東京薬科大学の見事な雪割一華

2023年03月07日(火) [日帰り]

天候

晴れ

アクセス

自宅から徒歩で周遊

写真

今日は裏山の平山城址公園を抜けて東京薬科大学へ向かいます　途中目に入ったのはアセビ(馬酔木)の花

ウグイスカグラ(鶯神楽)はもう少し大きな花を期待していましたが少し控え目でした　鶯はかなりさえずりが上手になっています

越冬したヒオドシチョウ(緋縅蝶)でしょうか　傷んだ翅がそれを物語っている様です

東京薬科大学の薬用植物園で一番先に目に入ったのはユキワリイチゲ(雪割一華)　例年にも増して見事に咲いています

この場所は立ち入り禁止区域　自然観察路内に移植しているがそちらはなかなか育たないらしい　望遠でないと撮影困難です

さて、自然観察路へ移動です　今回はキクバオウレン(菊葉)の登場です　これは両性花　いつもコセリバオウレン、セリバオウレン、キクバオウレンの順に咲きます

雄花は綺麗です　ピンクがかったものもありますがこれは純白です

待ちに待ったミスミソウ(三角草)　未だ観察路の近くに咲いている花は殆どありません

ピンク色やブルーなど咲いているもののどれも遠くて残念ながら綺麗に撮影出来ません

白い花弁の紫の蕊を綺麗に再現出来る様にもう一度撮影にチャレンジです

こちらもやっと存在が確認出来る程度のフクジュソウ(福寿草)　これはずっとこの場所でしか咲きません

観察路を戻る際に再度キクバオウレンの撮影　両性花に囲まれて真ん中が雄花

雄花の雄しべは花粉を出す前は中央に集まっていますが花粉を出し始めると外に向かって倒れていき花火のように雄しべを広げていくらしい

おっと！　咲いていましたコシノコバイモ(越の小貝母)　薬用植物園担当の初代の先生が新潟から持ってこられたとか

スノードロップ　雪の残る早春に下向きに咲く白い花を雪の雫に例えたとか　アルツハイマー型認知症の治療薬に用いられるのでここに植えられているのかな

ミツマタ(三椏)の咲き始めです　ミツマタで作られた紙は虫に食われにくいとされているらしい

キクザキイチゲ(菊咲一華)　花は白と青紫がありこれは後者　

赤いフキノトウ(蕗の薹)　そろそろ季節の味わいとしてフキノトウの天婦羅を作る時期かな

ジロウボウエンゴサク(次郎坊延胡索)　今日は全く期待していませんでしたが綺麗に咲いていました

ジンチョウゲ(沈丁花)　香りが「沈香」に似ていること　十字型の蕾の形が「丁子（クローブ）」に似ていることから命名されたとか　読みはチンチョウゲでも良いらしい

感想

ランツベルク

もうそろそろ春の花が増えた頃かと今日は東京薬科大学の薬用植物園を目指しました。途中裏山の平山城址公園であわよくばトラツグミと出逢えるかと微かな期待をしていましたが公園内の草刈りや枝落としでチェーンソーなどが入り期待外れでした。

薬用植物園では最初に目に入ったのがユキワリイチゲ(雪割一華)、春のまだ雪の残る時期に雪を割るようにして花が咲くことが由来の花です。例年になく見事に沢山咲いていました。ただ立ち入り禁止区域なので被写体までは10m以上は離れているでしょうか。それでもこの花を眺めながら春を感じ取ることが出来ました。

(参考)　薬用植物園は火曜日と木曜日が開園日ですが来たる3月9日(木)は入試の為閉園です

ランツベルク@Landsberg