尾白川氷瀑アイス体験

天候 | 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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写真
感想
いろいろあって今シーズン初アイス。
行きやすさで尾白川流域にしたが、思っていた以上に氷瀑が溶けていて、やっとガンマルンゼで登る事ができた。
しかし、ビレイポイントの真上に浮き石を発見。風化も進んでいる様で、いつ落ちるか分からない。
要警戒です。
raityou さんが今年も新人向けにアイスクライミング企画をして下さると聞き、これを逃すと今シーズンはもう行けないと思い喜んで参加させていただいた。
同期の皆さんは様々な理由で来れずマンツーマン講習となった。
- 警戒していたほど寒くはなかった。
氷瀑は非常に寒くダウンパンツからエマージェンシーシートまで総動員することもある、と噂に聞いていたので警戒していたが今回は日が当たりやすく、気温も高かったため思いのほか快適だった。それでもビレイ中はやや冷えたが。
- 想像以上にバイルは刺さる
軽く振るとサクッと刺さり、引っこ抜くのが大変。気温が高かったからだろうか。
- よく研がれたバイルはすごい
自分のもraityouさんのも同じくノミックでピックはピュアアイス、アイスと違ったが raityou さんのバイルは非常に抜きやすく引っこ抜く労力が少ない。これは登りやすさに直結しそうだ
- トップロープは怖くない
今回大した高さではなく強度も低かったのでそれほど怖くはなかった。ただリードをやるとなるとメンタルと支点確保の知識が必要になりそうなので完全に別物に変貌しそうだ。
【ドラツーと比較して】
自分は以前から興味本位でドライツーリングを曙橋の某ジムで時々やっていたがそれと比較して
- 強度はかなり低い
グローブが分厚いため腕がかなりパンプするのではないかと不安に感じていたが、強傾斜を渡ったり、片手に全体重を乗せるドライと比較すると流石に強度が低く何本出しても思いのほか疲れなかった。しかし氷の状態や長さで大きく評価は変わりそうだ。
- バイルを振らずに引っ掛けるだけ、というのはアイスでも意外と有効
刺さりすぎて抜けなかったりすることを考えると刺さずに先端でこじったり引っ掛けるだけも有効だと感じた。氷柱等頑丈そうなホールドならば安心感もある。
- 足はかなり不自由
クロスしたりアウトサイドで乗ったりができないもしくはやりにくいためトラバースはかなり気を遣う。
ボルダリングホールドに足をそっと乗せるように節理の隙間にモノポイントを差し込み乗ろうとするとすぐ滑る。足は積極的に蹴りこむべき。
円柱状の氷は内股で蹴りこむ必要があるので見た目以上にやりにくい
ドラツー練習はアイスでは役に立たないよ、とのアドバイスは各方面からいただいていたが、アックスを持ち続ける力やピック角度を維持しながらパントマイムよろしく重心移動するテクニックではやってきたことがかなり活きたように思えたのでうれしい。
raityouさんの次回企画があれば今シーズンあと一回行けるのではと期待していますがそれだけの経験ではリードはまだ難しそう。来シーズンは大いに飛躍してリードもこなせるようになりたい。
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