円山公園・疎水の桜と大文字山(→天の原・熊山・竹若山)

2023年04月02日(日) [日帰り]

• GPS: 05:29
• 距離: 12.6km
• 登り: 651m
• 下り: 594m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:50
• 休憩: 0:38
• 合計: 5:28

8:35 四条大橋
8:45 八坂神社
8:59 粟田神社入口鳥居
9:12 粟田口隧道ねじりまんぽ
9:22 インクライン
10:08 10:09 禅林寺
10:45 霊鑑寺
11:38 11:42 楼門の滝
12:02 12:04 大文字山
12:07 12:08 大文字山四つ辻
12:27 12:42 天の原
12:45 12:51 熊山
12:57 12:58 孫熊山
13:13 竹若山・猪山
13:23 13:30 中尾の滝
13:33 紅葉坂
13:36 13:37 見晴台
14:03 北白川仕伏町バス停
14:03 ゴール地点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

阪急電車　京都川原町駅下車
京都市バス3系統　北白川仕伏町乗車

コース状況／危険箇所等

●南禅寺から若王子神社への疎水沿い
一般的なルートではありません。道があるわけではなく、ほぼフェンス沿いに進みます。何カ所か荒れている所があり、通行がやや困難な箇所もあります。進んでいて、楽しいこともありません。疎水に沿って進むことができたという満足感を得ることはできます（笑）。

●浪切不動尊から「左俊寛旧跡一丁」への桜谷右股の入り口
桜谷左股の左側の舗装路を進むと、対岸にプレハブ小屋があります。この小屋の横を通り抜けた先に、桜谷右股沿いに道が繋がっているのが見えます。ところが、この小屋に渡る橋が骨組みだけになっていて渡れず、谷に降りて梯子で登ることになってしまっています。このためか、私有地であるためなのか「立ち入り禁止」となっています。
そこで、浪切不動尊から谷沿いに進もうとしましたが、虫が多いうえに、岩が滑りやすく危険を感じました。右岸を高巻くのも難しそうで撤退となりました。

写真

4/2 8:43

(kumakumo)八坂神社

4/2 8:48

(kumakumo)円山公園の祇園枝垂れ桜

4/2 8:52

(kumakumo)華頂山 知恩院

4/2 9:10

(kumakumo)関西電力蹴上発電所

4/2 9:11

(kumakumo)観光の人で賑わう蹴上インクライン

4/2 9:25

(kumakumo)発電所に疏水の水を引く導水管。遠くに平安神宮の大鳥居

4/2 9:27

(kumakumo)南禅寺水路閣へ向かう疏水分線

4/2 9:35

(kumakumo)桜の花びらもともに煉瓦のトンネルへ

4/2 9:39

(kumakumo)水の行方を追って金網沿いを行く

4/2 9:48

(kumakumo)扇ダム。手前には猪・鹿を捕獲する仕掛け

4/2 9:51

(kumakumo)扇ダムの鉄管

4/2 9:57

(kumakumo)鳥の巣になりそうな木の根

4/2 10:03

(kumakumo)「ネットの通行口はこちらです→」(掲示はこれまでにも見かけたが、ここから矢印の向きが変わった)

4/2 10:09

(kumakumo)ピンクリボンで「出入口」

4/2 10:11

(kumakumo)松ヶ崎浄水場 若王子取水池の除塵機と桜のある光景

4/2 10:18

(kumakumo)紫華鬘(ムラサキケマン) 有毒

4/2 10:20

若王子神社と新島襄・八重の墓を結ぶルートに、ここから出てきました

4/2 10:21

(kumakumo)眼下に天龍白蛇弁財天の鳥居

4/2 10:26

(kumakumo)急坂を上り詰めれば桜花苑

4/2 10:32

(kumakumo)ひときわ色の濃い陽光桜

4/2 10:35

この建物の右手から出てきて、疎水を渡りました

4/2 10:36

(kumakumo)観光の人の途切れぬ「哲学の道」

4/2 10:41

疎水沿いの桜はこのような葉桜です

4/2 10:42

(kumakumo)手前の石標には「右 安楽寺 法然院 銀閣寺 道」とある。霊鑑寺前から疏水と平行に北進する道らしい

4/2 10:42

(kumakumo)ふたたび疏水を渡って霊鑑寺のある東へ

4/2 10:44

(kumakumo)後水尾天皇創建の尼門跡寺院「霊鑑寺」

4/2 10:45

(kumakumo)「此奥 俊寛山荘地」

4/2 10:52

(kumakumo)瑞光院入り口近くで動物たちがお出迎え

4/2 10:55

(kumakumo)滝行場に続く道

4/2 10:57

(kumakumo)瑞光院 滝行場の弁財天と不動明王

4/2 10:58

この大きな岩の右手の谷を進むつもりでしたが、沢沿いも高巻きもちょっと危険そうで撤退です

4/2 11:01

(kumakumo)「俊寛僧都旧跡道」左下の「八丁」が欠けていて読みづらい

4/2 11:02

この「立ち入り禁止」の所で谷を渡り小屋の横を進めば道があるのが見えていたのですが・・・

4/2 11:27

(kumakumo)チンアナゴみたいな薇(ゼンマイ)

4/2 11:33

(kumakumo)渓流の様子

4/2 11:36

(kumakumo)フレーム

4/2 11:40

(kumakumo)楼門の滝

4/2 11:42

(kumakumo)俊寛僧都忠誠之碑と鹿谷山荘遺址碑記

4/2 11:44

ここで京都一周トレイルを外れて、大文字山に向かいました

4/2 11:59

(kumakumo)大文字山山頂へ

4/2 12:03

(kumakumo)山頂からの眺望　その1

4/2 12:04

(kumakumo)山頂からの眺望　その2

4/2 12:04

(kumakumo)棘だらけの長葉紅葉苺(ナガバモミジイチゴ)

4/2 12:22

(kumakumo)山頂から離れると満開のツツジ

4/2 12:27

(kumakumo)天の原へ

4/2 12:28

(kumakumo)この前は散らばっていたお茶碗が、今回はフライパンややかんとともに片付けてある

4/2 12:28

(kumakumo)天の原

4/2 12:53

(kumakumo)熊山

4/2 12:53

(kumakumo)熊山の様子。受付カウンターみたいなのがある

4/2 12:59

(kumakumo)クマオネ＝熊尾根？　……熊のしっぽは短いと思う

4/2 13:00

(kumakumo)下りて渡って上って右へ

4/2 13:03

(kumakumo)中央2の辻　？？

4/2 13:04

(kumakumo)尾根から尾根へ

4/2 13:09

(kumakumo)竹若山 283m

4/2 13:12

(kumakumo)祇園祭山鉾に因んだ「綾傘」のプレートも

4/2 13:24

(kumakumo)こんなところに辛夷(コブシ)の花

4/2 13:26

(kumakumo)中尾の滝

4/2 13:34

(kumakumo)(振り返って)ゴロゴロと歩きにくく、小さな渡渉も多かった河原

4/2 13:36

(kumakumo)崩壊道

4/2 13:46

(kumakumo)車道が見えてきた

4/2 13:47

(kumakumo)(振り返って)ここを下りてきた

4/2 13:49

(kumakumo)この橋を渡った

4/2 13:53

(kumakumo)「八大龍王 日天寺(にってんじ)」の鳥居　

4/2 15:04

(kumakumo)新京極の「洋食屋 キッチン秀」にて
牛肉のてりやき＆ひとくちチキンカツ
※sayup18撮影

4/2 15:05

(kumakumo)ハンバーグ＆エビクリームコロッケ

4/2 16:01

桜の名所を何カ所か回ってきたが、地元の上桂駅の桜が最も咲き誇っていました。なんてこったい

撮影機器：

FinePix JX300 FUJIFILM

Canon IXY 200 Canon

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ 靴下 グローブ 日よけ帽子 靴 サブザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ

感想

sayup18

　京都市民としては、円山公園とインクラインと哲学の道の桜は見ておきたいところ。今年は開花が早く葉桜状態でしたが、それもまた風情があるというものでしょう。

　ついでといっては何ですが、南禅寺から若王子神社への疎水沿いと、「左俊寛旧跡一丁」の探索を組み合わせてみました。

　南禅寺から若王子神社への疎水沿いは、荒れてはいるものの初めてではなかったのでなんとか通り抜けることができました。「左俊寛旧跡一丁」へは、浪切不動尊から谷沿いに向かったのですが、容易なルートが見当たらず、kumakumoの負傷もあり撤退となりました。

　その後は、楼門の滝を経由して山頂にたどり着くも、あまりの人の多さに驚愕し、そそくさと天の原へ。こちら方面は静かに山歩きを楽しめましたが、竹若山へピストンした帰りに、団体さんと遭遇。この辺りで団体さんに遭遇は初めてでした。

　銀閣寺道からバスに乗ると人が多そうなので、京都市バス3系統の始発バス停の北白川仕伏町からバスに乗って帰りました。

kumakumo

色が変わらぬうちに花びら散らす桜花。満開の桜は、夜の酒宴を照
らすにもってこい。昼になれば、遊歩道に降り積もる花片の色濃き
様が愛らしい。枝に残る萼の赤と若葉の緑。
山道に散らばる桜の花びら模様を見て、ふと見上げた梢に桜はなく、
何処の木から風に乗ってきたのか探してみるのもおもしろい。

京都には桜の名所が多々あるが、特に円山公園、蹴上インクライン、
哲学の道などは国内外の観光客で賑わうため、この時季、地元住民
はこうした観光名所を避けるように思う。
そこを敢えて通り抜け、喧噪のその先の静寂に、注ぐ光も春の色。

楼門の滝近くの俊寛僧都忠誠之碑は昭和10年に建立されたもので、
仮の山荘跡である。今回探索予定とした山荘跡は、先月訪れた九十
四露神社跡付近で発見した「俊寛旧跡 左 一丁」によるもの。俊寛
僧都忠誠之碑から少し南、徳善谷町の談合谷と思われる。
ほかにも何箇所かが山荘跡の候補地として挙げられているようだが、
そもそも件の山荘は俊寛のものではないという説も。

そんなこんなで、旧跡を確認することよりも、ルート踏破のための
行軍となってきたきらいがある。
鹿ヶ谷とは、その地名由来からしてまことに興味深い。真相は鹿に
聞けばわかる！？