風師山〜矢筈山(矢筈堡塁跡)小森江登山口より
- GPS
- 03:34
- 距離
- 6.0km
- 登り
- 441m
- 下り
- 444m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
低山だが、急登が続く。木段も土も滑りやすい箇所があるので、下りは注意した方が良いと思います。 矢筈山への車道は、未舗装の林道なので、歩きやすいです。 |
その他周辺情報 | 小森江から海岸沿いの199号線に出て、小倉方面に向かった門司駅北口に、「楽の湯」があります。入浴料750円。露天風呂から関門海峡の絶景が堪能できます。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
ヘッドランプ
予備電池
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
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感想
2日前に、貫山のご来光を見に家族4人で、登ったばかりですが、息子は、早速クラブ活動の練習が始まり、妻も付き添い。なので、母と二人で山歩きする事にしました。
今回は、『福岡県の山』の本にも紹介されていた門司の企救山地の北側にあたる、『風師山』〜『矢筈山』のコースに初挑戦して見ることにしました。
スタートがお昼からと遅かったのと、マイカーの駐車場スペースの関係から、小森江口から少し登った所にある「小森江貯水池」(北九州の水道発祥の地だそうです)の子どもの森公園の駐車スペースに停めて、風師山登山口から登りました。(小森江コース)
一昨日の寒さとは、打って変わって、ポカポカ陽気の中の登山となったのですが、このコース、意外と急登だったこともあり、途中から暑くて汗だくになってしまいました。
このコースは、企救自然歩道の風頭と風師山の間の鞍部に向かって、真っすぐ登る感じなのですが、ジグザグ道で登って行きます。
鞍部に合流して、標識がありますが、右は、風師山、左は、清滝(登山口)方面と記してあります。なので、とりあえず、風師山を目指して右折したのですが、歩き出して、『ん?」って思ったので、ここで地図を取り出し確認してみる事にしました。
そうしたら、やはり、絶景の『風頭岩峰』は、左折だと分かりました。
この登山コースの一番の目玉ともいうべき場所が『風頭岩峰』だと思うので、やはり、ここは、その記載が案内されていたら、助かるのにな。って思いました。
暑さもピークだったので、ここで、インナーのタートルネックのウール素材のアンダーウェアを脱いで、ここからは、ヒートテックの薄いアンダーウェア1枚にして、防寒用のレインウェアを1枚羽織るだけで、登ることにしました。
結局、この鞍部の分岐から、左折して、少し登った所で、清滝方面からの道と『風頭岩峰』の分岐に出会いました。ここを左折して1分ほど進むと、関門海峡が眼下にした大展望がドーン!と、広がりました!
先日、登った、戸の上山山頂や大台ケ原からの眺めも、素晴らしいですが、この風頭からの、眺めは、戸の上山より、海峡にせり出している事。また高度が低い分、海峡が大きく見える事などが特徴で、関門海峡の目玉のひとつである、『関門橋』宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘の舞台となった『巌流島』が目の前に見えます!
また、対岸の山口県下関市の唐戸市場も目の前です。
ガイド本にも書いてありましたが、この絶景を目の前にしてると時間が経つのを忘れてしまいそうでした。
ここからは、夕陽がみられそうなので、いつか沈み行く夕陽を拝んでみたいものです。
名残惜しいのですが、30分程景色を堪能して、道を引き返し、風師山山頂を目指します!山頂は、風頭からは、10分ほどで、到着です。
ここの景色も素晴らしいのですが、何せ、風頭の絶景の直後なので、記念写真をとっただけで、風師山の南峰へ向かいます。南峰にもすぐ到達できました。展望はなく、NHKのアンテナが立っているだけです。
そこを過ぎると、下り始めますが、ここからの下りは、滑る箇所が結構有りましたので、慎重におりました。途中、企救山地が戸の上山から切れ込んで車道が通っている部分(いわゆる奥田峠あたりでしょうか)が低くなっているので、そこから周防灘の海が見えました。風師山からは、見えないだろうと思っていたので、発見でした!
ほどなく、奥田分岐に出ます。ここを矢筈山方面へ右折(西側)して下ります。
地形的には、風師山の尾根は、奥田峠の方へ下っている感じで、矢筈山方面へは、支尾根を下る感じです。
ここもかなりの急登を下って行く感じで、滑る箇所も幾度か有りました。ここを逆コースで登るのなら、小森江コースよりもハードかも?って思いました。
ここの森は、あちこちで見かける杉林は、よく見ると葉っぱの形状から、檜みたいでした。檜の森なのでしょうか?
鳥も結構見かけましたし、あちこちで鳴き声も聴こえました。先日の立花山でもそうでしたが、越冬でシベリアあたりから渡り鳥が飛来しているのかもしれませんね。
下り道は、結局200m以上高度を下げてから、矢筈山へ登り返します。途中、2カ所程、スタート地点の小森江公園方面への分岐がありました。
登り返して、ほどなく、車道に出会います。その場所が『一望平』というらしく、そこから、今登ってきた『風頭〜風師山〜南峰』を見上げるとが出来ます。
そして、矢筈山までは、ここから車道歩きです。ですが、未舗装の林道みたいで、とても歩きやすかった。予想では、てっきりアスファルト舗装と信じていたので、嬉しい誤算でした。
矢筈山の山頂は、ただっぴろい広場でした。展望は、ありません。
が
ここには、矢筈山キャンプ場があり管理人の方がいらっしゃいました。
そして、このキャンプ場は、何と、明治時代の『矢筈堡塁跡』の軍事遺跡をキレイに整備して、その当時の様子等を訪れる人に伝えてくれる一種の博物館みたいになっていました。
キャンプ場のご主人が、施設を丁寧にご案内してくださいました。
日清戦争前の、日本と清(今の中国)の緊張感が想像出来て、興味深かったです。
1時間ほど、この矢筈堡塁跡の施設/各部屋/当時の情勢/矢筈のなめの由来などのお話を伺う事が出来、とても有意義にすごすことができました。
このキャンプ場からも、展望は抜群で、関門海峡の背後に彦島、そのまた背後に、白島などが一直線に見えるので、ここが軍事的に重要拠点だったのもうなずけます。
そして、裏側には、周防灘(新門司フェリー港や新北九州空港方面)の眺望も抜群だったのは、意外でした。
この日は、PM2.5がひどく、かすんでいましたが、澄んでいれば、この矢筈山からも由布岳が見えるそうです!見てみたいものです!
大満足で、矢筈山を後にして、そこから車道をくだり、(途中、ショートカットした歩道道がありますが)子どもの森公園に到着!!
道中は、不思議とオナカが空かず、結局4時半頃、公園のベンチで、スープとおにぎりを食べました。
今回の山歩きの感想は、先日登った『立花山〜三日月山』のような、感じでした。
道も整備もされているし、ただ、『風師山〜矢筈山』の方が、アップダウンは、大きいですが。。。
また登りたいです!
コメント
この記録に関連する登山ルート
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josephさん。はじめまして。
観光地化されている場所を除けば、山中にひっそりと残る堡塁や高射砲陣地跡。
個人的なことを記しますと、
幼いころの秘密基地が、佐世保の某陣地だったせいか、
いまでも、たまに行ってみたい時がありますし、その他の遺構にも興味津々です。
長崎県内のものしか知らないんで、他の地域にも興味があります。
楽しみにしております。
iwayataraoさん
はじめまして。コメントをくださりありがとうございます!
堡塁跡などの歴史的遺構がお好きなんですね。
長崎は歴史的にもいつの時代も、重要拠点ですので、そういった遺構も数多く有るでしょうね。
私も、遺構は、大好きですので、いつか長崎県のそういった遺構も巡ってみたいです。
『佐世保要塞』なんかは、きっとスケールが大きいでしょうね。
あと、戦争遺跡では、ないですが、話題の『軍艦島』も、興味があります。
最近、知ったのですが、北九州市も長崎県ほどでは、ないですが、そういった遺構は、ひっそりとしたものが、いくつかあるようです。
今回の『矢筈堡塁』も国の所有を市が借りて、キャンプ場として運営していますが、管理人の方が常駐されているので、訪れた人に、説明をしてくれるようで、御陰で、理解できました。
いつか、こちらに、訪れる機会が、ありましたら、是非、立ち寄ってみてくださいね!
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