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Yamareco

記録ID: 545889
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アイスクライミング
日光・那須・筑波

足尾/松木渓谷

2003年02月16日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
13.0km
登り
336m
下り
352m

コースタイム

9:55 足尾ダム(銅公園)着→10:15 足尾ダム発→11:06-20 黒沢堰堤→12:00-12:30 ウメコバ沢→13:46 足尾ダム帰着
天候 散り雪
過去天気図(気象庁) 2003年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
◆駐車場
銅公園に駐車。
松木渓谷銅公園から朽ち果てた旧精銅所を眺める。
2003年02月16日 10:13撮影 by  Canon IXY DIGITAL, Canon
2/16 10:13
松木渓谷銅公園から朽ち果てた旧精銅所を眺める。
黒沢全景。
メコバ沢全景。
ウメコバ沢F1は極めて危険な様相。
ウメコバ沢F1は極めて危険な様相。
松木沢の脆そうな岩壁。
松木沢の脆そうな岩壁。
中村沢の新しい堰堤。
松木の治山事業は大規模である。
中村沢の新しい堰堤。
松木の治山事業は大規模である。
撮影機器:

感想

日光市内から車で30分で銅公園駐車場に到着する。
細尾から桐生への街道を真っ直ぐ。この峠道はかなり良い道になっていた。
足尾に入って最初の信号を右折し松木川沿いに上流へ向かうと程なく旧精銅所の朽ち果てた姿が川向こうに見えてくる。
裏山もぺんぺん草も生えない荒涼とした様子だ。
周囲の風景も昭和中頃から変りの無い風情。
終点となる足尾ダム、銅公園はまるでそこに至る風景と感じが異なる。
周囲の山々には膨大な予算をつぎ込んでの植林事業が営まれている。
昨日の好天とは打って変わって散雪が舞い始めている。
支度を整えて出発する。
ゲートをくぐり蔵沢を渡り工事事務所が建ち並ぶ林道を歩いていく。
途中、道の真中に落ちていた小鹿の前足にギョッとさせられる。
何が鹿を襲うのだろうか?

歩き始めて50分で堰堤を挟んで対岸に氷瀑が見える所に辿り着いた。ゲートがあり、自転車が2台停められている。
時間からすると黒沢と思われる。
しかし、下部は氷結しているように見えず、また手前側ダブルになった堰堤に流水が湛えられていて取り付きは甚だ困難になっている。
実際のところガイドブックとするところの白山書房「アイスクライミング」の写真ともかなり様子が違って見えるし、これが本当に黒沢なのか?と言う疑問も無いではない。
やはり地形図を持っていないことが問題だ。
上流側に見える顕著な尾根がウメコバ尾根かとは思われる。
日本のグランドキャニオンと称されているようだが(少なくとも地元での宣伝文句として)逆層っぽくもまた相当に脆そうな岩質に見え余り登攀意欲をそそらない。
ここから更に上流へと向かうことにするが、ゲートの無い林道が正しいかと進んだが左岸側の沢筋に沿って登っていく道であった。ゲートをまたいで河原に下りていく道が正しいようだ。

遠回りしたので時間は掛かったが、黒沢から30分程度の距離に松木沢に注ぎ込む沢を見つけた。
出合に10mクラスの氷瀑が懸かっている。
おそらくはウメコバ沢と思われる。
途中1本同じく右岸側に沢があるはずであるが、これは見ることが出来なかった。
ウメコバ沢は険悪そうな様相を見せている。
そのF1からして困難を感じさせる。
技量的にと言うよりも胆力が必要な、と言ってよいだろうか。
落ちたらただ事では済まないとルートガイドにあるが、その通りと肯ける外観だ。
また、下部はまだしも細く絞られた上部では水流が裏に流れるのが透けて見え、見るからに不安定だ。
アックスを打ち込んで行くといきなり崩壊しかねない。

結局、ここでのアイスクライミングは時期を逸しているとの見方で止めた。
先に書いたが地形図を持参しなかったのも敗因の一つだが(もっともルートガイドで地形図として男体山を参照しているのはおかしいが)、参考とするルートガイドの記録から20年近くを経て沢の現況がかなり変ってきていることも一因として挙げたい。
精銅所の公害問題は国としての責務であろうが、膨大な予算を投じての治山・植林事業が行われており、歳月と共に沢の様子も大分と変化している。

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