満観峰 〜伊豆の海と山影を見に〜


- GPS
- 03:09
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 567m
- 下り
- 554m
コースタイム
- 山行
- 2:35
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 3:07
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
一般的なバイキングコースです。 |
写真
感想
「満観峰」とは、いかにも展望のよさそうな山名ではないか。天気にさえ恵まれれば、470mの山頂から富士山や南アルプス、伊豆半島や駿河湾を一望できるのだという。
恒例になった横浜・名古屋の移動のついでに、焼津に寄って登ってみようかと調べてみたら、花沢の里という江戸時代からの集落が国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されているという。これで、俄然興味が湧いた。
日本坂トンネルは数えきれないほど車で通ったが、うかつにも日本坂峠があることに思いが及ばなかった。焼津市花沢から静岡市駿河区小坂に抜ける旧道の峠こそ「日本坂峠」であり、日本武尊の東征の道との伝承からつけられた地名である。ここを歩くのも、また好ましいことこの上ない。
今朝は、三島あたりから見事な笠雲の富士が眺めれられたから、午後の昼下がりでは富士山はちょっと期待しない方がいいと思いながら歩き始める。花沢の集落を抜けていくと、ハイカーがどんどん降りてくる。朝早くは、笠雲の富士が見えたに違いない。
道端の無人販売所で一袋100円のデコポンを買い込んで、日本坂峠を目指して登っていく。登り口に天明年間の馬頭観音があったり、途中に庚申塔があったり、峠には石室の中にお地蔵様がいた。お地蔵さんの奉納者は豊田村の人のようなので、明治の時代も生活の道であった証左である。
山頂近くに至ると、頼りなげな茶の木のブッシュに沿うように道がついている。どうやら昔はこんなところにまで茶園があったようだ。
さて、頂上からの展望だが、富士山は雲の中、すそ野がやっと確認できる程度だったが、駿河湾の青々とした海の先に島影のような伊豆半島が横たわっていた。この景色が見えただけでもう十分だと、帰路に就いた。
山頂で食べたデコポンが思いのほか甘かったので、帰り道売れ残っていたみかん一袋を追加で買い込んだのだった。
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