【津軽の道を歩く18】津軽三十三観音巡り01（久渡寺→目屋）1番久渡寺・2番多賀神社

2023年03月15日(水) [日帰り]

• GPS: 07:17
• 距離: 27.6km
• 登り: 194m
• 下り: 283m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:18
• 休憩: 0:00
• 合計: 7:18

距離 27.6km 登り 202m 下り 283m

8:40 久渡寺下駐車場
9:32 こどもの森駐車場
15:58 西目屋村役場前バス停

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

In：車で久渡寺
Out：弘南バス西目屋村役場前から弘前市内へ

コース状況／危険箇所等

津軽三十三観音巡りは、津軽地方の各所に点在する寺社をめぐる巡礼行為です。
西国三十三所巡りが北前船に乗って津軽地方に伝授され、始まったのではないかとされています。
　
この巡礼は、寺院と神社が混在しているのが一つの特色です。
一応、巡礼者の衣装などはあるのですが、私は納札だけにして、巡ることにしました。
　
なお、神社の場合は無住な神社が多く、その場合は、付近にセルフで御朱印をいただく場所が設定されています。
ガイドブックもありますのでご参考になさるとよいでしょう。
　
私は「奇跡に出逢う　津軽33観音巡り」横山椎乃著を参考にしました。
　
雑感です
＜1番久渡寺＞
早春のこの時期、まだ石段には雪が残っており、林道側から向かいました。
冬季は、日にちを決めて、駐車場のカフェで御朱印をいただけることもあるようです。
9時から参拝可能ですが、観光のお寺ではないので、その時間ぴったりに開門されるわけではないようです。
　
＜久渡寺→2番陽光院＞
2番札所はもろもろの事情により、札所は目屋地区の多賀神社にありますが、ご本尊の千手観音は弘前市の禅林街の陽光院にあります。
この間は、一般道で、特に問題はありません。
禅林街は、ぜひその素晴らしさを味わってください。
津軽家の菩提寺、長勝寺も見頃です。
栄螺堂もあるのですが、入られないのが残念。
　
＜2番陽光院→2番多賀神社＞
常盤坂からの岩木山が見ものです。
悪戸地区からは、岩木川沿いは交通量が多い単調な道ですので、すこし遠回りになりますが下湯口や御所などの南側の地区を回っていきました。
最後は岩木川沿いの県道を歩くことになりますが、冬季は積雪により歩道が歩けませんので、注意して歩いてください。
多賀神社も、初春は雪が残っているようです。
多賀神社の御朱印の授与いただく場所は、入口の鳥居の右側のお宅です。
多賀神社は、投入堂のような神社で見事です。
　
＜2番多賀神社→西目屋村役場＞
県道をそのまま行きますが、歩道がない部分があります。
県道は交通量が多いので、時間に余裕がありましたら、岩木川沿いの旧道を歩くのもお勧めです。

その他周辺情報

コンビニは多くはありませんが、あります。
目屋地区は16時まででしたら、道の駅も使えます。
公衆トイレは、久渡寺駐車場、清水交流会館、長勝寺付近、道の駅白神などにあります。
食事は小さな食堂が結構ありますので、事前に調べていくとよいでしょう。

写真

3/15 8:42

久渡寺下の駐車場からスタート。
石段はまだまだ雪の中。

3/15 8:44

編笠林道から久渡寺へ向かいます。

3/15 8:47

根開きが美しいです。

3/15 8:50

林道はこの先は冬季通行止めです。
久渡寺は右手に曲がります。

3/15 8:58

1番　護国山　観音院　久渡寺

3/15 9:45

白蛇神社

3/15 9:47

梨の木（坂元）
ここから弘前市街地へ下がっていきます。

3/15 10:02

廣野神社
バス停は小沢神社前です。

3/15 10:13

きょうの岩木山と地蔵堂

3/15 10:13

振り返れば久渡寺山

3/15 10:45

弘前市は西武ライオンズの外崎選手の出身地です。

3/15 10:54

三國打刃物店
弘前は城下町ですので、鍛冶屋の伝統が生きています。
今はたぶん、りんご農家向けの打刃物が中心だと思います。

3/15 11:25

禅林街の入り口
弘前城が整備されたとき、曹洞宗の寺院を集めて、禅林街が作られました。
弘前城の防御拠点の役割もあり、禅林街の入り口は桝形になっています。

3/15 11:26

同様に、土塁も整備されました。

3/15 11:29

禅林街入口

3/15 11:30

栄螺堂
入ることができません。

3/15 11:32

禅林街
普段は静かですが、お彼岸の頃はすごいことになります。

3/15 11:34

2番陽光院
2番札所は、そもそもは目屋の岩谷観音でしたが、やがて桜庭の多賀神社（清水観音）に変更になり、千手観音が納められました。
が、明治の神仏分離で、神社に仏像を置くことができなくなり、ご本尊の千手観音はここ陽光院が引き取りました。

3/15 11:35

二番とありますね
なお、中では法要が営まれており、外から出失礼しました。

3/15 11:42

長勝寺三門
津軽家の菩提寺です。

3/15 11:43

立派！

3/15 11:49

禅林街を振り返ります。

3/15 12:00

松前徳広墓所
戊辰戦争の函館戦争で津軽に逃れてきた松前徳広は弘前で亡くなり、葬られました。

3/15 12:07

不動寺
津軽七福神で来たことがあります。

3/15 12:10

百万遍
津軽では百万遍を行っている地区がまだあります。

3/15 12:12

常盤坂入口バス停
弘南バスのいくつかのバス停は、地元高校の協力でイラストが描かれています。
ここは間違い探しになっています。

3/15 12:18

常盤坂（唐内坂）
弘前城の乗っている台地から岩木川沿いに降りていく坂です。
西側に遮ることがなく、写真のように、岩木山の美しい眺望を楽しめます。
津軽家も藩主の別荘がありました。

3/15 12:22

常盤坂の説明

3/15 12:25

常盤坂を降りたところから岩木山

3/15 12:30

相馬アイスクリーム
夏は小売もやっているのですが、きょうはやってませんでした。

3/15 12:32

フクジュソウ見っけ！

3/15 12:36

悪戸の交差点
右を行ったほうが距離は短いのですが、交通量の多い道を行かないといけないので、左側の道に行きます。
なお、この道は、弘前から相馬へ向かう旧街道です。

3/15 12:36

重要な交差点ですので追分石もあります。
追分　　右　清水
　　　　左　相馬
嘉永5 1852のものです。

3/15 12:45

フキノトウ
津軽では「ばっけ」と呼びます。

3/15 12:56

旧相馬村のマンホール

3/15 13:10

もう一つ、旧相馬村のマンホール

3/15 13:12

五所地区
旧相馬村の中心部でした。
今も市役所の市民センターがあります（旧役場）。

3/15 13:22

相馬川　上流方面

3/15 13:22

相馬川　下流方面
すぐそこが岩木川ですが、岩木川が増水すると、相馬川から岩木川に水が流れなくなり、相馬川が増水してあふれる、ということがまれにあったりします。。。

3/15 13:26

寺子屋跡
紙漉沢地区には天文年間（1532-1555）に寺子屋開設の記録があり、津軽では最もはやく寺子屋が開かれたとされます。
まだ戦国時代ですね！

3/15 13:34

長慶天皇陵墓推定値
南朝3代長慶天皇の陵墓と推定される場所（の一つ）。
長慶天皇は津軽に落ち延びたともいわれ、津軽には長慶天皇ゆかりの地がいくつかあります。

3/15 13:36

りんごの枝の剪定は、りんご農家の春先の大事な仕事です。

3/15 13:45

歩道が雪で埋もれていて歩けませぬ・・・

3/15 13:54

岩木川です。
この辺りで東目屋地区に入ります。

3/15 14:03

新耕田橋
右手に旧道と古い橋があり、さらに右側から目屋街道が降りてきます。

3/15 14:09

東目屋地区からの岩木山は、弘前などから見る姿とあまり変わりません。

3/15 14:38

2番札所多賀神社（清水観音）の入口にたどり着きました。
右手に入ります。

3/15 14:40

下の鳥居。
清水観音とあるように、水がわいています。

3/15 14:41

子年？？？じゃないよね今年は。

3/15 14:45

三門をくぐり階段を上がっていきます。

3/15 14:47

いやこれはすごい。
投入堂のような素晴らしいです。

3/15 14:49

上の方にも水が湧いています。

3/15 14:56

参道の雪はまだこれほど残っています。

3/15 15:03

降りてきて御朱印を授与いただきます。
セルフなんですが、ちょうどここのお家の方がいらっしゃり、押してくださいました。

3/15 15:17

弘前市東目屋出張所　
この地区は、もともと東目屋村として発足し、後に弘前市と合併しました。
その際、飛地合併になったため、弘前市の出張所が設置されました。
今はふれあいセンターというのかな？

3/15 15:24

もうすぐお役御免の雪除け

3/15 15:40

西目屋村に入りました。

3/15 15:41

西目屋村からだと、岩木山はこんな感じ。
だいぶ雰囲気が違います。

3/15 15:58

西目屋村役場前バス停から帰りました。
だいたい2時間に1本。

撮影機器：

Canon PowerShot SX720 HS Canon

感想

faroe

身近でたくさん歩けるところ、そして健康祈願などもあり、津軽三十三観音巡りをスタートさせます。
まだまだ雪の残る津軽地方。
道は大丈夫ですが、歩道が雪で埋まっていたり、参道に雪が残っていたり。
今年中にどこまで行けるでしょうか。