて晩御飯は定番の磐梯山SA、現在は改装中でしたがとても綺麗になっていいました。
今回の山旅は今まで東北に遠征した全ての山行の総括の様な気がしました。以前登った山付近を通り過ぎる度にその時の思い出に話の花が咲き、帰りの車の運転が楽しく過ごす事が出来ました。
帰りは3人の運転による交代て行いましたが、10時間の移動はやはり疲れました。
東北の山はあと朝日連峰と出羽山地、栗駒山かな〜。下北山地や津軽山地・・・ちょっと遠いですね。ヽ(^o^)丿
兄さん、皆さん、この度の東北遠征お疲れ様でした。
タイトな日程の中で忙しいながらも充実の遠征だった事と思います。
何だか自分が行ったかのように楽しませていただきました。八甲田山、変化に富んだスケールの大きな山ですね。帰りの長距離移動もお疲れ様でした。
今回、兄さんの記録を拝見して漠然と思った事があります。ブナの本場と言われる白神山地へ行くときは往復ともフェリーで行こうかなと
あ、兄さんの酸ヶ湯温泉入浴写真見たかったです
兄さん、毎度コメント有難うございます。東北地方は秋田より北の場合はフェリーの利用は有効ですね。酸ヶ湯温泉入浴はカメラを持って行きましたが、確り『撮影禁止・・・風情ある混浴を守るためにも・・・・』の文字が見えましたので諦めました。
然るに本谷温泉での入浴新シーンで勘弁してね。(^_-)-☆
6月、私達はやはり雨の中まったく視界が効かずに逆ルートで
歩きましたが、晴れているとこんなに良い風景なんですね
そして岩木山も八甲田も写真は流石です。
私は、この連休kitaさんの地元の長野と山梨で遊んできました。
kazuhiさん、レンチャンのコメント有難うございます。山頂や毛無岱の眺めや雰囲気は本当に良かったですね。コースも時間もお手頃で酸ヶ湯温泉&登山はベストマッチです。出来れば酸ヶ湯温泉は連荘で宿泊したかったです。
あ、この時期の長野も沢山楽しめますので今来て下さいね。
何とか無事に帰ったようで安心しました。
この過激なスケジュール、皆様本当にお疲れ様でした!
初日の岩木山は、高速から弘前市内を抜ける道をナビ君が指示しちゃったんですか。
ありゃー、私の情報伝達漏れでした、ごめんなさい
大鰐弘前インターを出て、ちょっと先の通称アップルロードを通って行けば渋滞無しだったんですよ。
岩木山の後は三内丸山遺跡に行ったんですね、やるな〜!
あそこは私の子供の頃の遊び場の一つで、本格的に発掘調査が行われる前に、既にめぼしい物はは私達が発掘しちゃってました
ずいぶんと立派な石器の矢じりなんかを持ち帰ってきていましたが、全部母親に捨てられちゃいましたがね
八甲田は時間が押したにもかかわらず、ちゃんと一周して楽しんでいただけたようですね
もう少し時期が遅ければ毛無岱あたりの紅葉がよかったと思いますが、それはまたの機会ですね
ちなみに大岳避難小屋ですが、地元の人はホトンド使いません(爆)
見てくれはいいけど、暗くて寒くて臭いので、見てくれが悪い仙人岱小屋を使うのが一般的なんです。
仙人岱小屋は見てくれの割に、内部は快適そのものなんですよ〜
また機会がありましたら是非いらして下さいね
shunさんコメント有難う御座います。お陰様で無事に行って来ました。こちらの車はナビはナビ子さんでしたが、ちょっとひねくれモノで三内丸山遺跡も自動車教習所脇一方方向の道を案内され裏から回り込んで表に出て来ました。
機会が有ればじっくり八甲田と十和田湖を楽しんでみたいです。色々と有難うございました。
あ、その後行かれた岩木山縦断波線の旅は、岩木神社からの登られたのでとても興味深く楽しく見させて頂きました。
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