赤岳主稜 リベンジ
コースタイム
11:00 取り付き
天候 | 曇り -2℃(10:00 ごろ) |
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過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
コース状況/ 危険箇所等 |
前日に 30cm ほどの積雪 気温が高く湿雪 赤岳山荘までは車のわだちが深いところ数箇所。ハンドルを取られるので注意。 南沢はトレースがあるとはいえ、降雪直後は歩きにくい |
ファイル |
非公開
5563.xls
計画書
(更新時刻:2012/03/08 04:59) |
写真
感想
L学中級卒業山行の予行演習ということで、赤岳主稜へ。
南岸低気圧接近のなか、とりあえず現地へ。
当日午後からは若干の回復が見込めるものの、午前中は雪との予報。
とりあえず、行者まで行って検討とする。
・南沢
悪い。
トレースはあるものの前日からの降雪で歩きにくい。
また、現在治山工事により迂回路が設定されているが、迂回路中の一箇所トラバースが凍っていて悪かった。
・行者にて
行者では、積もっている雪を掘って見ると、あまり状態が良くない。
パーティで話し合い、とりあえず取り付き前のトラバース地点まで行ってみることに。
・行者から取り付き
悪い。
樹林まではトレースがあるものの、そこから上は、膝程度の新雪。
雪も降ったばかりで安定しておらず、想像以上の時間がかかり苦労した。
また、雪が降っているが気温は低くなく、体温調節が難しく汗もかいた。
・トラバース取り付きにて
取り付きのチョックストーンが三分の二ほど埋まっていて全く様相が変わっていた。また、トラバース入り口の木等が埋まっており、トラバース入り口の一段上まで登ったところで行き過ぎに気付く。
ここで、雪の状態を観察。クラックが走っていたりと、トラバースはできなくは無いが雪崩の危険を感じる。
また、ここまでのラッセル状態をみるに、取り付いて雪稜をぬけるには時間が足りないと判断。
撤退を決定する。
取り付きまで行くかどうかだが、取り付いて1ピッチ登って撤退するためにトラバースを往復する危険を犯す必要は無いと判断し、その場で下山を決定する。
その場から向こう岸までL学講師陣の先導により希望者のみ渡ることに。3名がトラバースの練習を行った。
トラバース練習中、足元が雪崩れる、2度ほど頭上から滝のようにルンゼを雪が流れてくる等、雪の状態で八ヶ岳も非常に危うい状況になることを理解した。
・下山
北沢を選択
快適。
複数パーティが主稜を目指していたが、ほとんど撤退判断を下したようだ。
ただ、午後には天候もやや回復し、残業覚悟で突っ込んでゆくソロクライマーもいて、なかなか難しい判断であった。
なんだかんだで大変ではあったし、主稜を登れないのは残念であったが、個人的には色々な判断、パーティの協力、雪によって全く違う様相を見せる山等を感じる非常に楽しい山行であった。何気に今期でも上位にはいる。
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