山行記録: 【三陸】アンモ浦の滝登攀

記録ID: 5533722

全員に公開

沢登り

東北

【三陸】アンモ浦の滝登攀

2023年05月25日(木) [日帰り]

岩手県

tamoshima

kumassiy

体力度

日帰りが可能

体力度について

GPS: 05:52
距離: 6.6km
登り: 631m
下り: 635m

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歩くペース

速い

0.8～0.9

ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り

山行: 2:31
休憩: 3:21
合計: 5:52

距離 6.6km 登り 640m 下り 637m

8:00

27分

スタート地点

8:27

11:48

124分

アンモ浦の滝

13:52

ゴール地点

天候	晴れ
過去天気図（気象庁）	2023年05月の天気図
アクセス	利用交通機関：自家用車・アンモ浦展望台の駐車場に駐車。トイレ有アクセスを調べる my出発地登録
コース状況／危険箇所等	・アンモ浦の滝の直下へは、西側のルンゼからノーロープで問題なく下れる。・アンモ浦の滝は、1p目40mⅢ+（水流左から右へ）、2p目60mV-（水線）。
その他周辺情報	【アンモ浦の滝の落差】・落差100～150mとする情報が多いが、レーザー距離計による実測では75m程度であった。・岩手県最大の滝とする情報もあるが、実際には最大ではないと思われる。【地名】・偵察だけにした滝は、199.0m三角点「背崎」の北にある沢にあることから、背崎北沢の滝と仮称する。【他の記録】・アンモ浦の滝はROCK & SNOW 85号に、2015年7月28日に小阪健一郎らにより登られた記録があるが、難易度についての情報はない。・瀬崎北沢の滝(仮)の記録はないが、小阪氏らにより登られている。 https://twitter.com/kenjiri/status/1661846451276877825

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急なガレ斜面を下って滝へとアプローチする

2023年05月25日 08:24撮影 by SH-M19, SHARP

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5/25 8:24

急なガレ斜面を下って滝へとアプローチする

滝下より見上げるアンモ浦の滝：滝下へ行くと上部は見えないので、観瀑地としては微妙

2023年05月25日 08:50撮影 by SO-02J, Sony

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5/25 8:50

滝下より見上げるアンモ浦の滝：滝下へ行くと上部は見えないので、観瀑地としては微妙

2p目をリードするtamoshima

2023年05月25日 10:21撮影 by SH-M19, SHARP

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5/25 10:21

2p目をリードするtamoshima

核心を登り終えて振り返る

2023年05月25日 10:29撮影 by SO-02J, Sony

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5/25 10:29

核心を登り終えて振り返る

終盤は傾斜が緩まり容易

2023年05月25日 10:43撮影 by SO-02J, Sony

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5/25 10:43

終盤は傾斜が緩まり容易

瀬崎北沢の滝：ハングしていて遠目には一見登れそうにないが、下から見ると斜上バンドがあり、登れそうだった。（登られている）

2023年05月25日 12:47撮影 by SO-02J, Sony

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5/25 12:47

瀬崎北沢の滝：ハングしていて遠目には一見登れそうにないが、下から見ると斜上バンドがあり、登れそうだった。（登られている）

撮影機器：

SO-02J Sony

SH-M19 SHARP

装備

備考	・tamoshimaはフェルトソール、kumassiyはクライミングシューズで登攀したが、フェルトソールの方が良さげな気がした。

感想

tamoshima

【計画】
　昨年11月に奄美大島の海岸瀑を登って、海岸瀑は結構良いと思ったため、東日本でもできそうな場所がないかと思って探したところ、三陸海岸が浮上。アンモ浦の滝だけは登られているが、どうやら他は未開拓なようである。ということで、梅雨入り前で水量が少なく登りやすそうな5月下旬に、5連休を作って行ってみることに。
　手始めに、一番北にあって、かつ登られている、アンモ浦の滝の登攀へ。

【山行】
　夜通し運転してきたので眠く、駐車場に着いてから少し仮眠し、遅めの行動開始。まずは展望台から滝を見ると、確かに立派な滝だがそれほど傾斜は強くなさそうに見える。これなら登れそう。
　いったん車に戻って準備をして出発。滝下までの道のりについては滝屋の情報もあり問題なく滝下へ到着。下部は傾斜も緩そうなので、1p目はkumassiy。久しぶりの滝登りとあって遅くてラインも逃げ気味だったがとりあえずテラスに出て終了。2p目はtamoshima。明らかに1p目よりは難しそうだがとりあえず登り始めると、完全にシャワークライムとなり結構厳しい。ウェットスーツで良かった。ホールドは少なめで、やや遠いところも多く、結構手応えがある。水流を左へと横断しながら、傾斜が緩むところまで登り、ほっとしたのもつかの間、今度はホールドが悪い。何とか水流右へ移動して登ると、滝というよりはナメというような傾斜になり、実質終了。立木まで登ってピッチを切る。
　適当に標高を上げて遊歩道に戻り、目を付けていた南側の滝を見に行ってみることにする。横から見ると水が宙を舞っているのが見え、これは登れなそうだと思って登攀具を置いて滝壺まで下ってみたが（一応ロープをフィックス）、下から見るとジグザグになら登れそうだった（後で分かったことには、実際登られていた）。とはいえ登攀具を取りに戻ってまで登りたい滝にも見えず、しばし景観を楽しんでから引き返す。水の飛び出し方が面白く、見る分には良い滝である。
　また遊歩道まで上がり、一部遊歩道をショートカットして駐車場に戻った。

【総評・感想】
　アンモ浦の滝は、見応えも登り応えも水量もあり、滝登攀の対象として、三陸海岸では一番である。わざわざ東京から行くには遠いが、東北へ遠征するならついでに登るのがお薦めである。
　結局、5日間の遠征中で一番良かった滝はこの滝であったが、それはちょっと残念であった。

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