国頭方西海道（くにがみほうせいかいどう）〜琉球王国時代の道〜

2023年04月21日(金) [日帰り]

• GPS: 03:28
• 距離: 7.3km
• 登り: 154m
• 下り: 143m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:28
• 休憩: 0:00
• 合計: 3:28

10:05 スタート地点
13:33 ゴール地点

天候

曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

恩納村博物館の駐車場に車を停めました。

コース状況／危険箇所等

石畳はとても滑りやすいです。ちょっとしたアップダウンもあるのでスニーカーなどの歩きやすい靴がおすすめ。

その他周辺情報

恩納村博物館に隣接するおんなの道の駅で食事もできます。規模があまり大きくないので土日は混むかも。

写真

4/8 9:43

4/8は甥っ子と妹を連れ石川青少年の家へ。
ヤエヤマスズコウジュが花壇でお出迎え。

4/8 10:15

まだ4歳の甥っ子に石川岳の頂上を踏ませるのは難しいと考え、ナイトウォークコースの沢沿いの道を歩かせてみることに。

4/8 10:16

チャボイナモリの見頃はこれから。

4/8 10:27

沢沿いのちょっとしたアップダウンの道、甥っ子より妹の方がダメージ大。太ももがブルブルするんだって 笑

4/8 10:37

お昼ご飯は250円のお弁当とアポロチョコがデザート。甥っ子が1個だけくれた 笑

4/8 10:39

昨日は嵐のような天気でしたが今日は快晴。土曜日とあってか登山者の車もいっぱい停まっていました。

トトロの前で謎のポーズ 笑

4/8 11:02

ママより元気いっぱいの甥っ子だけど頂上を踏めるのはまだ先かな？

4/21 9:36

前置き長くなりましたがここからがレコの本番です。まず恩納村博物館へ。

4/21 9:36

58号線沿いに建つ博物館です。ヤシの木の向こう側には大西洋が広がります。

4/21 9:42

この博物館に立ち寄ったのはこの小さなパンフが目的。

4/21 9:43

せっかくなので館内もさらっと見学。

4/21 9:44

なかなか味わい深いシーサーの展示も。

4/21 9:44

現代のシーサーは細かい彫刻が見事ですが私は昔のシーサーの方が好き♪

4/21 9:47

沖縄の北部の陸地は平地部分が少なく海上の道が盛んに使われていたそう。

4/21 9:47

12世紀ごろ小高い丘の上に築かれたグスクが現われ始めました。かつてのグスクは按司（あじ）と呼ばれる有力者の居城と考えられていました。

4/21 9:48

グスクとグスクを線でつなぐと後に琉球王府によって整えられる宿道（主要道路）と重なります。

4/21 9:48

本日歩くルートは国頭方西海道と言われ、かつての琉球王府があった南の首里（しゅり）から浦添（うらそえ）、宜野湾（ぎのわん）、読谷（よみたん）、そしてここ「恩納村（おんなそん）」から北部の国頭（くにがみ）へ向かう沖縄本島の西側の道です。

4/21 9:52

首里からここ恩納村までは50キロ以上。今日歩くルートは国頭方西海道のほんの一部です。博物館からの素晴らしい景色を堪能したら外へ。

4/21 10:00

芝生の合間から花を咲かせるニワゼキショウ見っけ。

4/21 10:05

まずは博物館のすぐそばにある比屋根坂石畳道（ひやごんざかいしだたみみち）へ。

4/21 10:06

1609年の薩摩の侵攻時に琉球王府との戦いの場となったという伝説の地なんだそう。

4/21 10:09

歴史の道はきちんと整備されて草刈りなどもばっちり。ただね、めっちゃ滑るから気を付けて。

4/21 10:10

キキョウラン。

4/21 10:12

坂を上りあがるとちょっとした高台へ。

4/21 10:12

テッポウユリもキレイな花を咲かせています。

4/21 10:15

琉球王府へ主要道は首里を起点として国頭方（くにがみほう）、中頭方（なかがみほう）、島尻方（しまじりほう）など7つの道が整備されていました。

4/21 10:17

くにがみは国の頭で沖縄本島の北部、なかがみは本島の真ん中、しまじりは首里より南の方にあります。
今でも地名として使われています。

4/21 10:20

山道を抜け一旦国道58号線沿いを歩きます。階段降りたら左へ行き58号線沿いを南へ行く方がよかったのですが、

4/21 10:21

58号線をわたり、ルネッサンスリゾートホテル前の道を歩いていきました。

4/21 10:24

キョウチクトウの花。排気ガスをもろともせず街路樹として植えられる。

4/21 10:27

58号線を逸れ海岸沿いを歩いています。博物館でもらったパンフのアバウトな地図では道順がよくわからずここは歩かなくてもよかったかな。

4/21 10:29

せっかくだから海でもと思ったけど曇っていていまいちな景色。

4/21 10:36

結局ここから左側にある58号線沿いに戻ることに。

4/21 10:36

琉球王国時代の道は道筋として残る場所はあるけど往時の姿をとどめているものは少ないんだと。今日の道は昔の道を味わえる数少ない場所。

4/21 10:42

今日歩いているルートは一里塚がある仲泊（なかどまり）から真栄田（まえだ）にかけての宿道。だけど肝心の両方の一里塚へ行けなかった。

4/21 10:48

なぜかというと結構距離があるんです。見逃した箇所もあるのでまた後日ご紹介。
再び58号線沿いを今度は北に歩きます。

4/21 10:49

58号線沿いにあった地図。博物館でもらった地図よりこちらの方が断然わかりやすいです。こちらとgoogle mapでなんとかなるかな。

4/21 10:50

1つ前の看板の脇に歴史の道へ入る道があります。

4/21 10:51

なんてことないまんじゅうだけどめちゃ美味しく感じる。

4/21 10:52

森の中は蚊がいっぱい。虫よけスプレーは必須アイテムです。

4/21 10:57

草刈りされた歴史の道は歩きやすいです。

4/21 10:59

沖縄ではヤブ漕ぎしてはいけません。ハブと遭遇しちゃうからね。でも未だ見たことないけど💦

4/21 11:03

今日一番楽しみにしていた場所、山田谷川の石橋（やまださくがわのいしばし）に到着。代表写真にもなっています。

4/21 11:03

中央部がせり上がった特徴のある石橋です。この部分は残念ながら平成元年に修復されたもの。

4/21 11:04

橋の下には川が流れており、この奥は昔の人の沐浴場だったそう。

4/21 11:11

初夏を告げる月桃の花。

4/21 11:13

石橋から森を抜けると再び舗装路へ。次は護佐丸の祖父の墓へ。

4/21 11:14

護佐丸は15世紀の琉球随一と言われた武将です。

4/21 11:17

琉球がまだ三山に分かれていたころ、三山統一に貢献した武将です。護佐丸はこの近くの山田グスクの三代目。のちに座喜味（ざきみ）に城を移しています。

4/21 11:18

お墓に到着。洞穴を利用したお墓になっています。

4/21 11:27

アカボシタツナミソウ。花期は過ぎたようです。

4/21 11:42

挨拶してくれたにゃん。

4/21 11:46

こちらで沖縄そばの看板がでていたので昼食をとることに。

4/21 11:55

品数は多くないです。ご夫婦？で経営されているのかな。

4/21 11:59

スープはあっさりめ。美味しゅうございました。塩分が体にしみわたりごくごく飲んでしまった。

4/21 12:17

この看板が目印です。

4/21 12:36

次の目的地、寺川橋に向かっています。途中、イソヒヨちゃんの若様にであう。

4/21 12:39

撮りたかったのはこれではなかったような(;'∀')

4/21 12:40

昔の橋が残っていたのか？

4/21 12:40

この看板の辺りを探したけど見つからず次回の宿題とします。

4/21 12:44

自生しているアヤメ。

4/21 13:17

道に迷ってしまい疲れたぞー。デザート求めて車を駐車した博物館へ向かっています。

4/21 13:31

ぼろぼろのオオゴマダラ。痛々しいね。

4/21 13:35

潮もすっかり引いた博物館周辺。鳥さん探してみたけどいませんでした。

4/21 13:52

博物館のお隣、おんなの道の駅へ。疲れた体にはやっぱり甘い物でしょ！マンゴースムージーと沖縄黒糖ミルクぜんざいです。おいしそうでしょ？めちゃおいしいんだなこれが！

4/21 13:53

黒糖で甘く煮たお豆が最高！

4/24 7:22

博物館でもらったパンフです。地図も載っていますが精度がいまいち。

4/24 7:24

説明文も載っているのでレコの参考にしました。

4/24 7:51

もう一つ参考にしたのがこちらの本。この本を参考にして他の歴史の道も歩くつもりです。

撮影機器：

Galaxy Feel SC-04J docomo サムスン

PowerShot SX70 HS CANON

感想

yuemomohana

肝心の仲泊（なかどまり）の一里塚と真栄田（まえだ）一里塚を見ていません。
他にも見逃した箇所があるので次回の宿題とします。
写真一杯の大作になってしまいました。最後まで読んでいただきありがとうございました！