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ハイキング
日光・那須・筑波
筑波山。春の予兆
2023年02月23日(木) [日帰り]


コースタイム
日帰り
- 山行
- 3:15
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 3:36
13:10
53分
スタート地点
16:46
ゴール地点
天候 | 晴れたり曇ったり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
ザック(Sa/G)
シューズ(M/low)
ストレッチパンツ
登山タイツ(黒
冬)
長袖シャツ(U)
半袖シャツ(U)
ポケッタブルジャケット
夏帽子(M)
手袋
|
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感想
歩いていると軽快な音が高いところから聞こえてきた。静かな山に響き渡る速攻的な乾いた連続音。あのドラミングの正体は何だったのだろう、音のする木を見上げたのだが、とうとう見つけられなかった。ずいぶん長い時間叩いていたというのに。音の大きさからたぶんアカゲラあたりだろう。きっと春は歩み寄ってきているに違いない。
泥んこ道は、夜中に冷却で固まった土に霜や氷が溶け出した現象だろうか。粘り気のある泥に苦戦しながら進むと、日差しの温もりも感じられた。誰とも出会わなかった。「春と泥」かと思っているとその先なかなか思考が動かない。『春と修羅』などもあったなと、「おれはひとりの修羅なのだ」。もうそんな溌剌とした盛んな気概も苦悩も戻ってこないのかもしれないとちょっと寂しくはある。春めいてきたというのに。
山頂から眺める景色は少々霞っぽかった。やはり真冬の澄明感はまた一年後ということだろうか。山頂は「れいろうの天の海」、眼下は「気層のひかりの底」ででもあろうか。きょうの天気はそんな情景を見事に再現したかのようだ。
春告花なる語彙が存在するのかどうか知らない。マンサクは「先んず咲く」からきていると聞いたことがあり、これが春告花だろうかと。ところが春植物なる可憐な花の存在が意識にとどまるようになってからはマンサクは遠のいた。身近な野草ならナズナ、ホトケノザ、オオイヌノフグリだろうが、雪解けを待つ春植物の愛らしくもはかない姿は、さらに春告花にぴったりだ。そうだ予兆を探しに行こう。
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