ガッチガチ・ガリガリの室堂BC

天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
写真
暗い内に家を出て、扇沢8時のバスに乗車。レストランでメシ食おうと思ったら団体貸し切りだったので、ホテルの喫茶店へ。それなりに腹はふくれた。
立ち上がろうとしていたら多分エッジが効かなかったのだろう、そのまま滑り落ちてきてとまらず、10mはあると思われる崖をジャンプして斜面に叩きつけられた。
死んでもおかしくないと思いながら、急いで落下した箇所に向かう。
近づくと女性で、意識はあって会話出来た。救助呼ぶしかないなと思っていたら、同一パーティーの人がやってきて、4人パーティーであとは何とかするとのことだったので、任せてその場を離れた。
これはカミさんが撮った写真のようだ。
その後、2度目のホイストして、今度は下界に帰っていった。
誰かが救助要請したのに、いったん断ったあげく、やっぱりダメだったので2回目にヘリに乗ったのかな?
事情分からないけど何やってんのかなと思って見ていた。
感想
去年の11月にガイドツアーを申し込んでいたのだが、雪不足で中止となった。
悔しいのでオープン直後を狙っていたが、先週は宿が取れず、2回目の週末となる今日、暗いうちに自宅を出てやってきた。
天気はものすごく良い。あと、室堂ターミナルで登山届書いているとき、スタッフの人に、放射冷却で冷えるから朝はガチガチなので注意しろと言われた。
登って見ると、朝どころか今もガチガチで登りにくい。前のパーティーのスキーが外れていたが、この雪面だとブレーキも効かず流れそうだし、はき直すのもしんどそう。
稜線まで登って滑ったが、ガチガチだし、特に足跡多いところはコントロール効かずしんどかった。
昼飯食って今度は一ノ越方面登って見たが、コンディションはあまり変わらない。登山者がアイゼンで登っている所は比較的ザラメで登りやすかったが、帰る頃にはそこもガチガチになっていた。
登っている途中、稜線から人が、まさに落ちてきた。
ちょうど目に入っていて、まさかあそこから滑る気なのかな、すごくうまい人なら見たいなと思っていたら、こちら側にちょっと滑ったところで転んだ。ルートミスしたのかと思っていたら、立ち上がろうとしたとき、エッジが引っかからなかったのか、ズルズル斜面を滑り落ちてきた。
見ているうちに加速して、そのままその先の崖をジャンプし、崖が10m程度、その下の斜面考えると20mくらいあるだろうか、下に落ちて滑って転がり、やがて止まった。
これはタダではすまないと思って急いで駆けつけた。近くにいた外国人も一人駆けつけてきた。
女性で、意識はあり、名前と住所は言えた。これは救助要請だなと思っていたらもう一人やってきて、同じパーティーで4人組だという。そのあと他のメンバもやってきて、女性と会話成立していたので、あとは任せることにした。
その後何があったのかは知らないが、しばらくしてヘリがやってきてホイストしていた。片付いたかと思って見ていたら、ヘリは雷鳥沢方面でウロウロしていてなかなか帰らない。しばらくして、2回目のホイストをして、その後下界に飛んでいった。
もしかして誰かがヘリを呼んで、ホイストさせておいて救助を断ったのか、とか想像したが、詳細は不明。
その後ニュースになっていない様なので、まあ最悪の事態とはならなかったようで、それはよかった。
この始終を見ていたカミさんがびびってしまい、そのあとはちょっと登って下ることにして、しかし滑るとやはり雪面ガチガチで怖いというので、最後は私がカミさんのスキーを担いで滑り、カミさんは歩いて降りた。
あとは室堂山荘でくつろいでたっぷり寝て、翌日はもう滑らずに帰ってきました。
アイスバーンの時ではなく、出来れば閉鎖直前のパウダーの時にまた来たいなと思いました。
お疲れさまでした。
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