百松沢山〜宮城ノ沢コース登行・源八沢コース滑降〜
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- GPS
- 05:24
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 881m
- 下り
- 308m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2010年02月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー
|
写真
感想
今日は早く出かける予定だったが、昨日の砥石山敗退と、
何より飲み疲れのために、予想通り寝坊。
天気が悪ければあきらめもつくが、
降る降ると言われている雪は降っておらず、出かけないともったいない。
しかし、どこへ行くか? 手稲のスキー場でお茶を濁すか?
それとも永峰沢でも行ってみるか?などと悩んで、さらに時間を浪費。
ようやく百松沢山の宮城の沢コースに決めてタクシーを呼んだ時は
既に10時を過ぎていた。タクシーで小別沢トンネルを越え、
五天山の西側を通って、平和の滝霊園へ。歩き出した時はもう11時過ぎ。
曇天だが、そう大きく崩れる感じはない。
源八沢コースは、高校時代以来何度も行ったが、宮城の沢コースはこれが初めて。
出遅れたが、そんなにラッセルがなければ
15時半から16時までには頂上にたどり着けるかもしれない。
できれば久しぶりに南峰まで足を伸ばし、あわよくば烏帽子岳まで、
などと思っていたのだが、この時間ではとても無理だろう。
帰路は源八沢を下る予定。
前週末のものとおぼしき、かなり大人数のシュプールが
しっかり残っており、有り難くそれを使わせてもらう。
源八沢コースに比べて、あまり面白くない、と
聞いたり読んだりしていた宮城の沢コースだが、どうしてどうして。
確かに林道歩きは長く、平坦で地形的には変化に乏しいが、
トドマツの林があったり、沢と林道の雰囲気も良い。
357m二股を左に入り、右岸から左岸に渡ると道は、
左下に沢を見ながら谷の側面をトラバースしていく。
シュプールがあるおかげで、割と順調に高度を稼いでいくが、
それでも頂上までは、まだ標高差がある。
そのコース名とは裏腹に半分以上が尾根筋の源八沢コースが、
前半にザッテルまで登ってしまえば既に標高700mで、
後は稜線上のアップダウンだけなのに対し、
完全に沢コースの宮城の沢コースは、段々急になっていく。
750mの奥二股のあたりから、小尾根や枝沢があって
多少ルート取りに悩むかもしれないところだが、昨日の教訓
(「自分より他人を信用しろ」)から、
(多少のショートカットを交えつつ)忠実にシュプールをたどる。
シュプールはおおむね、百松沢山本峰へ突き上げる沢の
右岸寄りにつけられている。
空は晴れてきて、稜線も望めるようになり、
このままのペースでいけば15時前には頂上に着けるのでは、
という希望(的観測)も出てくるが、なかなかそう甘くはない。
林が開けて新雪でシュプールが埋まり、ラッセルが深くなってペースが落ちる。
頂上下の開けた斜面に出る。ここの滑りは快適そうだ。
長さも源八沢コースのどの斜面よりも長い。
源八沢ではなくてこちらに下ろうかという気になってくる。
しかし、この斜面は北面の沢筋だけに日が当たらず、寒い。
最後は、迷沢山へと続く右の尾根に上がり、
吹きだまりと樹の間を縫って頂上に達する。時に15時25分。
南峰よりのピークに立ち寄る。南峰がよく見える。
烏帽子岳も夕日の逆光の中に浮かび上がる。
写真を撮ってから下りの準備。
やはり源八沢コースを下ることにする。
宮城の沢コースは最後の林道が長いし、
もう16時近くで、日陰で寒いのが難点。
源八沢コースの下りは、さすがに昨年の正月より雪は多いが、
以前と比べてブッシュが出ていて、快適な滑りは期待できない。
もっとも昔は技術が稚拙で、どっちみち快適な滑りなどできなかったのだが。
途中の2つのピークは左(北面)を巻く。この2つのトラバースのことを考えると、宮城の沢コースの下りのほうが楽しい気もする(下ったことはないのだが)。
ザッテルでは既に暗くなりかけていたが、何とかテレマークターンを楽しめた。
どうも、ここ何回もザッテルは暗い中の下りになってしまっている。
大いに反省すべきなのだが...。
スノーモービルランドのスノーモービルの轍をたどり、
2日連続で、福井堰堤バス停から発寒南駅行きのバスに乗って帰ることになった。
この晩もまた飲みに出かけたことは言うまでもない。
そして翌日はまたしても、大雪の予想にもかかわらず朝から快晴だったが、
私は山へもスキー場へも行かず、映画を観に行ったのだった。
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