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Yamareco

記録ID: 5775015
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
妙高・戸隠・雨飾

遠征最終日は伝説に彩られた黒姫山へ

2023年07月30日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:38
距離
16.5km
登り
1,005m
下り
1,007m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:43
休憩
1:55
合計
8:38
5:09
13
5:22
5:22
9
5:31
5:31
67
6:38
6:41
37
7:18
7:19
44
8:03
8:14
10
8:24
8:24
18
8:42
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14
8:56
9:58
8
10:06
10:06
19
10:25
10:42
4
10:46
10:49
43
11:32
11:32
20
11:52
11:57
19
12:16
12:18
17
12:35
12:40
46
13:26
13:27
8
13:35
13:40
7
天候 晴れ ときどき くもり
過去天気図(気象庁) 2023年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
大橋登山口の駐車場は3〜4台程度のスペース。トイレなし。登山届ボックス有り。
コース状況/
危険箇所等
特段険しい場所はありませんが、峰ノ大池から笹ヶ峰分岐の間が苔むした岩の上を伝っていくような場所が多く歩きにくかったです。
その他周辺情報 登山後はむれ温泉天狗の館を利用しました。
https://tengunoyakata.com/
大橋登山口は県道からではわかりにくい。早朝薄暗い中、通り過ぎてしまい右往左往。
でもまぁ、気を取り直して…
ツ「行くぜ、黒姫山!」
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大橋登山口は県道からではわかりにくい。早朝薄暗い中、通り過ぎてしまい右往左往。
でもまぁ、気を取り直して…
ツ「行くぜ、黒姫山!」
最初はゆるい登り坂。
小鳥たちの囀りをBGMに朝もやの森の中を行く。
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最初はゆるい登り坂。
小鳥たちの囀りをBGMに朝もやの森の中を行く。
突然目の前が開けたと思ったら古池だった。
古池の水面に映る黒姫山。
無風で鏡のような古池。
なにやら神秘的である。
3
突然目の前が開けたと思ったら古池だった。
古池の水面に映る黒姫山。
無風で鏡のような古池。
なにやら神秘的である。
道は古池の周りを一周しているので、どちら周りでも良いのだが西岸のほうが若干距離が短い…かも。
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道は古池の周りを一周しているので、どちら周りでも良いのだが西岸のほうが若干距離が短い…かも。
半周したところで再び森の中へ。
古池に注ぐ沢沿いの道となる。
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半周したところで再び森の中へ。
古池に注ぐ沢沿いの道となる。
爽やかな水音を聞きながら歩く。
朝の澄んだ空気と相まってとても涼し気だ。
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爽やかな水音を聞きながら歩く。
朝の澄んだ空気と相まってとても涼し気だ。
微妙に怖い丸木橋。
湿っていて滑りそう…。
2
微妙に怖い丸木橋。
湿っていて滑りそう…。
登山開始から1時間半、新道分岐に到着した。
ここまでは順調に進んできた。
ツ「気温が上がる前に標高を上げたいッペ」
茶「連日暑さにやられてるからね…」
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登山開始から1時間半、新道分岐に到着した。
ここまでは順調に進んできた。
ツ「気温が上がる前に標高を上げたいッペ」
茶「連日暑さにやられてるからね…」
鬱蒼とした森の中を行く。
2
鬱蒼とした森の中を行く。
ときどき泥濘。
信濃の国のしなの木。
ここにはベンチが設置されていて休憩スペースになっている。
信濃の国のしなの木。
ここにはベンチが設置されていて休憩スペースになっている。
しなの木の周りは野鳥天国だった。
これはゴジュウカラの幼鳥かなぁ?
写真を撮ることはできなかったが、他にも様々な野鳥が入れ代わり立ち代わり現れて、なかなか先に進むことができなかった。
ツ「野鳥観察捗りすぎ!」
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しなの木の周りは野鳥天国だった。
これはゴジュウカラの幼鳥かなぁ?
写真を撮ることはできなかったが、他にも様々な野鳥が入れ代わり立ち代わり現れて、なかなか先に進むことができなかった。
ツ「野鳥観察捗りすぎ!」
しなの木を過ぎるといよいよ急登が始まる。
時刻はまだ午前7時を回ったばかりだが、早くも蒸し暑くなってきた。汗が滴り落ちる。
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しなの木を過ぎるといよいよ急登が始まる。
時刻はまだ午前7時を回ったばかりだが、早くも蒸し暑くなってきた。汗が滴り落ちる。
姫見分…という地名がついているようだが分岐があるわけではない。ここで進行方向が変わり尾根伝いの道となる。
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姫見分…という地名がついているようだが分岐があるわけではない。ここで進行方向が変わり尾根伝いの道となる。
姫見分から先は尾根沿いの穏やかな道だ。
樹木に囲まれているので見通しはないが木漏れ日の中をゆるゆると歩いていくのは気持ちがいい。
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姫見分から先は尾根沿いの穏やかな道だ。
樹木に囲まれているので見通しはないが木漏れ日の中をゆるゆると歩いていくのは気持ちがいい。
しらたま平という場所に出た。
その名の通りシラタマノキが其処此処に生えている。
そしてちょっとした展望地でもある。
2
しらたま平という場所に出た。
その名の通りシラタマノキが其処此処に生えている。
そしてちょっとした展望地でもある。
せっかくの展望地だが、今日も八時を過ぎた頃から雲が湧いてきた。なんと規則正しい天気パターンなんだろうか。これで4日連続同じパターンだ。
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せっかくの展望地だが、今日も八時を過ぎた頃から雲が湧いてきた。なんと規則正しい天気パターンなんだろうか。これで4日連続同じパターンだ。
山頂付近は針葉樹と笹原の林床が独特の景観を見せていた。
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山頂付近は針葉樹と笹原の林床が独特の景観を見せていた。
あーあ…、すっかりガスってきちゃったよ。
結局今日もこんな感じか〜と半ば諦めが入ってきたのだが…。
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あーあ…、すっかりガスってきちゃったよ。
結局今日もこんな感じか〜と半ば諦めが入ってきたのだが…。

山頂を前にして奇跡的に晴れた。
よし、この間に山頂に立ってしまおう!
3

山頂を前にして奇跡的に晴れた。
よし、この間に山頂に立ってしまおう!
峰ノ大池分岐をパスして、まずは山頂へ向かう。
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峰ノ大池分岐をパスして、まずは山頂へ向かう。
山頂直下は大きな岩がゴロゴロしている。
再びガスに覆われないうちに急いで、しかし慎重に進む。
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山頂直下は大きな岩がゴロゴロしている。
再びガスに覆われないうちに急いで、しかし慎重に進む。
山頂に着いた!
黒姫山、登ったどー!
3
黒姫山、登ったどー!
山頂には祠が一つ。
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山頂には祠が一つ。
雲は多めだが、眺望を楽しめる程度には視界が残ってくれた。
3
雲は多めだが、眺望を楽しめる程度には視界が残ってくれた。
…休んでいる間に、あっという間にガスに巻かれる。いいんだ、わかってたんだ、こうなるってことは。
2
…休んでいる間に、あっという間にガスに巻かれる。いいんだ、わかってたんだ、こうなるってことは。
遠征最終日なのでランチも奮発。
賞味期限切れ寸前のアルファ米五目ごはんと防災備蓄用おでん。
ツ「ボリューミーだが微妙にチープだ!」
3
遠征最終日なのでランチも奮発。
賞味期限切れ寸前のアルファ米五目ごはんと防災備蓄用おでん。
ツ「ボリューミーだが微妙にチープだ!」
満腹になったところで下山開始。
山頂は極めたのでピストンで下山してしまってもいいのだが、せっかくなので峰ノ大池に寄っていこう。
さっきパスした分岐を大池方面に進む。
1
満腹になったところで下山開始。
山頂は極めたのでピストンで下山してしまってもいいのだが、せっかくなので峰ノ大池に寄っていこう。
さっきパスした分岐を大池方面に進む。
…おっと、この道、大丈夫か?
大池への道に入った途端、微妙に道のグレードが下がったような…。
あまり利用する人がいないのだろうか?
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…おっと、この道、大丈夫か?
大池への道に入った途端、微妙に道のグレードが下がったような…。
あまり利用する人がいないのだろうか?
苔むした石の上を歩く。
急な下り坂だし滑りそうなので足元に気を使う。
3
苔むした石の上を歩く。
急な下り坂だし滑りそうなので足元に気を使う。
苔の岩道を下り切るとT字路にぶつかる。ここは左に行くのが正解だが、ちょっと右に寄り道して七ツ池を見ていこう。
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苔の岩道を下り切るとT字路にぶつかる。ここは左に行くのが正解だが、ちょっと右に寄り道して七ツ池を見ていこう。
おお、これは…。
広大な笹原と湿原、そして池塘からなる七ツ池が眼前に広がった。緑の絨毯が美しい。
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おお、これは…。
広大な笹原と湿原、そして池塘からなる七ツ池が眼前に広がった。緑の絨毯が美しい。
七ツ池一帯は野鳥の囀りで溢れていた。
しかもそれが美しく反響し、まるでコンサートホールかなにかに居るようであった。
ツ「この世の天国だっぺ」
4
七ツ池一帯は野鳥の囀りで溢れていた。
しかもそれが美しく反響し、まるでコンサートホールかなにかに居るようであった。
ツ「この世の天国だっぺ」
野鳥のコンサートを堪能し元の道へと戻る。
続いて現れたのは峰ノ大池。
こちらはさざ波一つ無い神秘的な雰囲気。
2
野鳥のコンサートを堪能し元の道へと戻る。
続いて現れたのは峰ノ大池。
こちらはさざ波一つ無い神秘的な雰囲気。
湖面には小黒姫山が写っていた。
…なんか対岸で大きな動物が動いていた気がするのだが、気の所為ということにしておこう。
2
湖面には小黒姫山が写っていた。
…なんか対岸で大きな動物が動いていた気がするのだが、気の所為ということにしておこう。
峰ノ大池を過ぎると泥&苔&木の根という滑りやすい三要素がガッチリタックを組んだ地獄のような道になった。
さっきまで天国だったのに落差が酷い。
2
峰ノ大池を過ぎると泥&苔&木の根という滑りやすい三要素がガッチリタックを組んだ地獄のような道になった。
さっきまで天国だったのに落差が酷い。
時に背丈を超える大きさの岩から岩へ飛び移りなが進まなければならない。乾いていたらなんてことはないのだが…。
ツ「怪我の再発が怖くて上手く歩けないっぺ…」
ツートンの表情がみるみる曇っていく。
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時に背丈を超える大きさの岩から岩へ飛び移りなが進まなければならない。乾いていたらなんてことはないのだが…。
ツ「怪我の再発が怖くて上手く歩けないっぺ…」
ツートンの表情がみるみる曇っていく。
長い苔岩ロードの後は一転おだやかな散歩道となった。
足して二で割ってくんないかな…。
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長い苔岩ロードの後は一転おだやかな散歩道となった。
足して二で割ってくんないかな…。
「大ダルミ」と書かれた看板が現れた。
ツ「うちらは中ダルミだっぺ」
茶「何の話!?」
2
「大ダルミ」と書かれた看板が現れた。
ツ「うちらは中ダルミだっぺ」
茶「何の話!?」
大ダルミとは湿原のことだった。
ほんの入り口までしか入ることができないのだが、何やら黄色い花が一面に咲いているのは確認できた。
2
大ダルミとは湿原のことだった。
ほんの入り口までしか入ることができないのだが、何やら黄色い花が一面に咲いているのは確認できた。
緩やかで穏やかな散歩道は続く。
…しかし、長い!(笑
苔の岩場ですっかり足を使い切ってしまった我々には辛い道のりが続く。
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緩やかで穏やかな散歩道は続く。
…しかし、長い!(笑
苔の岩場ですっかり足を使い切ってしまった我々には辛い道のりが続く。
人面岩…だそうだ。
ツ「猿っぽい」
茶「人も猿も大して変わらんということか」
3
人面岩…だそうだ。
ツ「猿っぽい」
茶「人も猿も大して変わらんということか」
ようやく新道分岐まで戻ってきた。
ツ「疲れたッペ…」
茶「ここまで来たらあと少しだよ、がんばろ」
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ようやく新道分岐まで戻ってきた。
ツ「疲れたッペ…」
茶「ここまで来たらあと少しだよ、がんばろ」
古池が見えてきた。
ツ「腹へった〜」
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古池が見えてきた。
ツ「腹へった〜」
暑〜。
ツ「かき氷食べたいっぺ…」
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暑〜。
ツ「かき氷食べたいっぺ…」
黒姫山を振り返って。
ツ「いいから早く帰るっぺ!」
3
黒姫山を振り返って。
ツ「いいから早く帰るっぺ!」
朝、見落とした種池。
日照りの時は、ここから水を汲み戸隠神社にお参りして雨乞いをしたとか。
2
朝、見落とした種池。
日照りの時は、ここから水を汲み戸隠神社にお参りして雨乞いをしたとか。
下山!
ツ「お疲れ様!!」
茶「まだ盛岡までの700kmドライブが控えているけどな」
ツ「げふ〜」
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下山!
ツ「お疲れ様!!」
茶「まだ盛岡までの700kmドライブが控えているけどな」
ツ「げふ〜」

感想

遠征最終日は黒姫山に登ってきました。
コースは古池や七ツ池など湖沼を巡る周回コース。地元の遭対協の方に「麓からの直登コースはつまらないよ」というアドバイスを受け、少し距離が長いのを覚悟の上で挑みました。
直登コースが本当につまらないのかどうかはわかりませんが、このアドバイスのお陰で変化に富んだ景色を楽しむことができて良かったなと思います。古池、七ツ池、峰ノ大池と湖沼だけでもそれぞれ違った表情を楽しむことができますし、点在する湿原でも様々な花を観察することができました。黒姫山に伝わる黒姫伝説は水にまつわるお話のようですね。これら様々の湖沼・湿原群を見ると、昔の人々が神秘性を感じて物語を作った気持ちがわかるような気がしました。
遠征最終日に八時間超えのコースは少々きつかったですが良い思い出となりました。

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