浦添ようどれ

2023年06月30日(金) [日帰り]

• GPS: 02:17
• 距離: 4.1km
• 登り: 88m
• 下り: 104m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:17
• 休憩: 0:00
• 合計: 2:17

10:02 スタート地点
12:19 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

浦添グスク・ようどれ館に車を停めました。（駐車料無）

写真

6/30 9:41

スタートは「浦添グスク・ようどれ館」。
入館料は100円です。

6/30 9:42

この辺り一帯を見物するならまずようどれ館を見てから周ることをお勧めします。

6/30 9:45

中は浦添ようどれの発掘調査での出土品や、戦前のパネルなどが展示されています。

6/30 9:46

この辺り一帯は公園と整備されています。浦添グスク跡と琉球時代の王様が眠っているお墓があります。

6/30 9:46

そしてこの辺り一帯は第二次世界大戦の激戦区でした。
2017年に公開されたハクソー・リッジはこの辺りの高地のことです。

6/30 9:48

ようどれ（墓）は英祖王（えいそおう）が眠る西室と尚寧王（しょうねいおう）が眠る東室の二つの墓所があります。

6/30 9:48

ようどれ館では英祖王（えいそおう）が眠る西室の中に収められている蔵骨器のレプリカを見ることができます。

6/30 10:05

梅雨明けした沖縄はめっちゃ暑い！ようどれ館から少し歩きます。

6/30 10:08

浦添グスクは13世紀(鎌倉時代）に築城されていますが、15世紀（室町時代）には尚巴志（しょうはし）に滅ぼされ王宮は首里に移ります。
そして歴史は移り変わり…
長くなってしまうので興味のある方は拡大して読んでくださいな。

6/30 10:09

はたして拡大してまで読む人はいたのかしら？笑
ちなみに浦添（うらそえ）はこの辺りの地名で那覇市のお隣が浦添市です。

6/30 10:10

13世紀〜14世紀、沖縄は山北、中山、山南と別れており、この辺りは中山の都があった場所。
「津々浦々を襲う（支配する）」が浦襲＜うらおそい＞となり、のちに浦添＜うらそえ＞の語源になったとか。

6/30 10:11

激戦地となったこの辺り、見える城壁などは2005年に復元されたものです。

6/30 10:12

アーチ門を潜り抜けると二つの墓室（ようどれ）が見えてきます。

6/30 10:12

手前が西室で英祖王が眠るお墓です。崖地の岩盤をくりぬきお墓にしています。

6/30 9:49

この写真は最初に寄ったようどれ館で撮ったもの。
西室の中を再現しています。

6/30 9:49

中にはこのような石逗子（いしずし）が置かれており、

6/30 9:50

骨が収められていたんだと。
100円払った価値はあるでしょ？

6/30 10:13

アーチ門から奥にあるこちらが東室で尚寧王と一族が眠るお墓です。

6/30 10:15

マイナーな場所かと思いきや公園の駐車場は割と埋まっていました。

6/30 10:22

厳しい暑さの中を頑張って咲くお花を撮ってあげよう！

6/30 10:25

高台にある場所なので見晴らしはなかなかのもの。ちなみに東シナ海が見えています。

6/30 10:47

ここ、浦添グスクあとからは首里城が見えるんだと。
距離は3.5キロほど。

6/30 10:48

真ん中に城壁が見えました！ちなみに肉眼ではまったくわからず望遠レンズのおかげです。

6/30 10:51

そしてここから首里城までの石畳の道が一部再現されています。
琉球王国時代は首里から浦添→読谷（よみたん）へ至る道は
「中頭方西海道（なかがみほうせいかいどう」が通り、人々が往来に利用していたそうです。

6/30 11:11

「中頭方西海道（なかがみほうせいかいどう」から少しそれた場所に普天間参詣道（ふてんまさんけいみち）と呼ばれる道があります。

6/30 11:11

ものすごい急坂で馬転ばしとも呼ばれていたんだと。

6/30 11:12

毎年国王はここを通って普天間宮（ふてんまぐう）に参詣したそう。よーく滑りそうな石畳の道はスニーカーでもびくびくもの。

6/30 11:13

王様は輿に乗ってるけど運ぶ人はこりゃ大変。

6/30 11:14

ここから普天間宮までは15キロくらいありそう。
お付きの人もこりゃ大変。

6/30 11:15

ちなみに我が家から普天間宮は近く、毎年初詣に行っています。

6/30 11:16

激坂を下ってまた登る、私たちはどこへ向かっているかと言うと

6/30 11:29

お昼ご飯にありつく為でしたー。
がんがんに冷えた冷房の中で熱々の沖縄そばを頂く。
スープはあっさり目で美味しいですが少々お高め（850円）。

6/30 12:11

暑い中また墓まで戻ります。

6/30 12:23

ようどれ近くの駐車場の側にある軽食のお店で

6/30 12:31

今日の暑さと疲れを吹き飛ばすデザートを頂く。ちなみに木陰で頂いていますが風が吹き抜け冷房要らずでした。

6/26 5:24

（おまけ）
まだ夜が明けきらない時間に出勤ですが、自宅の駐車場の電線にいた🦇。

6/26 5:24

スマホで最大限に拡大。
一気に目が覚めました 笑

撮影機器：

PowerShot SX70 HS CANON

Google Pixel 6a au Google

感想

yuemomohana

”ようどれ”とは琉球の言葉で夕凪の意味。
静かで穏やかなイメージから「墓」の意味に用いられていると言われています。

浦添グスク・ようどれ館で文化財ガイドブックもいただけます。
”ようどれ”から1キロくらいの場所にはモノレールの浦添前田駅があり、那覇からは車がなくても来れる場所です。
ようどれ以外にも文化財や見どころたっぷり。散策にいかが？

浦添ようどれ館
https://www.city.urasoe.lg.jp/article?articleId=609e78e23d59ae2434bfe4c6

宮良そば　浦添店
https://miyarasoba.com/

コメント

くましかてん

おはようございます。
ハクソー・リッジを観たので興味深くレコをなぞりました。
最近、NHKで沖縄戦の米軍・音声テープを元にした番組も観ました。
YouTubeでタカ派のコメントを見る度、憤りやら情けないやらで辛辣な気持ちになります。
78年経ちましたが、こないだ死んだ親父（1938年生）が「人間はアホだから、もう忘れとる。100年、持たんなぁ」と、2010年くらいから言い始めてました。

yuemomohana

くましかてんさん　こんにちは！

私はハクソー・リッジ見てないんです(;'∀')
映画の内容は分かりませんが、激戦地だった沖縄南部では80年近くたった今でも不発弾の処理などで道路が通行止めになったりするのはよくあります。

亡くなられたお父様の100年持たんなぁという言葉が現実とならないことを願うばかり。第三次なんてことになっちゃったら地球は終わりでしょうね。