(ハイキング放浪記 東北編17) 震災遺構を巡る1日 仙台空港、閖上、山元町

2023年08月19日(土) [日帰り]

• GPS: 01:55
• 距離: 2.6km
• 登り: 1m
• 下り: 1m

コースタイム

日帰り

• 山行: 1:56
• 休憩: 0:00
• 合計: 1:56

9:09 スタート地点
11:05 ゴール地点

天候

晴れ　山は雨だったっぽい

アクセス

利用交通機関：

自家用車

仙台空港駐車場
名取市閖上近郊
山元町旧中浜小学校

写真

8/19 9:08

　はいー、今日は仙台空港にやってきました。ここも、東日本大震災のときには津波でめちゃくちゃになりました。

8/19 9:09

　仙台空港は、アクセスする鉄道があります。これは強みですね。羽田成田新千歳伊丹関西セントレア福岡宮崎、いいですねぇ。

8/19 9:13

　私鉄ですので、鉄道娘さんがいらっしゃいます。「社みなせ」さんだそうです。

8/19 9:13

　その横に、こんな写真撮影スポットがありました。顔出して写真を撮るのは誰でしょうか？

8/19 9:14

　仙台は国際空港なんですね。ここには良いグルメやお店はあるでしょうか。

8/19 9:16

　おぉ、何か七夕っぽい。

8/19 9:18

　「萩の月」、実は私食べたことないんですよ。

8/19 9:18

　中、2階の風景。まるで島みたい。

8/19 9:19

　出雲縁結び空港まで90分だそうです。そっかぁ、縁結びかぁ。

8/19 9:19

　そして、こんな表示があります。3.02メートルの津波がここにやってきて、空港がめちゃくちゃになりました。

8/19 9:20

　こんな展示スペースがありました。仙台空港も震災遺構なのです。

8/19 9:21

　地上にあるすべてのものが流されたそうです。

8/19 9:22

　空港内にいた人は、3階に避難をして一晩明かしだそうです。働いてる人、お客様、地域からも避難してきた人がいるそうです。

8/19 9:23

　この壁画、原画は漫画家「大友克洋」さんによるもの。

8/19 9:25

　大きいステージがありました。イベントの時などに使うのでしょうね。

8/19 9:26

　そう、仙台は東北の代表！？他の県の人が怒るか、あきらめるか？

8/19 9:27

　こういう提灯も仙台っぽい。

8/19 9:29

　空港内はこのような雰囲気で整っています。

8/19 9:29

　2階に展示してありました、「FA−200 エアロスバル」この地で、学生の練習機体として活躍したそうです。

8/19 9:30

　そう、宮城県はこけしパラダイス。

8/19 9:32

　屋上展望デッキに出てみましょう。この日は結構暑くて日向に入るとじっとりと汗をかきます。飛行機を撮影したり日陰に移り、また飛行機を撮影するときには日向に行きます。

8/19 9:33

　これから出発する。AIRDO機と、手前にあるのはスカイマークの機体です。

8/19 9:33

　仙台方面、ちょっと今日は霞んでいて見えませんね。

8/19 9:38

　離陸した瞬間の、富士エアラインです。

8/19 9:39

　これも、離陸した瞬間のAIRDO。

8/19 9:40

　一旦左のほうに旋回してから北に向かっていきました。

8/19 9:45

　仙台空港の時刻表です。2日前に訪れた花巻空港よりももちろん多いです。

8/19 9:56

　スカイマーク機が出発するようです。

8/19 9:57

　おお、飛び立った、飛び立った。

8/19 9:58

　ジェイエアの機体、小さいながらも、結構な距離を飛ぶようです。

8/19 9:59

　そして、ANAのプロペラ機、遠くにいてもプロペラの音が大きいです。

8/19 10:00

　先程のジェイエアが無事に飛び立っていきました。

8/19 10:05

　さぁ、プロペラ機がテイクオフするようです。テイクアウトはしません。

8/19 10:05

　飛んだ、飛んだ、プロペラ機が飛んだ、！

8/19 10:21

　ピーチエアラインがこれから飛ぶようです。どこに行くのでしょうかね。

8/19 10:22

　この色青空に入映えますね。

8/19 10:24

　出発した便が多数あり、やっと着陸する飛行機がやってきたようです。

8/19 10:24

　タイヤから煙を出して着陸、この瞬間の撮影に成功したら非常に嬉しいです。

8/19 10:47

　仙台空港エアポートミュージアム、通称「とぶっちゃ」。高橋留美子先生の影響でしょうか？「うち、飛ぶっちゃ！ダーリンに電撃だっちゃ！！」

8/19 10:48

　コックピットのレプリカを見ることができます。

8/19 10:48

　後は、二台のエアシミューター、この辺がメインでしょうか。

8/19 10:49

　仙台空港に燃ゆるキャラがいるようです。名前は「ヘロン」、頭の中には山下達郎が出てきました。「鳴かないで〰ヘロン、雨を呼ばないで〰♩」

8/19 10:52

　本日の朝食、ずんだソフトクリーム。そういえば朝ご飯食べるの忘れた。

8/19 10:58

　さて、後の3人のうち誰のところに顔を入れますか？あのちゃんはまだいないようですね。

8/19 12:00

　途中立ち寄ったイオンにて。この人も宮城の人だったね。

8/19 12:17

　昼食、イオンモールにてキムチチゲセット、辛さと熱さで体に喝を入れます。

8/19 13:13

　次にやってきたのが「名取市震災復興伝承館」です。名取市閖上にあります。この地区も海から来た大津波で全て流されてしまいました。

8/19 13:14

　津波前の閖上の様子、一軒ずつ名前が表示されています。

8/19 13:16

　この施設に寄せた、楽天イーグルスの選手たちの寄せ書きです。

8/19 13:16

　それぞれ誰のサインなのか、監督は星野さんの時ですね。

8/19 13:44

　館内は大きくないんですが、とにかく証言、ビデオなどが多く、けっこうな時間を使いました。

8/19 13:50

　近くにある「名取市震災メモリアル公園」に行きました。

8/19 13:50

　上に「震」という文字が見えています。明治三陸津波か、昭和三陸津波の記念碑でしょうか。

8/19 13:51

　ここにもありました、名取市閖上にある「日和山」です。ただし、津波はこの山よりも高く、この山にあったものも全て押し流したそうです。

8/19 13:51

　津波直後に地元の人たちが作った「閖上」という文字、きっと皆さんの力になったに違いありません。

8/19 13:52

　山頂にある神社、もちろん、津波後に再建されています。

8/19 13:52

　閖上桜、この地に植樹されたそうです。

8/19 13:56

　これが震災津波の慰霊碑です。てっぺんの高さが津波きた高さだそうです。

8/19 14:03

　心に沁みます。脳内音楽はずっとフォーレの「レクイエム」です。ベタですが。ヴェルディの「怒りの日」ではありません。

8/19 14:04

　閖上小学校前歩道橋の一部が展示されてありました。

8/19 14:05

　ちょっと離れて見る日和山、登った人はいたのでしょうか？そうだとしても、流されたのでしょうね。

8/19 15:29

　そして、南下してやってきました。山元町にある旧中浜小学校です。ここも震災遺構になっています。

8/19 15:31

　2階の一番上まで津波が来たそうです。しかも、逃げるべき高所がありません。

8/19 15:31

　志賀先生記念の池の碑、志賀先生とは細菌学者の志賀潔先生のこと、ゆかりがあるそうです。今となっては地震と津波の恐ろしさを物語っています。

8/19 15:32

　ここの学校は津波の高さの情報が入った時、平行移動を諦め、屋上の倉庫に全員逃げ込みました。ギリギリで全員助かったのです。

8/19 15:32

　津波火災は起きず、純粋に津波の被害の様子になります。

8/19 15:32

　この学校は、被害を受けた内部を公開しています。(児童が一晩過ごした倉庫のみ撮影禁止)

8/19 15:33

　凄まじい力がかかっています。

8/19 15:33

　写真で見るのも凄いけど、実物は圧倒されます。

8/19 15:34

　自然の力は恐ろしい。

8/19 15:35

　階段を上がって、2階に向かいましょう。

8/19 15:35

　2階の天井付近まで津波が来たようです。

8/19 15:37

　中浜小学校の在りし日の姿、体育館は撤去されています。

8/19 15:43

　2階もこんな感じです。

8/19 15:46

　2階の中でも被害の少なかった音楽室で、動画視聴をしてから屋上に行くことになります。

8/19 16:04

　屋上から見た海、校長先生は児童を避難させた後、祈りながら海を見ていたそうです。津波が10mを超えないように。

8/19 16:12

　時計塔も折れてしまました。

8/19 16:15

　校舎外観、ここまで津波が来たそうで。

8/19 16:15

　校庭には日時計が。この日の各学級の時間割が刻まれています。

8/19 16:17

　震災後に中浜地区で発見された、明治三陸津波と昭和三陸津波が来たことを祈念する碑。

8/19 16:18

　校庭から見た中浜小学校全景。

8/19 16:19

　2mの嵩上げ、2階分で8m、10mまでは耐えられると踏んで屋上避難を決めた校長先生。12mだったら悲劇だったのだろう。これは、祈るしかなかったはずだ。

8/19 16:20

　鉄骨が校舎のコンクリートに巻き付いている。鉄骨ですら曲げる津波の力。鉄骨飲料足りないんじゃない？！

撮影機器：

PowerShot SX740 HS CANON

感想

aideiei

　昨日見た石巻の様子が忘れられなく、この日も宮城県の震災遺構に向かった。今回見たかったものは「仙台空港」「名取市閖上」「旧山元町立中浜小学校」の3つである。
　リアス式海岸における津波被害ではなく、仙台平野における津波被害、入江とかがないためどんどん平野に津波が押し寄せるのである。寄せた波は右に行ったり左に行ったり、川を遡上してから溢れたりと予想がつかない動きをしました。よって「予想以外の津波被害」が被災した人も多かったと思われます。

　仙台空港では地面にあったもののすべてが流されました、そしてその当時勤めていた人や地元の方で避難した人、たまたま乗り継ぎなどでいた人などが一晩眠れない夜を過ごしたのでした。その時の記憶は展示コーナーの中にありました。
　なお、観光スポットとしては仙台空港はあまり魅力を感じませんでした。地元の食べ物の値段の高さ、お土産品などの品数の薄さなど、ちょっと残念でした。
　その後は名取市に向かいました。ここも大きな被害があった場所です、名取市による津波被害記念館ができていました。私はじっくりと見てから日和山と震災慰霊碑に立ち寄りました。住宅街は全て流され、日和山も全てあったものは流され、さらに名取市方面に津波は何度も流れていったのだそうです。

　その後、旧中浜小学校に向かいました。ここは校長先生の判断で近くの高所にで避難することを諦め、屋上の倉庫に児童全員を避難せさました。校舎2階分で8m、元々ある嵩上げが2m、予報である10mだったら耐えられるという判断だったそうです。
　倉庫に全員を避難させ校長のみ海を眺めていたところに津波が来ました。第一波とニ波でほぼ10m、屋上近くまで津波が来たそうです。そしてさらに大きい第三波、校長先生は「厳しい」と思ったそうですが、一波ニ波の引き波とぶつかり、波は小さくなりました。
　雪も降る校舎屋上、どういうもので寒さを凌ぎ、励まし合いながら一晩過ごしたのだろう。日の出を「ああ助かった。」という気持ちで見ることができたこと、校庭に一定のスペースがありそこにヘリコプターが降りることができたことで、次の日に全員役場の方に移動することができたそうです。

　写真で見るよりも、文献で見るよりも、実際行って見ることで理解が進むことを再確認することができました。