丹波天平から三条の湯を経て疑惑の飛龍山
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コースタイム
天候 | 晴れときどき曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
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写真
感想
冬山始めは八ヶ岳ということで、cherroさんと硫黄岳〜赤岳の縦走に行きましょう、と計画していたのですが、寒気が南下する予報に恐れをなして計画変更。
「赤岳だけでいいんじゃない?直前に降雪があって、ノートレースかもよ!」なんて呑気なことを言っていたら、あらら土曜日も雪予報。そして寒そう。
「テント泊はやめて、前夜泊日帰りにしましょう!」と更に計画変更。
そして直前になって、「いやいや、日曜日も天気が悪そうですよ!奥さん」ということになり、結局のところ、雪山でも何でもない奥多摩に計画変更(^^;。
「寒さには徐々に慣れていかないとねー」ということで、丹波天平から三条の湯を経て飛龍山に登って来ました。
後述しますが、正確に言うと、あとほんの少しというところで飛龍山には登頂しなかったようなのですが…。
初日の朝、冬仕様ではない自分の車が凍結した路面でスリップしそうになったため、鳩ノ巣まで戻り、急遽電車とバスを乗り継いでお祭へ。
いきなりの出遅れとなってしまいました。
しかも、もう一つ先の親川というバス停で降りればよかったのに、手前で降りてしまいました。
「天平には3回(2回?)来たことがあります。キリッ!」と仰るcherroさんに、ウッカリ林道に誘い込まれそうになるというトラップもありましたが、無事天平の登山口を発見。
以前から天平を歩いてみたいと思っていたので、楽しみです。
少し登ったらすぐに尾根に乗るのかと思っていたら、かなり大回りに迂回してから、ようやくだだっ広い天平尾根に出ました。
地形図が古すぎるのか、地図上の登山道と実際の登山道がかなり違っていたように思います(三条の湯から北天のタルまでの道もだいぶ違っていたような…)。
天平尾根にはうっすらと雪が残っていましたが、踏みあとは割と明瞭でした。
ピンクリボンも豊富にあるのですが、登山道とは関係ないところにも付けられています。
広い尾根なので、これから雪が積もったら、きちんとコンパスをセットして歩かないと迷ってしまいそうです。
天平尾根の中間地点あたりで、「もうすぐサオラ峠ですねー」という見え透いたトラップが仕掛けられましたが、もちろんそんなものには引っ掛からず、気持ちのよい尾根を歩き続けます。
ほとんど平坦歩きに近くて楽チン、快適です。
新緑の季節にまた歩いてみたいと思いました。
当初は初日のうちに飛龍山に登ってしまう予定でしたが、このままだとテン場に着く頃は暗くなってしまいそうだったので、サオラ峠から直接三条の湯へ向かうことに。寒いですしね。
「これから更に標高を上げていくので、もっと寒くなりますよー」とか「三条の湯手前の登りがきついんですよねー」といったデマに惑わされつつ、実際にはほぼ下る一方で三条の湯に無事到着しました。
夜の食当cherroさんの素晴らしいすき焼きに舌鼓を打ちつつ、夜は更けて行くのでした…。
厳冬期用シュラフに象足、プラティパス湯たんぽまで用意したので、ほとんど寒さを感じることなく眠ることができました。
翌朝は私が用意した餅入りラーメンをガツガツ食べながら、「具が入ってない!」「永久に食当失格!」「ウンコは1回だけにしなさい!」といった各種ハラスメントを受けつつも、前日登らなかった飛龍山に向けて出発。
起きるのが遅かったみたいで、テン場にも小屋にも、ほとんど誰も残っていませんでした^^。
北天のタルに到着して休憩していたら、飛龍山の方からアイゼン、ピッケル姿の方たちが下りてきてギョッとしましたが、訓練か何かだったのでしょう。
飛龍山下の分岐までに一部凍結しているが箇所あったので、軽アイゼンぐらい付けた方が安心して歩けると思います(我々は付けませんでしたが)。
飛龍山近辺の地図をよく見ていなかったため、山頂に近い方の分岐を見落としてしまい、往復40分もかかる祠のある分岐まで来てしまいました。
ザックをデポして山頂に向かいましたが、なかなか辿り着かない。
小さな起伏が沢山あって、ようやく山頂かな?と思うとまた下ったりしているうちに、あとは下る一方にしか見えないところまで来てしまったので、もういい加減いやになって引き返すことに。
後で調べたところによると、どうやら我々はあと少しというところで、飛龍山には登頂しなかったようです(^^;。
さて、あとは丹波に下るだけだなー、なんて安心していたら、今回の行程中ここが一番きつかった。
前飛龍の前後は、かなりの急傾斜ですよ!奥さん。
その後なだらかになって、最後の難関と脅されていた熊倉山への登り返し(僅か20m^^)を経て、サオラ峠の直前でまさかの道間違い。
枯葉で登山道が隠れていたため、そのまま尾根をまっすぐ下って行ったら、ちょっとあり得ないような急斜面に突入。
おかしいと思いつつも、とりあえずもう少し先の平坦なところまで下りてみようと思っていたところをcherroさんに引き止められ、地形図を確認してみてアラびっくり。
尾根が二手に分かれており、登山道は直進方向ではなく、左に曲がる尾根に付けられていたのでした(^^;。
戻ってみると、落葉の中にうっすらと踏みあとがありました。
そこからサオラ峠はすぐでしたが、その先の丹波までがまた大変でした。
登山道は、尾根ではなく斜面につづら折れに付けられているのですが、大量の落葉で滑る滑る。実に危ない道でした。
そんなこんなで膝を傷めながらも、バス到着の少し前にちょうど下山できました(結果オーライですが)。
雪山ではありませんでしたが、久しぶりのテント山行で、いいトレーニングになりました。
一ヶ月前からひいている風邪がまだ治っておらず、やや不安でしたが、山の新鮮な空気を吸ったおかげか、大分よくなりました。
飛龍山には、積雪期にノートレースで登れば面白そうだなーと思いましたが、丹波からのルートは、下の方までたっぷり雪が積もって夏道を使えなくなったら、案外難しいかもしれません。
<教訓>
面倒がらずには地形図をよく見ましょう。
お疲れ様でした。久しぶりの重荷でスピードが上がらずご迷惑をおかけしました。
今度geraさんに食当をお願いするときはチャーシューとシナチク、乾燥野菜を持参します。
では、私が食当のときは、麺またはアルファ米だけ持って行きます。
いいものを食べたいときは、食当を志願してくださいね〜。
食材は私が担ぎますから。
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