羅臼岳屏風岩敗退 〜残暑に灼かれて〜
- GPS
- 08:28
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 1,305m
- 下り
- 1,299m
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
いきなり落石によるルート変更地点がありましたが、そこだけでした。 やや笹かぶりが煩くなってきていました。 |
その他周辺情報 | もちろん熊の湯です。 今日はいつもほど熱くなく、恐らく44〜5℃前後だったと思います。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
ゲイター
靴
予備靴紐
ザック
昼ごはん
非常食
飲料
ハイドレーション
コンパス
笛
ヘッドランプ
携帯
ポール
カメラ
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感想
好天予報の週末です。
これはもう、山に行くしかありません。
とは言え、日曜日は朝の仕事がありますので、仕事を終えてからサクッと登れる山が理想なワケです。
「そう言えば今年はまだ羅臼岳に登っていなかったよね」
そしてここで考えます。
「確かに羅臼岳にはサクッと登ることが出来るでしょう。しかしウトロ側の岩尾別コースはとても混雑します。仕事が終わって、9時頃に登山口に着いたとして駐車スペースは残っているだろうか?しかもこのお天気ですし。」
ならば、ルートは長くなりますが、羅臼コースを選択してはどうでしょう?
羅臼温泉コースはダラダラと長いので、サクッと登る気楽さは損なわれますが、広いビジターセンター駐車場が満車になることはまず考えられませんし、他の登山者と会うこともあまりありません。
体調さえよければ9時出発で19時頃の下山も可能です。
ただ問題なのは私の体調です。
なにせ、実際に登ってみるまで自分の体調が良いのか悪いのか分からないところがあるのです。
「ちょっと睡眠不足気味だけど、朝の仕事は楽に動けていた」
まぁ、登ってみれば分かるよね。(笑
行き当たりばったりの私らしい選択です。
予想通り、羅臼ビジターセンターは職員と思われる方の車両以外はせいぜい2〜3台程度しか駐車しておりませんでした。登山口の記帳簿を見ても、私の前に登山を開始したのは1名のみのようでした。
ただ、思っていたより暑い!
朝から暑い!
登山口の気温は27〜28℃ほどでしたが、日差しが強くてそれ以上に感じられました。
案の定、登山を開始した私はいきなり滝の汗です。
汗取り用のバンダナが全く役に立っていません。
そのせいもあってか、身体が重く感じられます。ペースがなかなか上がりません。
「これは思ったより苦戦するかもなぁ」
登山中、国後島の爺爺岳が見えました。
爺爺岳は標高1822mで、実は羅臼岳よりも高いのです。(私は爺爺岳は千島火山帯最高点で標高2000m以上あると聞いていましたが、それは間違い【註:千島列島最高地点は北方領土ではなく最北端の小島アライド島のアライド山2339mでした。なんと旭岳よりも高い!】だったようです)
もし、「日本100名山」に爺爺岳が選択されていたとしたら、最も達成が困難な山になっていたことでしょうね。
私は里見台と泊場以外では長く足を止めることなく歩き続けましたが、『体調が良い』とは言えないノロノロした歩みでかなりのゆっくりペースになりました。
もしかすると熱中症に近い症状だったかもしれません。
沢に出ると、渡る風が涼しくなり、それまでの辛さは軽減されましたが、既に消耗が激しかったのかボ〜ッとした状態から抜け出すことが出来ませんでした。
「14時半までに岩清水に到達できていなかったら撤退する」と決めていましたが、14時を15分ほど過ぎてやっと屏風岩に出ることが出来ました。
「完全にタイムオーバーだね。今日は残念だけどココまでだわ。」
下山を決めます。
このコースはここからが正念場で、急登あり岩登りありお花畑あり熊との遭遇チャンスあり、ココからこそがお楽しみ満載なのですが、とても残念です。
来た道をダラダラと下り、なんとか明るいうちに無念の下山をします。
そして明るいうちに久々の「熊の湯」で汗を流します。
今日の熊の湯は観光客が多かったようで、「熱くて入れない」人が何人もいましたが、いつもよりはぬるめだったように感じました。
あぁ、また宿題が出来ちゃったなぁ。
コメント
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こんばんは。
タイムオーバーで残念でしたんね。実は同日、私も羅臼温泉コースから羅臼岳に行こうと思っていましたが、朝の段階で断念しました。
記録を拝見したところ、まだまだ、色々な花が咲いているのですね。
阿寒はほぼ終わった感じでした。
コメントありがとうございます!
なんと!もしかするとまたニアミスの可能性があったのですね!
今思うと、「身体がちゃんと起きていなかった」のではないかと感じられます。暑さの影響もあったのかもしれませんが、月末月初の疲れを引き摺って、身体も気持ちもどこかフワフワして力が出ないアンパンマンのような感じでした。
標準比0.5以上を記録してみたいアスリートもどきにはお恥ずかしいタイムが記録されてしまいました。
花は初夏なら屏風岩から上こそが群生地なのですが、意外と山麓部にも様々な植生が観測できました。里見台近辺にはハナイグチもたくさん生えていたので、採って持ち帰りたかったです。ラクヨウの味噌汁、大好物なんです。(笑
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