鎌倉街道上道を歩く （神流川から寄居駅）

2023年02月28日(火) [日帰り]

• GPS: 07:50
• 距離: 27.9km
• 登り: 20m
• 下り: 8m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:17
• 休憩: 0:33
• 合計: 7:50

距離 27.9km 登り 21m 下り 24m

6:32 丹荘駅
9:29 9:34 競進社模範蚕室
9:40 9:43 玉蓮寺
9:46 9:54 東石清水八幡神社
10:50 11:02 摩訶池
11:05 瓺𦼆神社
11:28 11:29 広木庚申塔群
11:54 11:55 中里雷電神社
12:16 12:18 普門寺
14:16 14:17 西念寺
14:22 ゴール地点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車

写真

2/28 6:34

鎌倉街道2日目は八高線丹荘駅を出発

2/28 6:43

群馬県境神流川へ向かう、北へ向かう線路の向こうに赤城・榛名山など上州の山々が見える

2/28 6:51

中肥土集落の出雲神社

2/28 6:52

神社前の馬頭観音・庚申塔・如意輪観音などの石塔石仏群

2/28 6:56

神流川右岸（埼玉側）から対岸を望む

2/28 6:58

振り返れば「海洋センター」なるものがある。海の無い埼玉県に海洋センターとはこれ如何に？

2/28 7:37

植竹集落の日枝神社　創建は1130年とあり鎌倉街道沿線の神社だった様だ。屋根付き鳥居の形が独特の山王鳥居。天台宗とかかわりがあるらしい

2/28 7:37

2/28 7:37

日枝神社由緒

2/28 7:50

吉祥山長慶寺（天台宗）　明治の神仏分離までは日枝神社の別当寺　

2/28 7:50

境内の石塔・石仏

2/28 7:51

境内の義民田村圭之助翁顕彰碑。江戸御時代圧政に苦しんみ直訴に及び獄死した義民

2/28 8:16

熊野神社。平安時代の延喜式にも載っている由緒ある神社

2/28 8:17

群馬県の彫刻師の彫り物が本殿にあるそうだがガラスに囲まれて見ることができない

2/28 8:17

熊野神社由緒

2/28 8:32

児玉町保木野の「見守り地蔵」享保5年（1720）建之

2/28 8:34

塙保己一（1746〜1821）旧宅　江戸中期の全盲の国学者の生家。全盲でありながら古代から江戸時代初期までに成った史書や文学作品、計1273種を収めた「群書類従」を刊行したり、国学を学ぶ「和学講談所」を設立した偉人

2/28 8:35

2/28 8:56

一帯の田園風景

2/28 9:07

女彫川にかかる「雀の宮橋」。もちろん鎌倉時代のものではないが、趣のある橋で名前が振るっている。橋を渡ると児玉町の市街地へ

2/28 9:15

長福寺　新しい山門の前に鎌倉街道と書いた石標がある

2/28 9:25

街中の隘路は嘗ての鎌倉街道らしい

2/28 9:30

並木神社　すぐ裏手に新しい道が出来ており見逃してしまいそうな位置にある

2/28 9:33

「競進社模範蚕室」養蚕技術の改良に一生をかけた木村九蔵なる人物が「一派温暖育」と称する蚕育法を考案。この実践のために建てたもので全国に広められ養蚕業の発展に大きく貢献した産業構造遺構

2/28 9:34

「競進社模範蚕室」の解説

2/28 9:37

本庄市には各所にこのような看板があり名所旧跡が判りやすい

2/28 9:46

日蓮宗東光山玉蓮寺。鎌倉幕府により佐渡送りとなった日蓮上人が佐渡へ向かう途中、赦免され鎌倉へ帰る途中に宿泊した寺。日蓮が足を洗った井戸がある

2/28 9:48

東石清水八幡神社

2/28 9:51

珍しい銅製の鳥居は佐野の鋳物師に造らせたとある。
鎌倉街道沿いの佐野は群馬だが、鋳物は野州（栃木）佐野の天明鋳物だろう

2/28 9:52

彫刻も素晴らしい

2/28 10:00

龍體稲荷神社。祭神が龍なのか判らないが変わった名前の神社だ

2/28 10:04

白雉山法養寺（真言宗豊山派）　鐘楼を兼ねた山門が素敵だ

2/28 10:06

山門左手にある庚申塔と二十二夜塔

2/28 10:04

なんだかヒョウキンな石碑があった。児玉33霊場を拓いた人らしい

2/28 10:19

身馴川（小山川）に行きつく、流れがないので堰の上を対岸に渡る

2/28 10:23

渡って対岸を見返す

2/28 10:36

広木の一里塚。嘗て樹齢400年のエノキがあったが枯れて今は無い

2/28 10:49

魔訶池。常福寺住職により開設されたが昭和58年圃場整備事業で今の形になった

2/28 10:51

湖畔はこの池に打ち込むゴルフ練習場になっている。
浮島の様に板が浮かべてありグリーンになっている

2/28 11:04

瓺𦼆（みか）神社。「みか」は酒を造る甕のこと

2/28 11:06

瓺𦼆神社由緒

2/28 11:06

参道を進むと「芭蕉句碑」（右）がある。「麦刈て　桑の木ばかり　残りけり」。群馬県と並んで養蚕の盛んな土地だった様子がわかる

2/28 11:09

参道脇の農地に設置された太陽光発電。発電設備の下に苗木？が植わっている。パネルの下に作物を植えれば農地転用が必要ないという奇手？・妙手？を打ち出した農業施策

2/28 11:14

さらし井・常福寺、真足女遺跡　分岐

2/28 11:27

駒衣の石塔　。手前には弁財天と庚申塔。奥の高い石板には「北口　登山　三十三拝大願成就」と書かれている。富士登山記念碑？

2/28 11:28

真ん中に彩色された如意輪観音

2/28 11:45

三叉路にある「如意輪観音」

2/28 11:48

三叉路に鎌倉街道の標識、こういう場所にあると道がわかりやすい

2/28 11:55

雷電神社

2/28 11:55

雷電神社由緒

2/28 11:58

大きな庚申塔

2/28 11:59

梵字の庚申塔

2/28 12:23

普門寺

2/28 12:17

「四十九院本尊石仏」というのがある、寝釈迦を中央に49の石仏が並ぶ。四十九院」とは弥勒菩薩の住む弥勒浄土にある宮殿のことだそうだ

2/28 12:17

2/28 12:37

用土4区公民館前の石塔。これらも道路整備などにより周辺から集められてきた物だろうか。右端に「馬頭大士」という石塔もあるが馬頭観音は馬頭大士・馬頭明王などとも言うらしい

2/28 12:42

用土諏訪神社

2/28 12:48

用土5区公民館敷地にある道路原標

2/28 12:51

八高線の線路わきにある氏神様

2/28 12:59

道標と石塔石仏群。大きい石柱には「脇往還　川越道　用土邑」と刻まれており、江戸時代には川越から上州に抜ける、中山道の脇往還としても使用されていた

2/28 13:21

法雲山　常光寺（真言宗智山派）

2/28 13:22

境内におおきな達磨

2/28 13:26

常光寺に隣り合う、原宿八幡神社

2/28 13:27

八幡神社近くの鎌倉街道上道の解説版

2/28 13:39

秩父鉄道小前田駅西の踏切。本日の鎌倉街道はこの先県道296号線まででそこから寄居駅に向かう

2/28 14:21

寄居駅

撮影機器：

Canon EOS KISS M Canon

感想

noyama141

　鎌倉街道上道の旅は上州から武州へ。埼玉県北部はまだかなり田園風景も残ってますが、田畑の圃場整備、道路の開設改修、宅地や工業団地などの開発は進んでいました。
　江戸幕府による五街道整備で廃れた所もあったようですが、明治以降の鉄道事業などの影響も大きく、消滅或いは不明な地点も多いようです